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コニカミノルタ「今シーズンを価値のあるものにする」 |
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2006年9月6日
7月16日のドイツGP決勝中、先頭集団の中でトップ5を走行中に他のライダーの転倒に巻き込まれて左ひざの靱帯を痛めた玉田誠選手は、その次戦となったアメリカGP、およびチェコGPでは、怪我の痛みから苦しい戦いを強いられた。
■シーズン終盤の玉田選手に期待するコニカミノルタ・ホンダ
玉田選手は、チェコGPの後は日本に戻って2週間静養し、マレーシアから始まる厳しい3連戦に向けて体調を整えたようだ。
シーズン序盤にはフロントまわりのセッティングに悩み、復調の兆しが見えたシーズン中盤には怪我で攻めの走りができなくなるなど、難しいシーズンを過ごしてきた玉田選手とコニカミノルタ・ホンダ・チームだが、玉田選手のマレーシアに向けての高い意気込みに、チームは期待を寄せている。この3連戦の最後には、玉田選手の得意なツインリンクもてぎでのレースも待ちかまえている。
■玉田選手の慣れ親しんだセパン
セパン・サーキットは、マレーシアの首都であるクアラルンプールからは50km南に位置する最新鋭のーキットである。近代的な技術が多く採用されているサーキットとして知られるセパンは、広く機能的で充実した観覧施設などを含め、近年建設されるサーキットの手本となる事が少なくない。
セパンについて、コニカミノルタ・ホンダの技術責任者であるジュリオ・ベルナルデッレは以下の通り説明している。
「MotoGPクラスが設立された初期の頃から、セパンは特に冬季のテストに多く使われています。」とベルナルデッレ。
「2003年から、私たちはマコトと共に数千kmもの走行をここでは経験してきました。ですからマコトはこのコースを完璧に理解しています。」
「コース幅は非常に広く、コース終盤には2本の長いストレートをつなぐ大きな左ヘアピンがあり、MotoGPバイクはここで2速ギアを使用してコーナリングします。」
「エンジンにも大きな負担がかかるサーキットですよ。ロングストレートでは全てのエンジン・パワーを使って加速力を見せつけなければいけませんからね。」
■モンティロン「今シーズンを価値のあるものにする」
コニカミノルタ・チームの責任者であるジャンルカ・モンティロンは、3連戦中の玉田選手の活躍に期待を寄せ、来期となる2007年シーズンについても若干コメントした。
「次の3レースは、マコトに高い成績を期待する重要な3週間になります。私たちが2007年の計画立案に向けて作業を開始している時でもありますから、得意のサーキットでマコトは頑張ってくれる筈です。」とモンティロン。
「ここ何週間かで、私はチームのメンバー全員と会う機会に恵まれましたが、今でも全員がシーズン序盤と同様の高い意欲を示してくれている事を大変に嬉しく思いました。」
「またヨーロッパを離れて長い挑戦が始まります。今のところはまだあまり刺激的なシーズンとは言えませんが、私たちは今シーズンを価値のある形で終わらせたいと強く願っています。」
■玉田選手「得意のサーキットで結果を出したい」
玉田誠選手はドイツGPで負った怪我の様子には一切ふれる事なく、セパンに向けての高い意欲を示し、チームや応援してくれる全ての人ためにいい結果を残したいとコメントしている。玉田選手のセパンでの最高位は、2004年に記録した5位だ。
「セパンのコースは好きですね。」と玉田選手。
「いつも通りレースへの意欲は高いですよ。自分のためだけではなく、チームや自分を応援してくれる全ての人たちのために、いい結果を残したいと思っています。」
「ブルノの後は日本に戻り、これからの3週間に向けて準備をしてきました。いい結果を残さなければいけない事はよく理解しています。シーズンの残りもあと僅かですからね。」
「これからは自分のライディング・スタイルにあったサーキットが続きますから、いい結果が残せると思います。」
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