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2006年7月5日
ブリティッシュ・スーパーバイク選手権(BSB)で戦うシェーン・バーンのバイクである2台のGSX-R1000K6が、7月4日の夜から5日の朝方にかけて何者かによって両方とも盗み出された。
■シェーン・バーンのマシンが2台とも消える
チームスズキ・プレスオフィスの発表によると、7月5日にイギリスのノース・ヨークシャーにあるクロフト・サーキットで予定されていたBSB公式テスト用に、4日の夜8時からサーキットのガレージに鍵をかけて保管されていたリズラ・スズキチームの競技用バイクであるGSX-R1000K6が2台、5日の朝8時までに何者かによって盗まれていた事がチーム関係者からの報告で明らかになった。
■ホンダとドゥカティーのガレージからはパーツ類を盗難
また、同じ目的でバイクなどをガレージに保管していたレッドブル・ホンダチームとエアウェーブ・ドゥカティーチームも、バイクは盗まれなかったもののパーツ類が盗難にあったようだ。エアウェーブ・ドゥカティーチームの公式発表によれば、2〜3個の主要部品ではないパーツ、ジェネレータが2セット、およびホイール数本とレオン・ハスラムの手袋1セットが、5日の朝までにガレージから無くなっているという。
■徹底的な捜索に乗り出したリズラ・スズキチーム、懸賞金1万ユーロ
盗まれたリズラ・スズキチームのバイクは、2台ともスズキからBSBに参戦しているシェーン・バーンのGSX-R1000K6であり、何ヶ月もかけて仕上げたワンオフのパーツ類やエンジンを搭載したマシンの失踪に関係者はショックを隠しきれない。
リズラ・スズキチームは地元警察と協力し、一日も早いマシンの返還と犯人の逮捕に向けて、一般市民への協力を呼びかけている。また、チームは1万ユーロ(146万円)の懸賞金を今回の公式発表と同時に提示した。
リズラ・スズキチーム責任者のロバート・ウィックスは、以下のコメントを発表している。
「最優先すべきは盗まれた2台のバイクを見つけて元通りにする事です。」とウィックス。
「盗まれたリズラ・スズキの2台のレースバイクは、ハンドメイドのパーツや多くの付属部品で編成された非常に独特のものであり、スーパーバイク・レースチーム以外の誰にも役に立つものではありません。仮にバイクがパーツ単位に分解されたとしても私たちには認識できますから、かならず搬出ルートを追求して見せます。現在警察からは全面的な協力が得られています。」
「通報がバイクの発見に繋がった場合は、調査に協力頂いた方に1万ユーロの懸賞金を提供します。どんなに疑わしい情報でも構いませんので公開電話番号に連絡してください。直接警察に電話して頂いても構いません。」
「バイク窃盗犯によってシェーキー(シェーン・バーン)の二日間のテストは台無しになりました。シェーキーのバイクは彼に合わせる為に制作されたワンオフ部品と、エンジニアの手で組み上げられたエンジンを搭載し、完成までに何ヶ月もの苦労を要したものです。これの代替バイクを用意するのは不可能ですし、シェーキーの今までの努力も大きく後戻りする事になります。」
「バイクを盗んだ犯人はこのスポーツのファンやオートバイを愛する者ではありません。単なる泥棒です。私はチームの為にも、シェーキーの為にも、全てのこの国のBSBやレースのファンの為にも、全ての方々に犯人を捕まえるための情報提供に協力して頂く事を強く願います。」
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