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セテはチェコGP出場を断念、代役は今回もアレックス・ホフマン |
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2006年8月17日
セテ・ジベルナウは今週のチェコGPには出場しない。チェコGPにおけるジベルナウの代役は、前回と同様にプラマック・ダンティーン・チームのアレックス・ホフマンが担当する。
■ジベルナウのチェコGP出場断念をチームが公式発表
ドゥカティーのセテ・ジベルナウは、アメリカGPの翌週である7月26日に、カタルーニャGPのオープニングラップで負った左鎖骨の骨折箇所を固定し直す為に再手術を受けていたが、ドゥカティー・コルセは8月16日(イタリア現地時)に、ジベルナウが今週のチェコGPには出場できない事を正式に発表した。
カタルーニャの事故直後である6月20日に受けた手術の経過が悪く、左腕に全く力が入らなくなった事をレース復帰後のドイツとアメリカで訴えていたセテ・ジベルナウは、夏休みの第1周目に母国のスペインで精密検査を受けている。
この検査の結果、1回目の手術に用いた金属プレート(チタン)は骨折箇所を固定するのに強度的な問題があり、この影響で合併症を併発している事も判明した為、ジベルナウは直ちに入院して2回目の手術を7月26日に受けていた。
■直前まで回復を待ったが、医師の判断は「危険すぎる」
当初ドゥカティー・コルセは、8月2日にジベルナウのブルノの出場可否が決定する事を発表していたが、その後にチームからの公式発表はなく昨日の8月16日まで沈黙を保っていた事から、セテのチェコGP出場は不可能だろうとする憶測がヨーロッパのメディア内ではささやかれていた。
ジベルナウは昨日の8月16日に最終的な医療チェックを受けたが、彼の治療を当初から担当しているミール医師は、セテの現在の回復状況では今回のチェコGPへの出場は危険すぎるとの最終決定を下し、今回の発表に至っている。
■セパンでの復帰に向けて治療に専念するジベルナウ
現在、セテ・ジベルナウはレースへの復帰目標を、9月10日にセパンで行われるマレーシアGPに定めているようだ。過去2回の欠場の影響により現在はランキングを13位まで落としているジベルナウは、再びの欠場の発表と同時に、以下のコメントを発表している。
「チームと担当医師と一緒に今回の決定を下しましたが、レースに復帰する際にはただポイントを稼ぐよりも、可能な限り体調が整っている事の方が重要ですので、治療を継続する上でも最良の選択を行ったと思っています。」とジベルナウ。
「ですので、シーズンの終盤戦を鋭気と決意を持って戦えるようにする為に、今は治療に専念します。」
「繰り返しになりますが、チームには本当に感謝しています。初めて参加した時からずっと私を家族のように扱ってくれていますので、特に今回のように難しい状況の中では心から有り難く感じられます。」
■代役は今回もアレックス・ホフマン
尚、明日の8月18日から開催されるのチェコGPでは、前回のアッセンとイギリスでジベルナウの代役を担当したプラマック・ダンティーン・チームのアレックス・ホフマンが再び代役を務める事が決定している。また、プラマック・ダンティーン・チームは、ホフマンの代役ライダーには前回と同様にスペイン選手権に参戦中のイバン・シルバを起用する事を16日に公式発表している。
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