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イギリスGP250cc決勝 切れるドヴィツィオーゾ |
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2006年7月5日
7月2日(日)、イギリスのドニントン・パークでMotoGP250ccクラスの決勝レースが行われた。この日は終日晴天に恵まれ、250ccクラスレース中の気温は20度、路面温度は31度、湿度は42%だった。
■ドヴィツィオーゾに迫りよる好調なロレンソ
前回のオランダGP終了時点のポイントリーダーは、開幕からの連続表彰台記録を8回に更新し、安定した成績を誇るヒューマンゲスト・ホンダのアンドレア・ドヴィチオーゾ。ランキング2位はイタリアGPから調子を取り戻し、トップのドヴィツィオーゾに16ポイント差まで迫ったフォルツナ・アプリリアのホルヘ・ロレンソ。
ポイントリーダーの座を可能な限り早く奪回したいホルヘ・ロレンソは、レース前日までの2日間に、他とのタイム差を0.7秒まで広げるマシンの仕上がりを見せている。予選タイムではロレンソ一人だけが2005年のダニ・ペドロサのポール記録を更新しており、この勢いを現在のポイントリーダーであるアンドレア・ドヴィツィオーゾがどこまで決勝レース中に押さえ込めるかによって、後半戦に向けての双方の心理的な要素も大きく変わりそうだ。
■スターティング・グリッド
1列目ポールポジションは予選で今回唯一となる1分31秒台を記録したフォルツナ・アプリリアのホルヘ・ロレンソ、2番グリッドはランキングトップを行くヒューマンゲスト・ホンダのアンドレア・ドヴィツィオーゾ、3番グリッドはKTMの青山博一選手、4番グリッドはマステルMVAアスパル(アプリリア)のアレックス・デ・アンジェリス。
2列目5番グリッドは新チームメイトであるマルティン・カルデナスの鎖骨骨折により、レプソル・ホンダ勢としは1名のみの出場となった青山周平選手。6番グリッドは今回のイギリスGPより怪我から復帰したフォルツナ・アプリリアのエクトル・バルベラ。7番グリッドはチーム・トースのロベルト・ロカテリ、8番グリッドは今期初の2列目スタートとなった青山博一選手のチームメイトのマヌエル・ポッジャーリ。
ヒューマンゲスト・ホンダの高橋裕紀選手は3列目11番グリッドからのスタートとなる。
■レース開始、好スタートを決めるドヴィツィオーゾ
シグナルが消えて一斉にライダーが飛び出す中、好スタートを決めたのはヒューマンゲスト・ホンダのアンドレア・ドヴィツィオーゾ。ポールポジションスタートのホルヘ・ロレンソは2番手につけてドヴィツィオーゾを追い1コーナーに飛び込み、それに青山博一選手、アレックス・デ・アンジェリス、青山周平選手が続く。
オープニングラップ、先頭から順番にヒューマンゲスト・ホンダのアンドレア・ドヴィツィオーゾ、2番手にフォルツナ・アプリリアのホルヘ・ロレンソ、3番手にKTMの青山博一選手、4番手にマステルMVAアスパルのアレックス・デ・アンジェリス、5番手にレプソル・ホンダの青山周平選手、6番手にヒューマンゲスト・ホンダの高橋裕紀選手、7番手にチーム・トースのロベルト・ロカテリ、8番手にジレラのマルコ・シモンチェリが続く。
デ・アンジェリスが博一選手を交わして3番手となり、ロカテリは高橋選手を交わして6番手に。
■すぐにトップを奪うロレンソ
2ラップ目、高速左カーブの2コーナーでロレンソはドヴィツィオーゾのインに飛び込みトップに浮上。ロレンソとドヴィツィオーゾが前を争う中、3番手のデ・アンジェリスは二人に着いていけずに遅れ始める。
バックストレートからのブレーキングで青山博一選手はデ・アンジェリスからインを奪い先にシケインに飛び込む。高橋選手はロカテリから前を奪い返し6番手に順位を上げた。
