|
|
|
|
ドイツGP250cc決勝 デ・アンジェリス「高橋に技術で負けた」 |
|
|
|
|
2006年7月22日
7月16日(日)、ドイツのザクセンリンク・サーキットにおいて、MotoGP250ccクラスの決勝レースが行われた。この日のザクセンリンクは晴天に恵まれ、気温は19度、路面28度、湿度17%の気象条件の中での決勝スタートとなった。
■ポイントリーダーのドヴィツィオーゾとロレンソとの差は1ポイントに
開幕前のインタビューで、「自他共に認める年間タイトル候補」と自らについて豪語したフォルツナ・アプリリアのホルヘ・ロレンソは、シーズン開幕2連勝を余裕の独走勝利で決め、予てからの噂通り、ランキングトップを一年間余裕でリードするかのように見えた。
しかしながら、ロレンソはMotoGP第3戦となるトルコGPから不調が相継ぎ、転倒リタイアによるノーポイントを数回繰り返す中、ブレーキングとコーナリング重視のライディングで開幕から連続8回の表彰台記録を樹立したヒューマンゲスト・ホンダのアンドレア・ドヴィツィオーゾがポイントリーダーの座を奪い取り、多くの予想に反してホンダがアプリリア勢を抑えて前半戦をリードする結果となった。
アプリリアのストレート加速に対し、ホンダのドヴィツィオーゾがエンジンパワーの不足を訴え続けながら地道に表彰台を獲得する一方で、ホルヘ・ロレンソはイタリアGPから快調な走りを取り戻した。
前回のイギリスGPではブレーキングでロレンソを捉えようとしたアンドレア・ドヴィツィオーゾが17ラップ目に2位を走行中に転倒、トップを走っていたロレンソはそのまま独走勝利となり、ドヴィツィオーゾは失意の6位フィニッシュでレースを終えている。
この結果、ポイントリーダーのアンドレア・ドヴィツィオーゾは、ランキング2位のホルヘ・ロレンソから僅かに1ポイントのみのリードとなり、今回のシーズン折り返しとなるドイツGPは、ザクセンリンク・サーキットを苦手とするドヴィツィオーゾがどこまでホルヘ・ロレンソの勢いを抑えきれるかに注目が集まるレースとなった。
■スターティング・グリッド
1列目ポールポジションはフォツツナ・アプリリアのホルヘ・ロレンソ、2番グリッドはヒューマンゲスト・ホンダの高橋裕紀選手、3番グリッドはカタルーニャGPから怪我のため2戦を連続欠場し、前回のイギリスGPからレースに復帰したフォルツナ・アプリリアのエクトル・バルバラ、4番グリッドはチーム・トース(アプリリア)のロベルト・ロカテリ。
2列目5番グリッドはマステルMVAアスパル(アプリリア)のアレックス・デ・アンジェリス、6番グリッドはKTMの青山博一選手、7番グリッドはキーファー・ボス・レーシング(アプリリア)のアンソニー・ウェスト、8番グリッドにはザクセンリンクが大の苦手だというポイントリーダー、ヒューマンゲスト・ホンダのアンドレア・ドヴィツィオーゾがつけた。
3列目9番グリッドはジレラのマルコ・シモンチェリ、10番グリッドにはレプソル・ホンダのGPルーキーである青山周平選手が続く。
■レース開始、ロカテリが好スタート
シグナルが消え、全車が一斉にスタートする中、好スタートを決めたのはチーム・トースのロベルト・ロカテリ。その後ろにヒューマンゲスト・ホンダの高橋選手、フォルツナ・アプリリアのエクトル・バルバラ、高橋選手のチームメイトのアンドレア・ドヴィツィオーゾが続く。ホールショットを奪ったのはロカテリ。
オープニングラップ、1コーナー出口から順に、先頭のロカテリ、2番手の高橋選手、3番手のバルベラ、4番手のドヴィツィオーゾが続き、すぐにドヴィツィオーゾはバルベラの前を奪って3番手にポジションを上げた。4番手となったバルベラの背後には彼のチームメイトのホルヘ・ロレンソが迫る。
