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アメリカGP予選 キャメル・ヤマハの決勝マシンは星条旗カラー |
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2006年7月23日
アメリカGP2日目の予選、キャメル・ヤマハ・チームのコーリン・エドワーズは、セッション終盤に突然タイムを上げてきた。
トップタイムを刻んでからは殆どピットでくつろいでいたリズラ・スズキのクリス・バーミューレンが記録した1分23秒168を上回るべく、セッション終盤に第1から第3の区間タイムを更新してきたコーリン・エドワーズは、惜しくも第4区間でタイムを落として自身初のGPでのポールポジションを逃したものの、追い抜きが難しいとされるラグナ・セカでの1列目スタートを確保する事に成功した。
また、エドワーズのチームメイトであり、MotoGP王者のバレンティーノ・ロッシは、2日目は予選用セッティングに苦しみ、前回のドイツGPでの追い上げで優勝を飾った時と同じ10番グリッドを確保して、この日の全てのセッションを終えた。
コーリン・エドワーズは1列目2番グリッド、バレンティーノ・ロッシは4列目10番グリッドから、明日のラグナ・セカでの決勝レースをスタートする。
2番グリッド)コーリン・エドワーズ USA キャメル・ヤマハ 1分23秒321
エドワーズは、自身のホームGPでの1列目スタートに大変満足しており、翌日のウォームアップでも続けてセッティング改善を試みるとコメントしている。
「今日はとんでもない暑さだね!」とエドワーズ。
「明日のスターティング・グリッドにはとても満足ですよ。ホームレースを1列目からスタートできる事自体に大きな意味がありますからね。」
「微調整程度でしょうが、明日の午前のウォームアップでも、まだいくつかセッティングを変更するかもしれません。」
「コークスクリューまでのレースペースはいい感じで確保できていますが、それ以降があまり良くありません。体感するほど実際はひどくないのかもしれませんが、コース後半の感触が本当に良くないですね。すごくデコボコしているのでいいリズムを掴むのは難しいです。」
「いずれにしても、明日は1列目からのスタートですし、全力で戦いますよ。」
「アメリカに戻った記念と、コースの安全性を改善するのに支援をしてくれたアメリカ・ヤマハへのちょっとした感謝の意味をこめて、明日は特別仕様のカラーのバイクに乗ります。」
「星とストライプのテーマカラーですから、自分にも幸運をもたらしてくれるといいですね!」
10番グリッド)バレンティーノ・ロッシ ITA キャメル・ヤマハ 1分24秒047
バレンティーノ・ロッシは、ラグナ・セカにおけるアメリカ勢のシークレット・ラインを攻略する事はやはり2年目も非常に難しいとコメントしている。
またロッシは、今年は06年型M1の不調もあり、予選での高順位獲得は難しいとしながらも、この日の午前でマシンの調子は大きく改善できたと述べた。しかしながら、追い抜きが難しいラグナ・セカで4列目からスタートする事には不安を覚えるという。
「今年のプラクティスは自分にとって厳しい状況です。レースで戦えるレベルに仕上げるのには毎回大変な作業が必要です。」とロッシ。
「今日の午前中に新しい事をいくつか試してからはバイクの調子がだいぶ良くなり、速く走れるようにもなりましたが、ここはザクセンリンクよりも追い抜きが難しいので明日がひどく不安です。」
「追い抜き箇所は、1コーナーの後のブレーキングと5コーナーと最終コーナーくらいです。多分コークスクリューもその1つなんでしょうが、これはアメリカ勢の極秘事項ですからね。去年はコーリンにあそこで抜かれましたが、いったいどうやってるのか自分には分かりませんよ!」
「いずれにしても、計測結果を見る限りでは、去年よりはあの部分も速く走れるようになってますから、今回は多分大丈夫だとは思います。」
「路面のガタつきが少ないラインを探して、追い抜きしやすい場所を見つける必要がありますね。この高温の条件は厳しいですよ。33周はすごく大変でしょうね。」
「ヘイデンが速い事は分かっていますが、それでも彼の前でレースを終えたいと思っています。ポイント差をこれ以上広げずに縮めたいと思う以上、それが一番重要ですからね。」
「明日の午前中に試したい事がまだいくつかありますので、日曜日には大幅な改善がされる事を期待したいです。ザクセンリンクの時みたいにね。」
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