3ラップ目、ロレンソの0.3秒後方にドヴィツィオーゾ、その2秒後方には3番手の博一選手、4番手のデ・アンジェリス、5番手の周平選手、6番手の高橋選手、7番手のロカテリ、8番手のシモンチェリ。9番手にはフォルツナ・アプリリアのエクトル・バルベラ、10番手にはエキップGP・ド・フランスのシルバン・ギュントーリが続く。
■GPに復帰したばかりのチャズ・デイビスが転倒
4ラップ目、カンペテーラ・レーシングから持参金不足が原因で放出され、アリー・モレナー・レーシングのアルノー・バンサンの代役として念願のGP復帰を今回果たしていた地元イギリス人ライダーのチャズ・デイビスが左コーナーでグリップを失い転倒、スライドしながらコースアウト。
■周平選手が後退
周平選手は4番手のデ・アンジェリスを交わそうとしてオーバーラン、高橋選手にポジションを奪われて6番手に後退
5ラップ目、4番手のデ・アンジェリスが3番手の博一選手の背後でプレッシャーを与えるかのように走行している。
■後続を大きく引き離すロレンソとドヴィチオーゾ
先頭のロレンソ、ドヴィツィオーゾが抜けだし、4秒後方には3番手の博一選手、4番手のデ・アンジェリス、5番手の高橋選手、6番手の周平選手、7番手のロカテリ、8番手のシモンチェリ、9番手のバルベラが続いている。
高橋選手はメルボルン・ヘアピンで軽くハイサイドを起こしかけてバランスを崩し、その隙に周平選手とロカテリに交わされ7番手に後退。
6ラップ目、デ・アンジェリスが博一選手を交わして3番手となり、やや博一選手を引き離した。9番手のバルベラは8番手のシモンチェリの背後につけている。
■ハイペースのロレンソと必死に追うドヴィチオーゾ
8ラップ目、先頭のロレンソがハイペースで飛ばし、2番手のドヴィツィオーゾが必死に距離を空けられまいと追走している。2人のペースについていけない後続集団は5.7秒後方まで下がった。
9ラップ目、バルベラはシモンチェリを交わし、高速セクションで前方の高橋選手も交わして7番手に浮上。シケインを抜けてからのストレートで5番手のロカテリはマシンを揺らしながら激しく加速し、それを必死に6番手の周平選手が追う。
10ラップ目、先頭のロレンソと2番手のドヴィツィオーゾの間隔は0.3秒を保っている。余裕のある加速を見せるロレンソを苦しそうに追うドヴィツィオーゾ。
■ロカテリを追う周平選手
5番手のロカテリは自己ベストを次々と更新し、それを追う周平選手もつられるようにペースを上げ続けている。8番手の高橋選手の後ろにはいつものようにシモンチェリがつけている。
11ラップ目、シケイン入り口でドヴィツィオーゾがブレーキングでロレンソとの差を縮めた。
3番手のデ・アンジェリスの後ろを4番手の博一選手が一定の距離を保ちながら追走している。
■見せつけるかのようにペースを落とさないロレンソ
12ラップ目、ロレンソはファーステストを記録し、一度は差をつめてきたドヴィツィオーゾを再び引き離しにかかる。ドヴィツィオーゾもペースを上げ、ロレンソとの差を広げないように加速とハードブレーキングを続けている。
14ラップ目、順位は先頭からロレンソ、2番手のドヴィツィオーゾ、6.5秒後方には3番手のデ・アンジェリスとその背後につける4番手の博一選手、さらに3.3秒後方には等間隔で一列に並ぶ5番手のロカテリと6番手の周平選手、7番手のバルベラ。バルベラの3秒後方には高橋選手とシモンチェリの2台。
■ロカテリと周平選手のブレーキング競争
15ラップ目、マシンを揺らしながらロカテリと周平選手を追う7番手のバルベラは、高速コーナーでは二人と同じペースを保つ事が出来ずに少し大回りをしている。
ヘアピン進入前のストレート、周平選手がロカテリの真横に並びかけてブレーキングを争い前に出るが、さらにロカテリがブレーキングを遅らせてヘアピンの入り口を奪い、周平選手よりも先に最終コーナーに向けての加速を開始。周平選手のマシンが少し暴れる挙動を見せながらそれを追う。