■ドヴィツィオーゾが先頭に立ち、ロレンソがそれを奪う
最終コーナーからコントロールラインをトップで通過したのはロカテリと高橋選手を交わしたアンドレア・ドヴィツィオーゾ。高橋選手、ロレンソ、ロカテリ、バルベラ、アレックス・デ・アンジェリスがその後に続いた。
2ラップ目のホームストレート、先頭のドヴィツィオーゾと2番手の高橋選手にロレンソは並びかけ、1コーナーまでに一気に2台からトップのポジションを奪った。高橋選手はドヴィツィオーゾを交わして2番手に。
■いつもの逃げ切り体制に入りたいロレンソ
1コーナーから順に、先頭のロレンソ、2番手の高橋選手、3番手のドヴィツィオーゾ、4番手のロカテリ、5番手のバルベラ、6番手のデ・アンジェリス、7番手の青山博一選手、8番手の青山周平選手、9番手のマルコ・シモンチェリが続く。
3ラップ目、早くもロレンソは逃げの体制に入り、2番手の高橋選手を0.5秒引き離した。
■デ・アンジェリスにラインを奪われ高橋選手が後退
デ・アンジェリスはドヴィツィオーゾを交わして2番手の高橋選手の背後につけると、右コーナーで高橋選手のラインを半ば強引に奪ってイン側に割り込んだ。高橋選手は行き場を失ってアウト側に押し出される形となり、4番手となったバルベラの後ろ5番手まで後退した。
4ラップ目、先頭からロレンソ、2番手のデ・アンジェリス、3番手のドヴィツィオーゾ、4番手のバルベラ、5番手の高橋選手、6番手のロカテリ、7番手の博一選手、8番手のシモンチェリ、9番手の周平選手が続く。
4番手のバルベラが3番手のドヴィツィオーゾを激しく追い立てるように背後に迫っている。青山博一選手はシモンチェリに交わされ8番手に後退。
■ロレンソに迫るデ・アンジェリス
6ラップ目、2番手のデ・アンジェリスがトップのロレンソとの差を徐々に詰めて0.2秒差まで迫った。3番手のドヴィツィオーゾは先頭の2台から約0.5秒離され始める。
ドヴィツィオーゾの背後にはバルベラが密着するように走行しており、その後方5番手の高橋選手はバルベラから0.8秒後退した。
■先頭3台が06年型アプリリアに
バルベラはストレートでドヴィツィオーゾを交わし3番手に。ここで先頭から3台は全てアプリリアのマシンとなった。
4番手となったドヴィツィオーゾの後ろ5番手を走行する高橋選手の1秒後方には、ロカテリ、シモンチェリ、青山博一選手が続く。
7ラップ目、カタルーニャで引退を表明したセバスチャン・ポルトの後任ライダーとしてレプソル・ホンダに参加したマルティン・カルデナスがコース終盤に転倒、そのままリタイアした。
8ラップ目、先頭集団は順にロレンソ、デ・アンジェリス、バルベラ、ドヴィツィオーゾ、高橋選手の5台に絞られた。1.5秒後方の第2集団となったのはロカテリ、シモンチェリ、青山博一選手の3台。
9番手の周平選手は兄である博一選手の3秒後方を走行している。
■デ・アンジェリスがトップに
10ラップ目、ホームストレートでデ・アンジェリスはロレンソに並びかけ、1コーナーのインを完全にロレンソから奪い取ってトップに立った。最終コーナーではドヴィツィオーゾがバルベラを交わして3番手に浮上。
この時点の順位は先頭からデ・アンジェリス、2番手にロレンソ、3番手にドヴィツィオーゾ、4番手にバルベラ、5番手に高橋選手。
11ラップ目のホームストレートでバルベラはドヴィツィオーゾに並びかけ、1コーナーでのブレーキングを遅らせ再び3番手に。
■ロレンソを引き離す好調な走りのデ・アンジェリス
逃げ切りたいトップのデ・アンジェリスは、猛加速で2番手のロレンソを0.5秒まで引き離している。
