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アメリカGP初日 ニッキー「コースはOK」、ダニ「まだ気は抜かない」 |
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2006年7月22日
2005年のアメリカGPにおけるサーキットレコード(レース中)はコーリン・エドワーズが記録した1分23秒915だ。また、同じく2005年のベストラップ(予選タイヤ)はニッキー・ヘイデンが保持する1分22秒670。
レプソル・ホンダの2名のライダー、ニッキー・ヘイデンとダニ・ペドロサは、今回のアメリカGP初日の成績を2位と3位という好成績で終えている。
昨年はポール・トゥー・ウインで初優勝を地元で飾ったニッキー・ヘイデンは、2005年のエドワーズのラグナ・セカでのサーキット・レコードを上回る1分23秒859を記録した初日総合トップのロバーツ・ジュニアには及ばなかったものの、翌日2日目にはさらにタイムを改善できると確信している。
また、ラグナ・セカでの走行が今回初めてとなったスペイン人ルーキーのダニ・ペドロサは、昨年もラグナ・セカを経験している他のレギュラー・ライダーたちが新しい舗装路面に馴染めずセッティングに苦しむ中、地元のロバーツとヘイデンに次ぐ3番手タイムを初走行となるアメリカGP1日目にいきなりたたき出した。
■ヘイデン、「コースはOK」
初日総合の2番手タイムはレプソル・ホンダのニッキー・ヘイデンが記録した1分24秒125。
初日の走りにはあまり納得がいかなかったというニッキー・ヘイデンだが、地元のファンからの大声援を浴びて1日目の母国GPを楽しむ事ができたようだ。また、自身の尊敬するAMAダートトラックとAMAスーパーバイクの両方の元チャンピオンであり、世界GP最高峰クラス500ccへの参戦経験を持つババ・ショバートと感動の対面をこの日にしている。
一部のライダーが不満を述べる路面状態については、感触はそれほど悪くないとし、良くない部分についても今から変更ができるわけじゃないとコメントした。
「率直に言えば、以前ほどのここでの好感触は得られませんでした。でも2回目のセッションが終盤に近づくにつれいい方向性が見つかり、感触はだいぶ良くなりました。」とニッキー・ヘイデン。
「今日1日はあまり満足できる結果ではありませんが、明日はもっと全開で走れて、もう少しは楽しめるようになる筈です。気持ちは複雑ですけどね。」
「ここの観客は本当にすごいですね。ラグナで走るのは自分にとって本当に特別な感覚です。」
「新しい舗装は期待していたほどいい状態ではなくて、少しガタつきます。でもそれほど悪くはありませんし、いくつかの場所が安全面で改善されたのはいい事です。」
「つぎはぎの部分はあまり感触が良くありませんが、全体的にみればOKでしょう。コースが変更できる訳じゃありませんしね。それにブレーキは深くまでかけられるようになりましたし、アクセルも早く開けられるようになりました。」
「午前にババ・ショバートに会えたのが素晴らしかったです。彼は自分の子供時代にダートトラックのヒーローでした。今日は彼のレプリカ・ヘルメットをもらいましたが超かっこいい(cool)ですよ。」
「彼のヘルメットを被れるなんてすごく光栄ですし、見た目がとてもいいんです。日曜日にトップを走ったらさらにかっこ良く見えるでしょうね。」
■ラグナ・セカの秘密を探るペドロサ
初日総合の3番手タイムはレプソル・ホンダのダニ・ペドロサが記録した1分24秒194。
初心者には難しいとされるラグナ・セカで、1日目から並み居る強豪を抑えて3番手の好タイムを記録したダニ・ペドロサはこの日もマイペースだ。
コースの学習に集中し、ラグナ・セカの秘密に迫ろうとしたとペドロサは語る。
「今日、主に集中したのは初めてのコースを学ぶ事と、ラグナ・セカの秘密を探る事です。」とペドロサ。
「コースがデコボコしてるのでいいセッティングを見つけるのは簡単じゃないです。コーナーも速いのからタイトなのや、上り下りがあるのやら種類も様々ですからね。それに加えて重力が激しくかかる部分もあれば、まったく平面のコーナーもあり、これら全てを正しく配慮してセッティングするのは難しいですよ。」
「明日はいいバランスを見つける作業を続けて、可能な限り速く走れるようにしたいです。コークスクリューは特別ですね。他にあんなコーナーは見たことがありません。でもライディング自体は大丈夫ですし、特に問題はありません。」
「今日の終わりまでにこんなに高い順位が取れるなんて期待もしていませんでしたからすごく嬉しいです。でも当然ながら明日になればみんな速くなりますから、まだ気は抜きません。」
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