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ニッキー・ヘイデン インタビュー「最初からGPライダーになりたかった」 |
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2006年7月21日
母国GPとなるラグナ・セカを前に、レプソルYPFがニッキー・ヘイデンの公式インタビューを公開している。
ここでは、現在のポイントリーダーであるレプソル・ホンダのエースライダー、ニッキー・ヘイデンのアメリカGPに向けてのインタビュー全文を紹介する。
世界選手権のポイントリーダーとしてアメリカGPを迎えられるのは素晴らしい事でしょうね?
ええ、ホームGPにポイントリーダーとして戻ってこれた事は本当に誇りに思いますよ。
まだレースは半分しか終わってませんし、シーズンの最後をトップで終わらなければ意味がない事くらいは分かってます。でも、多くの人は自分がこの段階でトップにいるとは思ってなかったでしょうね。
シーズン序盤の自分はひどい負け犬状態だったと言わざるを得ません。開幕から数戦が過ぎて自分がポイントをリードするようになってきても、みんなそれをフロック(一時的な幸運)としか思ってくれませんでしたからね。
でも今はまわりもチームの事を本物だと思い始めてますし、自分たちも今年は真剣なんです。
去年ラグナ・セカで勝った時はどんな気分でしたか?
去年ホームレースで勝った時は初めての優勝でしたから、GPを地元で勝てたという人生最良の日でした。
レースの勝利は以前に何度も経験していますが、それのどれにも勝る勝利だと思いましたね。
MotoGPでも最初の年にルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得したり、いい成績は残していましたが、表彰台に立って自分たちの国歌を、アメリカ国民の前で聴くのは本当に感動的でしたし、最高の気分でした。
今年は状況が少し違うと考えてますか?
去年のレースは本当に楽しめましたよ。あの時は快調でしたからバイクに乗るだけでも楽しかったし、まわりは家族や友人だけではなくケンタッキーからもいっぱい仲間が応援に来てましたからね。
最高の時でしたから、今回も同じように楽しみにしてます。でも、レース当日は真剣勝負ですよ。
またファンの前で勝ちたいし、それに今年はポイントリーダーですから、勝利の意味もさらに大きくなります。今年は激しく争ってる一人ですし、優勝して25ポイントを持ち帰らなきゃいけません。
あなたはアメリカではビッグ・スターですか?
アメリカではMotoGPはあまり知られていませんし、他のスポーツの方が人気は大きいです。
ヨーロッパとか、その他のMotoGPに熱中してる国と同じような人気はありません。
前回のドイツのレースとかは20万人の観客が押し寄せますが、そういうヨーロッパの熱狂的な場所の後にホームに来ても、地元の人たちの中に溶け込んで楽しめますよ。ロック・スターになるためにこのスポーツを選んだわけじゃありませんからね。
自分が引っ込み思案だとは思っていませんが、家に帰ったらゆっくり遊んだりトレーニングもしたいし、そんな環境があってこそ強くなって、いい戦いができるんです。
僕の事はアメリカでも徐々に知られるようになってきたので、このジャンルのスポーツにはいい事だと思います。
将来はアメリカでももっと人気が大きくなるでしょうし、ラグナの今週末もきっとワイルドになる事は間違いないですよ。
ラグナではご家族が周りに来られるでしょうね。それに私たちはあなたのお父様をレースの場でよくお見かけします。この状況はあなたにいい影響がありますか?
ええ、家族から応援してもらえるのはすごくラッキーですよ。いい人や心強い人が周りにいるのは大切な事ですからね。それに、父は自分のレーシング・チームの一部なんです。
今年はここまで調子がいいし、友人を作るのが今はとても簡単な状況なんですよ。電話がまたよく鳴るようになって、みんな僕と会いたいって言ってくるか、もしくはレースのチケットが欲しいって言うんです。
でも、いい応援団が持ててラッキーだと思います。他にもアメリカに戻った初期のうちから、ホンダが自分と一緒に行動してくれていますし、そういう自分を信頼して応援してくれる人がまわりにいれば、自然に自分もベストな状態になりますからね。
以前からGPで走りたいと思っていましたか?
兄弟と一緒にアメリカGPを観戦しに来ていました。確か1994年でしたので、去年GPがアメリカに戻る前の最後のレースだったと思います。
まだ小さな子供の時なのでフェンスによじ登って見てましたが、あのバイクの群れを見て、自分がやりたい事がなんなのか、言葉で理解するより先に気がつきました。アメフトの選手(quarter back)やNASCARのドライバーになりたいとは思っていませんでしたね。
GPでレースがしたかったんです。
じゃあホームGPでは勝つと思いますか?
えっと、去年は勝ってますからね。持てる全ての力で今回も挑みますよ!
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