12ラップ目の1コーナー、バルベラがチームメイトのロレンソの前をブレーキングで奪い、2番手に浮上した。先頭集団はトップのデ・アンジェリス、2番手のバルベラ、3番手に後退したロレンソ、4番手のドヴィツィオーゾ、5番手の高橋選手の順となった。
ロレンソは高速ダウンヒル終端の右コーナーでバルベラのインを奪って2番手に順位を戻し、バルベラは再び3番手に。フォルツナ・アプリリアのチームメイト同士が2位を争う中、先頭のデ・アンジェリスが逃げる。
■フォルツナ間のいざこざをよそに、逃げるデ・アンジェリス
13ラップ目の1コーナーでもバルベラとロレンソのフォルツナ・アプリリア・バトルが繰り返された。ホームストレートで2番手のロレンソに並びかけたバルベラは、1コーナー出口をまたもロレンソから奪い取った。
トップのデ・アンジェリスがフォルツナ間の争いを後方1秒近くまで引き離している。
14ラップ目、青山周平選手とアンソニー・ウエストが9番手を争い激しく順位を入れ替える。
15ラップ目の1コーナー、高橋選手がチームメイトのドヴィツィオーゾを交わし4番手に浮上した。順位は先頭からデ・アンジェリス、0.9秒後方に2番手のバルベラ、3番手のロレンソ、4番手の高橋選手、5番手のドヴィツィオーゾが続く。
ドヴィツィオーゾの3秒後方にはロカテリ、その3秒後方にはシモンチェリ、そのさらに3.5秒後方にはKTMの青山博一選手。博一選手の3秒後方には9位争いをする周平選手とアンソニー・ウエスト。
■激しくなる2番手争い
16ラップ目、1コーナーで高橋選手がロレンソの前を奪い3番手に浮上した。高橋選手のペースが徐々に上がり、ロレンソは逆にペースが落ちている。
17ラップ目のストレート、ロレンソとバルベラがアプリリア・パワーを全開にする。高橋選手の横をフォルツナの2台が並んで加速し、その1.2秒先の1コーナーへ先頭で飛び込んだデ・アンジェリスを追った。高橋選手はこれにより4番手に後退し、1コーナーを先頭からデ・アンジェリス、2番手に浮上したロレンソ、3番手のバルベラ、4番手の高橋選手、5番手のドヴィツィオーゾが走り抜ける。
■表彰台圏内を維持する高橋選手
18ラップ目、高橋選手が1コーナーでバルベラのインを奪い3番手に浮上し、表彰台圏内に復帰した。最終コーナーでドヴィツィオーゾもバルベラを交わし4番手に。バルベラは5番手まで後退。
19ラップ目の1コーナー、バルベラがブレーキングでドヴィツィオーゾを交わして4番手に浮上するが、高速ダウンヒル終端の右コーナーでドヴィツィオーゾはこれを奪い返し4番手に。バルベラは再び5番手を走行。
20ラップ目、先頭からデ・アンジェリス、1.2秒後方を2番手のロレンソ、3番手の高橋選手、4番手のドヴィツィオーゾ、5番手のバルベラ、その6.3秒後方を6番手のロカテリ、さらに7.5秒後方には7番手の青山博一選手が続いた。
■シモンチェリが転倒、青山兄弟vs.アンソニー・ウエスト
ジレラのマルコ・シモンチェリはこの周回に転倒しリタイア。
22ラップ目の1コーナー出口、高橋選手はロレンソの前を奪い2番手に。1秒前を走るデ・アンジェリスの追撃体制に入り猛加速を始めた。
青山博一選手は徐々に後退し、8番手を争う弟の周平選手とアンソニー・ウエストのバトルに合流。
23ラップ目のホームストレート、アンソニー・ウエストが青山兄弟の間を猛加速で通り抜け7位に。博一選手は8番手に後退し、その後ろには周平選手が続いた。
■トップに迫る2番手の高橋選手
24ラップ目、先頭のデ・アンジェリスと2番手の高橋選手との差は0.7秒まで詰まった。その後ろには3番手のロレンソと4番手のドヴィツィオーゾが続き、5番手のバルベラはドヴィツィオーゾから1.7秒後方に下がった。
25ラップ目、先頭集団の前方にはバックマーカーが現れ、先頭のデ・アンジェリスと高橋選手の差が極端に縮まる。
