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チェコからの6戦にかける玉田選手
インテリマーク編集部
2006年8月12日

短い3週間の夏休みを終え、各MotoGPチームおよびライダーたちは、来週の金曜日(8月18日)までにチェコ共和国のブルノサーキットに再び集結する。

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夏休み中、コニカミノルタ・ホンダの玉田誠選手は、7月16日のドイツGPで負った左ひざの怪我の痛みに苦しみながらも、7月30日の鈴鹿8時間耐久ロードレースにBSBの清成選手とペアを組んで参加し、マシンの不調により表彰台は逃したものの、日本のファンにその元気な姿を見せてくれた。

ここではチェコGPの一回目のプレビューとして、玉田選手とコニカミノルタ・チームのブルノに向けてのコメントを紹介する。

■玉田選手の残り6戦を信じるコニカミノルタ・チーム

夏休みが残り1週間となった現在でも、ひざの状況が心配される玉田選手だが、チェコのブルノ・サーキットは玉田選手が好みとするテクニカルなサーキットであり、チームはドイツGPで事故に巻き込まれるまでのトップ争いが、本来の玉田選手の姿である事を証明したいとしている。

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コニカミノルタ・チームの責任者であるジャンルカ・モンティロンは、今期はあまり高いレースでの成績を残す事ができていない玉田選手が、残り6戦で本来の走りを見せてくれる事を期待するとコメントしている。

「この休暇のおかげで一息つくことができました。」とモンティロン

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「今はレースを再開するのが楽しみですし、マコトがトップ集団で戦う事を期待しています。今年のマコトは1回(ドイツGP)を除いてそれほど目立った活躍ができていませんが、今回こそ、あれが一回きりの出来事ではなかった事を皆に見せつける時です。」

「私たちはライダーの実力と、彼がシーズン残りを立て直す能力がある事を信じています。マコトは激しい走りを要求されるムジェロに似たコースレイアウトのチェコが大好きですから、これらの特性は彼のいい走りにつながる筈です。」

■玉田選手「金曜日のフリー走行から攻めたい」

写真玉田誠選手の2004年のブルノでの成績は4位、昨年の2005年は10位だった。玉田選手は、チェコGPまでにひざの状態が回復し、攻めの走りが初日の金曜日からできるようになりたいと語る。

「ここ数週間は、7月16日に負った左ひざの怪我の痛みはありましたが、リラックスして過ごす事ができました。」と玉田選手

「ひざの影響が8耐の走りに出てしまいましたが、夏休みが終わるまでに体調が必要レベルに回復して、フリー走行が最大限に活用できるようにはなっていたいです。それにいいレースがしたいです。」

「ブルノのコースデザインは大好きですよ。連続するコーナーの流れに沿ってリズムをつかむサーキットですから、金曜日から攻めたいですね。」

■テクニカルで景色の美しい中速サーキット

チームのマシンセッティングならびに技術面の総監督であるジュリオ・ベルナルデッレは、ブルノ・サーキットの特徴を以下の通り説明している。

「いくら今のMotoGPマシンのパワーで走っても、ブルノはまだ中速サーキットに分類されるコースです。」とベルナルデッレ

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「全てのコーナーは2速のギアを使って走りますが、1コーナーの高速カーブだけは例外で3速を使います。」

「コースは丘に囲まれた森の中に位置しており、その高低差には目を見張るものがあります。技術的に見て最も大きな要素は、複数のS字コーナーで要求されるブレーキングと加速力です。」

「また、最終区間はとても美しい景色ですよ。メインストレートにつながる斜面を上り、大きな右カーブのヘアピンを抜けると二つの左から右にぬけるS字コーナーがありますが、ここがラップタイムを稼ぐのに重要な場所なんです。」


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