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250cc ドイツからのシャシー・セッティングに自信を示すヒューマンゲスト |
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2006年7月13日
MotoGPクラス以外の小排気量クラスのライダーにとって、今回のドイツGPは短い夏休みを前にした最後のグランプリとなる。翌週のアメリカGPはMotoGPクラスのみの戦いだ。
ここでは、250ccクラスにおけるヒューマンゲスト・ホンダ・チームとレプソル・ホンダ・チームのドイツGPに向けてのコメントを紹介する。
■迫るロレンソ
現在250ccクラスでランキングトップを行くヒューマンゲスト・ホンダのアンドレア・ドヴィツィオーゾ、そのチームメイトの高橋裕紀選手、およびレプソル・ホンダのルーキである青山周平選手を初めとするホンダ勢は、ザクセンリンクは自分たちにとって有利なサーキットと考えているようだ。
ホンダ勢を初めとする殆どのチームは、直線加速が得意として知られるアプリリアを駆るフォルツナ・アプリリアのホルヘ・ロレンソに、過去2戦は圧倒的とも言える勝利を奪われた。
この結果、現在ポイントリーダーであるヒューマンゲスト・ホンダのアンドレア・ドヴィツィオーゾはランキング2位のホルヘ・ロレンソに僅か1ポイント差まで迫られる事になり、イギリスGP終了後にドヴィツィオーゾは「アプリリアとの差がありすぎる。ポイント差には何の意味もない。」と発言していた。
■ロレンソとの戦闘モードに気持ちを切り替えるドヴィツィオーゾ
イギリスGP直後は弱気ともとれる発言をしていたヒューマンゲスト・ホンダのアンドレア・ドヴィツィオーゾだが、明日から始まるドイツGPを前に、ロレンソとの本格的なタイトル攻防戦に向けて気持ちをより戦闘モードに切り替えたようだ。
ザクセンリンクを自分が好きかどうかは関係ないとドヴィツィオーゾは語る。
「ザクセンリンクはGPカレンダーの中で好きなサーキットとは言えませんが、この際に自分の好みは重要じゃありません。」とドヴィツィオーゾ。
「過去にドイツではいいレースをしてきましたが、ホンダ250ccマシンの優位性を高めるにはいいシャシーのセッティングを見つける必要があります。ここ数戦は少し苦しい戦いが続きましたが、イギリスGPの後の2日間のブルノでのテストがいいベースセッティングを見つけるのに役立ちました。」
「まだ自分がポイントリーダーですが、既に差は僅か1ポイントですので、今後はロレンソからの攻撃を振り払う必要があります。」
■高橋選手「シーズン残りに向けていいベースセッティングを見つけた」
フランスでの初優勝以来、表彰台をあと一歩のところで逃している現在ランキング5位につけるヒューマンゲスト・ホンダの高橋裕紀選手は、ドヴィツィオーゾと同様に、先週行われたブルノでの合同テストが、いいベースセッティングを見つける上で有益だったとコメントする。
「先週のブルノでのテストは自分にとってすごく重要でした。」と高橋選手。
「ドニントンでは自分たちのシャシー・セッティングの方向性を少し見失っていましたから、ブルノでは残りのシーズンを通して使えるいいベースセッティングを見つけるように頑張りました。」
「ザクセンリンクはとても好きですから、金曜日の最初のセッションからプッシュしていきたいですね。」
■青山周平選手「ザクセンリンクは大好きなサーキット」
ドニントンのレースではロカテリとの熾烈な4位争いを演じ、残り3周でブレーキングミスにより転倒して13位に終わった事を「チームに申し訳ない」と落胆していたレプソル・ホンダの青山周平選手は、ドイツでは初日から集中力を高めていくとコメントしている。
周平選手は以前にテストでザクセンリンクでの走行を経験しており、印象も悪くないとの事だ。
「ドニントンはひどい週末でしたから、今回のドイツでは表彰台を目指して戦います。」と周平選手。
「だから初日のプラクティスから集中して、なおかつ注意深くいきたいです。ザクセンリンクは去年のGPの後のタイヤテストで125ccに乗って走った経験がありますから、コースレイアウトは知っていますし、大好きです。」
「自分にとってはすごく印象のいいサーキットですよ。」
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