26ラップ目、逃げるデ・アンジェリスの0.3秒後方まで迫った2番手の高橋選手が、フロントとリアを時折滑らせながら先頭のデ・アンジェリスにプレッシャーを与え続けている。
■デ・アンジェリスと高橋選手から離されるロレンソ
27ラップ目、高橋選手の後方につけていた3番手のロレンソは、高橋選手から徐々に距離を離され始めた。ランキング2位のロレンソの0.8秒背後にはポイントリーダーのドヴィツィオーゾ。
残り2周の28ラップ目、再びバックマーカーが数台現れ、処理に手間取ったデ・アンジェリスの背後に高橋選手が迫る。もう2台の差は全くない。
必死に逃げる先頭デ・アンジェリスと、前を狙い続ける高橋選手が高速ダウンヒルを落ちるように加速していく。3番手のロレンソは高橋選手の0.9秒後方まで下がり、4番手のドヴィツィオーゾはさらにその1.5秒後方を走っている。
■ファイナルラップ、デ・アンジェリスに抜き所を抑えられる高橋選手
ファイナルラップ、ザクセンリンク最大の抜き所である1コーナーへの飛び込みで高橋選手はデ・アンジェエリスの前に出ようとするが、デ・アンジェリスに被せられて前に出る事ができない。最終ラップをリードしたのはデ・アンジェリスだ。
全てのコーナーで高橋選手はデ・アンジェリスの真後ろにつけるが前に出る事ができない。
1コーナーに次ぐ抜き所の高速ダウンヒル下の左コーナーに、デ・アンジェリスはマシン2台分ほどの差をつけて2番手の高橋選手よりも先に飛び込んだ。残るは短いストレートと最終コーナーだけだ。高橋選手は猛加速でマシンを揺らしながらデ・アンジェリスとの差を詰める。デ・アンジェリスのマシンも暴れている。
最終コーナーが近づく。
■イン側に滑り込んだ高橋選手
高橋選手はデ・アンジェリスの後方から早めに切り返し、少し大回りとなったデ・アンジェリスとは全く異なるイン側のラインから最終コーナーに飛び込んだ。意表をつかれたようにデ・アンジェリスは自身の左前方に抜け出した高橋選手を慌てて見ながらスロットルを開けるが、すでに高橋選手のマシンは加速体制に入っていた。
■高橋選手が今期2度目の勝利、ポイントリーダーはロレンソに
先頭でチェッカーを受けたのはGP通算2度目の優勝を果たしたヒューマンゲスト・ホンダの高橋裕紀選手。高橋選手の優勝には、ホンダの世界GP250ccクラスにおける通算200勝目というおまけまでついた。
マステルMVAアスパルのアレックス・デ・アンジェリスは0.058秒差で初の250cc優勝を逃し2番手となった。2人から1秒遅れて3位チェッカーを受けたのはフォルツナ・アプリリアのホルヘ・ロレンソ。
続いて4位はヒューマンゲスト・ホンダのアンドレア・ドヴィツィオーゾ。この瞬間、ポイントリーダーの座はドヴィツィオーゾと2ポイント差でホルヘ・ロレンソのものとなった。
5位はフォルツナ・アプリリアのエクトル・バルベラ、6位はチーム・トースのロベルト・ロカテリ、7位はアンソニー・ウエスト。
KTMの青山博一選手は8位、レプソル・ホンダの青山周平選手は9位でドイツGPを終えた。
■パルクフェルメで襲いかかるデ・アンジェリス
最後までクリーンな走りに徹し、堂々の勝利を飾って喜びのウイニングランをする高橋選手の後方では、最終コーナーの出来事が信じられないといった様子のアレックス・デ・アンジェリスが、肩を落としてゆっくりと走行している。
パルクフェルメでは、チームと喜ぶ高橋選手を遠目に見ながらホルヘ・ロレンソが表情を変えずにたたずんでいる。
突然、デ・アンジェリスが高橋選手に飛びつき抱きしめ始めた。今回の勝負には文句なしと言ったところか。
■各ライダーのコメント
以下に、レース後の各ライダーのコメントを示す。
優勝)高橋裕紀 JPN ヒューマンゲスト・ホンダ
最高でしたね!
