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2006年7月23日
ポールポジションを獲得したリズラ・スズキのバーミューレンと同じく、ブリヂストンタイヤを履くドゥカティーワークス勢は、路面温度が60度に達したアメリカGP2日目の予選に苦しんでいる。
レースタイヤでも予選タイヤでも、納得のいくグリップが得られなかったようだ。また、ドゥカティーやカワサキを始めとするブリヂストン勢は、自分たちがタイヤ選択に苦しむ中での今回のバーミューレンのポールポジションに、驚きを隠せない様子だ。
ロリス・カピロッシは5列目13番グリッド、セテ・ジベルナウは6列目16番グリッドから、明日のラグナ・セカでの決勝レースをスタートする。
13番グリッド)ロリス・カピロッシ ITA ドゥカティー・マルボロ 1分24秒268
午前のセッションを終えた時にカピロッシは、結論として「ブリヂストンが今回持ち込んだタイヤの中に、ラグナ・セカの特性に合う物が見つからなかった」というコメントを残している。
翌日の決勝レースではフロントタイヤの耐久性を重視したセッティングを見つけたいと語ったカピロッシは、13番グリッドとなった午後の予選を終え、予選タイヤはレースタイヤよりもさらに遅かったとコメントしている。
「午後は大きな変更をしましたが、効果は得られませんでした。タイヤが言う事を聞いてくれませんし、フロントの接地感がありません。」とカピロッシ。
「フロントまわりが引き寄せられる(tuck)感じになり、バイクをうまく曲げる事ができません。午前には進歩があったので、午後には改善がさらに進む事を期待していましたが、あてが外れたので以前のセッティングに戻しています。」
「難しい状況です。レースタイヤよりも予選は遅くなりました。今はフロントの接地感がもう少し回復してくれるのを望むだけです。この状況のままだと守りの走りしかできなくなりますからね。」
「ここにはポイントを稼ぎにきたのではなく勝ちたいんです。でも、その状況が整っているとは言えません。」
16番グリッド)セテ・ジベルナウ SPA ドゥカティー・マルボロ 1分24秒634
セテ・ジベルナウもチームメイトのカピロッシと同様に午前から納得のいくマシンの感触が得られていない。午前中に「マシンの挙動に不安がある」と述べていたセテ・ジベルナウは、左肩から腕にかけて力が入らない事が原因となりコークスクリューでブレーキングがうまくかけられないようだ。
フロントまわりのトラブルが2日間を通して解決できなかったというセテ・ジベルナウは、同じタイヤを履くリズラ・スズキのクリス・バーミューレンが今回ポールポジションを獲得した事を賞賛した。
「これ以上悪くなる事はありませんからね。」とジベルナウ。
「レースタイヤのタイムと予選タイヤのタイムが変わりませんでした。もし仮に予選の順位がそれほど悪くなかったとしても、ここまでの自分のレースペースは満足できるものではありまん。」
「問題はフロントまわりの問題を解決できない事です。それに体調も万全ではありません。今回は後ろから追い上げるレースになりますから、ひとつひとつ物事を進めていくしかありません。」
「でも、チームとブリヂストンの事は100%信用していますよ。」
「クリス(バーミューレン)とブリヂストンに、ポールポジションへの祝福の言葉を贈ります。タイヤがそんなに悪くない事を証明しましたからね。」
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