■激しくコーナーを攻め続けるロレンソ
17ラップ目、先頭の2台が後続を7秒引き離した。ロレンソは高速セクションを攻め続け、フロントタイヤが切り返し時に飛び跳ねている。ドヴィツィオーゾも必死にそれを追い続ける。
■ドヴィチオーゾが転倒
最終コーナー、勢いよく立ち上がり加速に入るロレンソの後ろで、左に傾いてコーナリング中のドヴィチオーゾのマシンが滑って転倒しコース上に横たわった。慌ててマシンをドヴィチオーゾは立て直しレースに復帰したが、この間にデ・アンジェリス、博一選手、ロカテリ、周平選手、バルベラの5台に抜かれて7番手まで後退した。
青山博一選手はデ・アンジェリスを交わし2番手に浮上。
19ラップ目、9.4秒前方で独走体制に入ったロレンソの後ろは2番手の博一選手、3番手のデ・アンジェリス、その6秒後方に4番手のロカテリ、周平選手、バルベラ、さらに2.6秒後方には最終コーナーの転倒で2番手から一気に7番手まで後退したドヴィチオーゾ。
■転倒後にペースを上げられないドヴィチオーゾ
ホームストレートを加速するドヴィチオーゾの1.5秒後方からはチームメイトの高橋選手とジレラのシモンチェリが迫り、転倒直後からペースが極端に下がったドヴィチオーゾを最終コーナーで高橋選手が交わした。
20ラップ目、シモンチェリがコース前半の高速コーナーでドヴィチオーゾを交わし8番手に順位を上げた。20位のライダーとほぼ同じペースで周回するドヴィチオーゾは9番手に。
22ラップ目、先頭からロレンソ、9秒後方に2番手の博一選手、3番手のデ・アンジェリス、その6.4秒後方に4番手のロカテリ、5番手の周平選手、6番手のバルベラ、さらに5.8秒後方に7番手の高橋選手、8番手のシモンチェリ、9番手のドヴィチオーゾが続く。
■2番手で快調に飛ばす博一選手
23ラップ目、2番手の博一選手は快調に飛ばし、3番手のデ・アンジェリスを0.7秒引き離した。高橋選手はシモンチェリに交わされ8番手となり、その後ろにはペースを徐々に取り戻しつつあるドヴィチオーゾが迫っている。
青山博一選手のチームメイトのマヌエル・ポッジャーリは12番手を走行中に右コーナーでグリップを失い火花を散らして転倒。レース継続を断念した。
■ロカテリを交わしかけた周平選手だったが・・・
25ラップ目、3番手のデ・アンジェリスが2番手の博一選手との差を詰めてプッシュし続ける頃、高速コーナーの続くダウンヒルのセクションで周平選手は4番手のロカテリに並びかけたがフロントを失い転倒、グラベルに飛び込んだ。マーシャルに押されて悲しげにコースに復帰したが周平選手は13番手まで順位を落とした。
残り2周の26ラップ目、デ・アンジェリスが執拗に博一選手の前を狙う中、アンドレア・ドヴィツィオーゾはシモンチェリとその前に出た高橋選手を交わして6番手に浮上。
■シモンチェリが転倒
シモンチェリは高橋選手を交わしてドヴィチオーゾを追うが、最終コーナーで左に傾いたままスライドし転倒。すぐにコースには復帰したが10番手まで後退。
27ラップ目、ホルヘ・ロレンソを先頭に、その7.3秒後方から2番手の青山博一選手と3番手のアレックス・デ・アンジェリス、7秒後方から単独走行となった4番手のロベルト・ロカテリ、さらに4.8秒後方から単独5番手のエクトル・バルベラ、その4.5秒後方から6番手のドヴィチオーゾと7番手の高橋選手がホームストレートを通り抜け、ファイナルラップに突入した。
■ハードブレーキングすぎた博一選手
ダンロップブリッジからのブレーキング争いでデ・アンジェリスは博一選手の真横に並び、シケイン入り口で博一選手から2番手を奪い取り左コーナーへ逃げる。慌てて博一選手もデ・アンジェリスを追って左のシケインに飛び込んだ。
ショートストレート前半で加速を続けた2台が一緒にブレーキングを遅らせメルボルン・ヘアピンに飛び込む。博一選手はデ・アンジェリスの前に飛び出したが止まりきれず、フロントをロックさせながらKTMのオレンジのマシンは小刻みに飛び跳ね、左右に蛇行した。
