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セパンでのホプキンスの活躍に期待するリズラ・スズキ
インテリマーク編集部
2006年9月6日

リズラ・スズキ・チームは、ブリヂストンが得意とし、2月の冬季テスト中はエース・ライダーのジョン・ホプキンスが常にトップ5に入る好タイムを記録していたセパンに、今週の金曜日から戻ってくる。チームのセパンに対する期待は高いようだ。
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■開花した2006年を有終の美で飾りたいホプキンス

ジョン・ホプキンスは、イタリアGPから前回のブルノまでに連続7回のトップ10フィニッシュを記録しており、今シーズンは自身のGP経歴の中で最も高い成績を収めている。また、ホプキンスにとってセパンは昨年の予選で1列目スタートを確保している得意のサーキットであり、今年の勢いを得意のマレーシアでさらに高めたいところだ。

■接近戦となったチャンピオン争いと6位争い

写真ホプキンスはシーズン中盤に、今期はランキングのトップ5に入る事を目標としたが、現在のランキング上位5名であるポイントリーダーのニッキー・ヘイデン(201pt)、2位のダニ・ペドロサ(176pt)、3位のバレンティーノ・ロッシ(163pt)、4位のマルコ・メランドリ(161pt)、5位のロリス・カピロッシ(151pt)は最終戦近くまで優勝を争う可能性が高い。

現段階において、ホプキンスのトップ5入りはかなり現実的に難しい状況となったが、6位のケーシー・ストーナー(101pt)、7位のケニー・ロバーツ・ジュニア(92pt)、8位のコーリン・エドワーズ(90pt)、および現在ランキング9位のジョン・ホプキンス(83pt)のポイントは接近戦となっており、6位まで順位を上げる事は最終戦までに十分可能だろう。

■2年目の活躍に期待が持てるバーミューレン

一方で、ホプキンスのチームメイトのクリス・バーミューレンは、MotoGPデビュー・イヤーとなる今期は未経験のサーキットでは無茶をせず、安定した走行を心がけているようだ。
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SBKで経験済みのサーキットでは優れた走りを見せる事の多いバーミューレンは、エース・ライダーのホプキンスと同様に来期もスズキ・チームで走る事が決定しており、2年目の活躍に期待がかかっている。SBK時代はホンダの秘蔵っ子だと噂されていたクリス・バーミューレンの現在のランキングは13位(61pt)。

■デニング監督「3連戦では性能をフルに発揮して戦いたい」

リズラ・スズキのチーム監督であるポール・デニングは、多くの新型パーツを導入したものの、レースではマシン・セッティングに苦戦する事となったブルノを振り返り、ライダー2名はその中でも高い能力を見せつけた事をコメントしている。

なお、ブルノ翌日のテストでは、クリス・バーミューレンは新型シャシーのテストを行っていた。

写真「ここ1ヶ月半はレースが1回しかありませんでしたので、またレース活動に戻れて嬉しく思います。ここからは3連戦ですから、最終戦まで一気に時間が進むでしょうね。」とデニング監督

「セパンはライダーたちが良く知っているサーキットです。気象条件ごとに準備すべき事は予測ができますし、週末を開始する上でいいセッティングもすでにあります。ブルノでは少し苦しみましたが、レースで2人のライダーはいい走りを見せてくれて自信を高めました。」

「ジョンとクリスの体調は良好です。体力を要求されるセパンには理想的なコンディションで臨めますよ。特にジョンは最高の状態でセパンに向かいますから、彼には高い成績が期待できると思います。また、この3連戦のサーキットはリズラ・スズキのGSV-Rやブリヂストン・タイヤとの相性がいいので、クリスにとっても同様の事が言えます。」

「スズキは毎レースごとに色々な進化を遂げていますので、3連戦では性能をフルに出し切って戦いたいと思っています。まずはマレーシアからですね。」


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