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250cc ロレンソ「ドヴィツィオーゾに勝つ事は考えない」 |
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2006年7月14日
過去2戦のオランダGPとイギリスGPで、ホルヘ・ロレンソの独走2連勝という圧倒的な勝利を収めたフォルツナ・アプリリア・チームは、本日より開催される第10戦ドイツGPでの3連勝達成を狙っている。
■ホルヘ・ロレンソの3連勝達成を信じるフォルツナ・チーム
開幕から2連勝後のトルコではオープニングラップでの転倒リタイア、その次の中国では4位、さらに次のフランスでは7周目に焦りとも思える追い抜きをかけて転倒リタイアするなど、シーズン3戦目から極端に好調な流れから見放されたかのように見えたフォルツナ・アプリリアのホルヘ・ロレンソだが、6戦目のイタリアGPからは開幕当時同様の圧倒的な走りが復活している。
現在のロレンソのポイントランキングは2位であり、ポイントリーダーであるヒューマンゲスト・ホンダのアンドレア・ドヴィツィオーゾとのポイント差は、イギリスGP終了時点で僅かに1ポイントまで迫った。
フォルツナ・アプリリアの公式リリースによれば、チームはホルヘ・ロレンソがドイツでの3連勝を達成し、それと同時にランキングトップの座をドヴィツィオーゾから奪い返す事を信じて疑わないという。
■エクトル・バルベラの体調も万全な状態に
また、ロレンソのチームメイトであり、母国GPであるカタルーニャ・グランプリを目前にして自宅近くで右腕を骨折して2レースを欠場していたエクトル・バルベラも、前回のイギリスGPからレースに復帰して5位を獲得している。
イギリスGP終了後に「今はまだ痛みがあるので、ドイツGPまでに体調をさらに回復させて表彰台を狙いたい」とバルベラは発言していたが、現在では痛みも殆ど無くなったらしい。
■ロレンソ「ドヴィツィオーゾに勝つ事は考えない」
ホルヘ・ロレンソは、ドヴィツィオーゾに勝つ事を意識してレースはしていないと語る。
「最高の状態で休暇に入れるように、過去2戦の調子を今週も再現できるように頑張るつもりです。」とロレンソ。
「ザクセンリンクでは1コーナーでいつも騒ぎが起きますから、ここではスタートが重要になります。レース中にいいペースをつかむ事だけではなく高いグリッド位置も必要です。」
「ランキングトップまでわずかな差になりましたが、ドヴィツィオーゾに勝つ事への執着はありません。ライバルを意識しすぎるのではなく、1戦ごとに100%の実力を出すだけです。」
「今の自分は好調ですから、この状態を維持できるように頑張ります。ただ、頭を使う必要はあります。」
■休暇はリハビリに専念し、今は100%の状態
エクトル・バルベラは、イギリスGPからの10日間の休暇はリハビリに専念し、ほぼ本人も納得のいく状態まで体調を回復させた様子だ。
「右手の怪我は完全に回復したと思います。問題なく動かせますし、筋力も戻って来ましたので、ドイツでは100%の体調で好成績を狙えると思います。」とバルベラ。
「リハビリに真剣に取り組んで来ましたから、その効果も大きかったです。」
「ザクセンリンクではいいセッティングを見つけたいです。ドニントンで解決できなかった特にフロントまわりの問題を直して、先頭集団で戦いたいですね。」
「このコースは好きです。125cc時代に表彰台に乗れたいい思い出のあるサーキットです。」
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