1961年の世界GP250ccクラスでホンダに最初の勝利をもたらしたライダーの名字も高橋さんですが、同じ名字の自分もちょうど200勝目みたいです。
今回のレースは本当に大満足ですね。すごく激しいレースでした。
序盤はダウンヒルでフロントを殆ど失いかけていて、思うように乗れなくて少し苦労しました。それであまり身体を外側に落とさないようにライディング・スタイルを変更したんです。それ以降はリズムがだいぶ良くなりました。
ロレンソに追いついてからはずっと後ろについて差を詰める事に成功しました。ロレンソを抜けたのは彼がそこでミスをしたからです。この時点で前を走るのはデ・アンジェリスのみになりました。
デ・アンジェリスはとても速かったんですが、後ろで彼の走り方を見ているうちに、勝てる事がわかったんです。第1コーナーで抜くつもりだったんですが自分がミスをしてしまいちょっと焦りましたが、最終コーナーで交わす事ができたので結果的に勝つ事ができました。
チームが本当にいい仕事をしてバイクを完璧にしてくれていたので、限界までプッシュすることができたんです。
2位)アレックス・デ・アンジェリス RSM マステルMVAアスパル
グランプリで初勝利を飾るチャンスでしたが、今回の結果についてはどうしようもありませんでした。
スタートに成功してからすぐに速いペースで走れるようになり、先頭に立ってからはミスをしない事だけに集中して、後続との差を広げました。
終盤は徐々に高橋が背後に近づいてきたので、最終ラップでは最後まで前に出させないように頑張って、最終コーナーでも限界ギリギリまでブレーキを遅らせたんですが、高橋の方が技術が上でした。
年間ランキングを考えれば、ポイントを多く獲得できた事が今回は双方にとって重要だったと思います。
3位)ホルヘ・ロレンソ SPA フォルツナ・アプリリア
レースの前は勝ちたいと思ってましたが、それが無理だと分かったので3位を確保する方針に変更しました。それに今週末を通してのチームの仕事内容には満足しています。
多分もっと柔らかいコンパウンドのタイヤを使うべきだったと思います。終盤にだいぶ滑り始めましたのであまりリスクを冒す事はできませんでした。
優勝が難しいと分かったので、頭脳戦でレースを戦って年間ポイントを多く取る方を選んだんです。
4位)アンドレア・ドヴィツィオーゾ ITA ヒューマンゲスト・ホンダ
今日のレース中に掴めたリズムについては満足ですが、4位という結果にはがっかりです。
レースの序盤は先頭集団と同じペースで走れたので、優勝も狙える事がわかりました。でも、裕紀とロレンソがデ・アンジェリスを追いかけてプッシュし始めた時、バルベラに2〜3箇所のコーナーでペースを落とされる結果になり、2人から離されてしまってその差を縮める事は難しくなりました。
ポイントランキングではロレンソから2ポイント離されましたが、あんまりここで焦らずに着実にいく事が大切だと思います。
とにかく今期のシーズン前半には満足しています。ずっと安定したライダーとしてここまで来ましたからね。
8位)青山博一 JPN レッドブル・KTM
今回の自分の戦いはいつもと違って観ている人たちはあまり楽しくなかったでしょうね。でも自分にとってはかなり大変なレースだったんです。
スタートはうまくいったんですが、その後のペースが遅すぎて7位を確保する事も十分にできない状態でした。
これからラグナ・セカに行って、その後で家族のいる日本に戻ります。
9位)青山周平 JPN レプソル・ホンダ
今日のレースについては全然嬉しくありません。
スタートは良くも悪くもない感じでしたが、序盤に他のライダーを追っているうちに問題が出てしまいました。サスペンションのセッティングが完全な状態じゃなかったんです。
ペースを安定させて走ったんですが先頭集団はすごく速くて追いつけませんでした。今回はもっといい成績を本当は期待してたんです。
簡単な事ではありませんが、次回のレースに向けてサスペンションのセッティングをもっと煮詰めるつもりです。
|
|
|
|
|
|
|
|
|