転倒は免れた博一選手の前をデ・アンジェリスが通り抜け、最終コーナーへ向かった。マシンを立て直した博一選手がそれを追う。
■ロレンソが再び余裕の勝利、博一選手は3位表彰台
トップでチェッカーを受けたのは前戦のオランダGPに続いて余裕の独走勝利を飾ったフォルツナ・アプリリアのホルヘ・ロレンソ。6.2秒遅れてマステルMVAアスパルのアレックス・デ・アンジェリスが2番手でチェッカーを受け、1秒遅れでKTMの青山博一選手が今期3度目の表彰台となる3位チェッカーを受けた。
約7.5秒後から、チーム・トースのロベルト・ロカテリが4位、フォルツナ・アプリリアのエクトル・バルベラが5位、転倒から順位を挽回したヒューマンゲスト・ホンダのアンドレア・ドヴィツィオーゾが6位、そのチームメイトの高橋裕紀選手が7位で次々とチェッカーを受けた。
残り3ラップで転倒して最後まで走りきったレプソル・ホンダの青山周平選手は13位でイギリスGPを終えた。
■トップ2名のポイント差は1ポイントに
ロレンソは開幕戦や前回のアッセンと同様に、ウイニングラン中にマシンを離れて観客席側に歩き、堂々と手を振りながら勝利をアピール。
ロレンソに年間ランキング1ポイント差まで迫られる事になったポイントリーダーのドヴィツィオーゾはピットに戻り、チームと話す事もなく無言で椅子に腰掛けている。
青山博一選手はデ・アンジェリスに2位を奪われたが、パルクフェルメで脱いだヘルメットの下には明るい笑顔だ。
■各ライダーのコメント
以下にレース終了後の各ライダーのコメントを示す。
優勝)ホルヘ・ロレンソ SPA フォルツナ・アプリリア
とれも嬉しいです。全てが完璧でした。
もっと速く走れると思っていたんですが、激しくプッシュしだした時にドヴィチオーゾが転びました。お陰で年間ランキングを挽回する結果にはなりましたが、ライバルが転ぶ所など決して見たくありませんし、彼が気の毒です。
ポイントはもう1ポイント差まで迫りましたが、今はそれを考えるべき時ではありません。自分たちはこれからも次々とレースを続けなければいけませんので、今考えるのは次のドイツのレースです。
チームのスタッフ全員の素晴らしい仕事に感謝します。自分たちの力を今回も見せつける事ができましたね
2位)アレックス・デ・アンジェリス RSM マステルMVAアスパル
レース序盤はフロントタイヤに問題を抱えていて、ロレンソやアンドレアのペースについて行くのは難しい状態でした。
コーナーの度に前の2人から離されてしまい、最終的に青山と一緒に取り残されました。
2位争いになったと分かってからは、青山の後ろにつけて走りを見ながら戦略を立てました。ストレートエンドのブレーキングで前に出たら、彼もその後のブレーキングでやり返してきましたがダメでしたね。
年間ランキングの3位になれましたので今日はとても嬉しいですし、チームにとっても今後の励みになります。
今日は自分たちの仕事の方向性が正しかった事をアピールできたと思います。レースウイーク中は完璧なセッティングが出来ませんでしたが、それでもこの成績が取れたのはいい傾向です。
3位)青山博一 JPN レッドブル・KTM
大変なレースでしたが、そんなに悪くなかったと思います。
スタートでは先頭集団に離されない事だけに集中して、18ラップ目からは2位になって、デ・アンジェリスと一緒に後続を大きく引き離す事ができました。
最終ラップではデ・アンジェリスが仕掛けてきたのでやり返しましたが、最後のヘアピンの進入でミスして大回りしてしまい、その隙に抜かれちゃいました。
過去2戦が思い通りにいかなかったので、今回の3位にはすごく満足しています。この表彰台は自分の力だけじゃありません。頑張ってくれたチームやKTMのメンバー全員、それにサスペンション担当者とダンロップのお陰です。
