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セテ・ジベルナウが再手術、チェコGP出場は未定
インテリマーク編集部
2006年7月28日

セテ・ジベルナウはアメリカGPから帰国後の今週水曜日、カタルーニャGPで骨折した鎖骨の手術を再び受けている。

写真

■ジベルナウの術後の回復状況に問題

6月18日のカタルーニャGP決勝レースのオープニングラップで転倒し、左の鎖骨を骨折したセテ・ジベルナウは、事故から2日後にバルセロナで手術を受け、その後は赤旗中断後のカタルーニャを含む3連戦を欠場した。ドイツGPと先週のアメリカGPには復帰したセテ・ジベルナウだったが、術後の回復状況はあまり良くなかったようだ。

カタルーニャでの事故直後にジベルナウはバルセロナのデシェウス病院に入院し、過去に左の鎖骨を骨折した時に入れていた金属プレートを取り除き、少し大きめの新しいチタンプレートを再挿入して折れた鎖骨を固定するという手術を、彼の担当外科医であるザビエル・ミール医師により6月20日に受けていた。

■金属プレートの強度不足

写真レースに復帰後のドイツとアメリカでは左肩に力が入らない事を訴え、「事故の影響で神経や筋肉に炎症が起きているからではないか」と不安を述べていたジベルナウだが、実は鎖骨に挿入したチタンプレートそのものに問題があったようだ。

7月27日にドゥカティー・チームが正式発表した内容によると、ジベルナウがアメリカGPからスペインに帰国してすぐにミール医師の元でレントゲン検査を受けた結果、前回の手術で再挿入したチタンプレートには強度が不足していた事が判明し、その影響で合併症が引き起こされていたという。

■7月26日に再手術を決行、チェコGPへの参加は未定

今後の体調の悪化を避ける為、ミール医師とジベルナウの決断により、現地時間の7月26日(水)に左鎖骨の再手術が行われている。2度目の手術では、挿入している金属プレートを固定するボルトの強化を行うと共に、ジベルナウ自身の血液中から取り出した成長因子を注入して骨の回復促進を図ったようだ。

今回ジベウナウに改めて必要となる回復期間は、事故直後に行われた1度目の手術後よりは短期間になる事が見込まれており、ミール医師はジベルナウが次のレースに出場できるように回復させると述べている。

8月20日にブルノ・サーキットで決勝レースが行われるチェコGPに、ジベルナウが実際に出場するかどうかの最終決定は、8月2日の医療検査後に確定する。


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