このままみんなで力を合わせてシーズンの最後まで頑張りたいですね。
4位)ロベルト・ロカテリ ITA チーム・トース
今回も自分やチームにとってはとても明るい結果でした。
プラクティス中にセッティングが成功したのがとても嬉しいです。レースでのマシンのバランスも良かったし、最初から最後まで性能は高いままでした。
雨さえなければもう少し微調整もしたかったですね。
レース中は温度が高くて路面状況が想定と少し異なり、レース序盤は満タンの燃料の重量から若干問題が出てしまいました。それでデ・アンジェリスや青山博一のペースにはついて行けなくなったので、今回は高ポイントの獲得を狙うしかなくなりました。
青山周平とは凄いバトルができましたよ。残り2周で自己ベストを記録しましたが、ピットボードでチームから知らされるまでは後ろで日本の彼が転んでいたとは知らなかったんです。それで4位は確実だと気がつき、その後は少しリラックスして走る事ができました。
ランキング3位からたったの7ポイント差に迫りましたから、本当に嬉しいです。
5位)エクトル・バルベラ SPA フォルツナ・アプリリア
バイクの振動で手首が凄く痛みました。ハードブレーキングでも同じです。
ただ、昨日よりはだいぶ楽になりましたし、完走する事もできました。怪我からの復帰1戦目での5位にはとても満足していますし、次回のレースへの自信にもつながりました。
ミール先生(セテ・ジベルナウやトニ・エリアスも担当しているバルセロナの医師)の素晴らしい治療のお陰で今週を乗り切る事ができましたので、本当に感謝しています。
ドイツまでには体調を100%回復させて表彰台を目指したいです。
6位)アンドレア・ドヴィツィオーゾ ITA ヒューマンゲスト・ホンダ
ストレートの遅さをカバーするのは残念ながらブレーキングしかありませんから、プッシュして走るとミスが出るのは当然です。今シーズンの始めからずっとこんな状況でレースしていますし、いつも限界走りです。
最終コーナーではブレーキングを激しくしすぎてフロントを失ってしまいました。
まだ年間ランキングはトップですが、それに意味なんかありません。アプリリアとの差はあまりにも大きすぎます。
今日のロレンソは速かったです。でも今シーズンの最初っからやっているのと同じように全力で後ろを維持しました。こんな走り方でもしない限りポイントリーダーにはなれなかった筈です。
転んだ後は元のペースに戻すまでに数周かかりました。ステップ(足乗せ)は壊れてるしハンドルバーの位置もおかしくなってたんです。
7位)高橋裕紀 JPN ヒューマンゲスト・ホンダ
スタートは良かったんですが、リズムを掴むのに苦しみました。
バイクのセッティングは完璧な状態ではなく、コースの路面状況も前日までの2日間とは違ってました。それにこのサーキットではいくつかの箇所では他のライダーと戦えるレベルでしたが、それ以外の箇所では負けていました。
ミスを何回かしてしまったのも致命的です。
次のレースは自分の好きなザクセンリンクですから、もっといい結果が残せる筈です。
13位)青山周平 JPN レプソル・ホンダ
スタートが上手くいって、デ・アンジェリスとお兄ちゃんの後ろの5番手につけたんですが、3ラップ目にブレーキを遅らせすぎてミスしてしまい2人から離されました。
その後はロカテリと一緒になり、レースの殆どを2人で走りました。燃料が減ってタンクが軽くなってからはバイクの調子が上がって乗りやすくなり、第1区間のダウンヒルにある複合コーナーでアプリリアが速くても、残りの区間でカバーできるようになりました。
残り3ラップの時にダウンヒルの区間で少し激しくプッシュしてロカテリに近づき、パスする準備をしてたんですがフロントを失ってしまいました。
自分のミスなのですごくチームに申し訳なく思います。本当に申し訳ないです。
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