MotoGP 速報ニュースサイト インテリマーク
  新着ニュース 2006年冬季データ 2006年のMotoGP年間予定、及び各クラスの結果 2006年のMotoGP各クラスのポイントランキング ライダー情報 - coming soon - サーキット情報 - coming soon - インテリマークフォーラム/2輪ロードレースカレンダー/MotoGP天気予報/世界サーキット時計 お問い合せ  
インテリマークフォーラム/MotoGPカレンダー/MotoGP天気予報/世界サーキット時計 当サイトへの広告掲載のお問い合わせ
  元のページに戻る          
タイトル獲得に執念を燃やすカピロッシ、カワサキに新型マフラー
インテリマーク編集部
2006年6月30日

本日6月30日より、伝統あるイギリスのドニントン・パークでMotoGPイギリス・グランプリが開催される。

写真

今回はカタルーニャで負った怪我に苦しむドゥカティー勢と、その代役ライダーを提供しているプラマック・ダンティーン・チーム、さらに前回のアッセンで2位表彰台を獲得し、今回は新型マフラーを導入する予定になっているカワサキ勢のコメントを紹介する。

■メルボルン・ヘアピンの追加によりGP開催が可能に

ドニントン・パークの最終コーナー手前に位置するメルボルン・ループ区間は非常にタイトなカーブが連続する事で有名だ。

GPが開催可能なサーキットとして最低限の全長を満たす為に1986年に追加されたこのメルボルン・ループ区間は3つのハード・ブレーキング・ポイントから構成されており、バイクを停止させるのに近い減速から最終コーナーに向けての猛加速を含むテクニカルな部分だ。

メルボルン・ループ区間が新設されてGP開催が可能になった1987年からは、それまで世界GPが開催されてきたシルバーストーン・サーキットに代わり、ドニントン・パークがイギリスGPの舞台となっている。

尚、オリジナルのイギリスGPは安全面で悪名の高いマン島TTであり、ライダーを危険から守る事を目的に、シルバーストーン・サーキットがマン島TTに代わるコースとして、以前はイギリスGPの舞台になっていたという経緯がある。

■カピロッシ、タイトル争いは諦めない

写真カタルーニャの事故で負った怪我の痛みと闘いなが、不屈の闘志でアッセンTTに出場して貴重な1ポイントを獲得したドゥカティーのロリス・カピロッシは、今週の月曜日にも左胸の再検査を受け、本日からドニントン・パークで開催されるイギリスGPに向けての体調を整えている。

まだ左胸の痛みが酷く、鎮痛剤を摂取し続けるカピロッシは、年間タイトル獲得はまだ諦めないと、そのドニントンに向けての意欲を語る。

「先週は自分にとって本当に凄く厳しい状態でしたから、ドニントンまでにでは回復できる事を期待しています。」とカピロッシ。

「アッセンではひどい痛みを抱えたままバイクに乗りました。鎮痛剤を使用していたにもかかわらず、どの路面のギャップを通ってもナイフで刺されるような痛みに襲われました。」

「でもあれから色々検査を受け、身体は基本的に問題のない事を確認しています。今も鎮痛剤を服用し続けていますが、今週の金曜日にバイクに跨った時に初めて自分の受けた治療の効果の程を知る事ができるでしょうね。」

「今もランキングは3位につけていますので、まだタイトル争いは終わっていません。どんなに少しのポイントでもシーズン終盤に向けては無駄にできません。」

写真

「ドニントンが楽しみです。あそこは1990年にGPで初勝利を飾った場所ですからね。大好きなサーキットですし、挑戦しがいのあるコースです。断続的にスロットルを開ける区間が多いので、一番重要なのは出力を使えるレベルで路面に伝える事です。」

「ここ何ヶ月かで出力伝達の部分は大幅に改善が進みましたので、ドニントンでGP6を走らせてみてどんな感触が得られるか楽しみです。」

「サーキットで一番好きな部分は、高速で流れるように走れるクレイナー・カーブのダウンヒルと、コピス・コーナーのアップヒルですね。」

セテ・ジベルナウの代役としてドゥカティー・ワークスからアッセンに出場し、自身今期最高位の12位を獲得したプラマック・ダンティーン所属のアレックス・ホフマンは、今回のイギリスGPでもドゥカティーのワークスライダーとして戦う予定だ。

アッセンではまだワークスバイクの経験が足りなかったが、ドゥカティーワークスとして2戦目となるドニントンでは前回の経験が活きる筈だとホフマンは語る。

写真

「アッセンでの経験はドニントンで役に立つと思います。」とホフマン。

「前回は完走できましたから、さらにバイクとタイヤの感触は良くなりました。今週は先週よりも高い進歩が望めるでしょうね。もうゼロから覚え始める必要はありませんし、サーキットも今回は良く知っていますので、条件は自分たちにとって前より良くなりますよ。」

「バイクをもっと自分に合わせられるセッティングのアイデアをチームも自分も既に持っています。アッセンの4時間だけではまだ自分用の完璧なセッティングを見つけるのに時間が足りませんでしたからね。」

「前回のレースデータを分析しましたから、今回はもっと強くなりますよ。ドニントンではいつもいい走りが出来てますから、去年みたいに雨にならない事だけを祈ります!他のどのライダーも同じだと思いますがコースの前半の区間が好きですね。後半はそれほど好きではないです。」

「とにかくワークスGP6の2週目が今から待ちきれませんよ。」

■セテ・ジベルナウの復帰はおそらく次戦のドイツGP

写真尚、カタルーニャで鎖骨を骨折して6月20日に手術を受けたセテ・ジベルナウは順調に回復に向かっており、今回のイギリスGPの次戦となる7月14日からのドイツGP出場に向けてトレーニングを続けているようだ。

今はプールでトレニーングを行い、一刻も早いレースへの復帰をを目指しているとセテ・ジベルナウは語る。

「まだ痛みはありますが鎖骨の手術は成功しましたし、頭痛に悩まされる事もなくなりました。」とセテ。

「鎖骨を新しい金属プレートで固定する前に、肩の筋肉に張り付いていた金属(過去の怪我で入れたもの)を取り去る必要があったんです。まだ痛みますが、今はトレーニングができるようになりました。」

「今はプールで肩の筋肉を動かせるように訓練しながら、怪我ができる限り早く回復するのを待っています。一刻も早く回復してチームとサーキットに戻りたいです。」

■イバン・シルバ、来年はMotoGPに参戦したい

アレックス・ホフマンをドゥカティー・ワークスの代役ライダーとして提供しているプラマック・ダンティーンチームは、ホフマンの代役としてスペイン選手権のライダーであるイバン・シルバをアッセンで起用し、タイヤの不調により一度ピットインしたレギュラー・ライダーのホセ・ルイス・カルドソよりも一つ高い順位の16位を獲得した。

本日のイギリスGPでもイバン・シルバはアレックス・ホフマンの代役を務める。シルバは今回の抜擢が、来年の自身のMotoGPフル参戦へのチャンスにつながる事を期待しているようだ。

写真

「ドニントンを走るのは自分にとって今回が初めてです。」とシルバ。

「まわりの全員が真剣に働いてくれますので、このまま意欲の高いままチームと頑張ります。」

「全員に自分の力を見てもらいたいです。来年のMotoGPシーズンに出場できるようになりたいですからね。」

「ルイス・ダンティーン、プラマック、並びに全てのスポンサーとチームの全員に、この素晴らしい機会を与えて下さった事に改めて感謝を申し上げます。」

写真ダンティーン・チームのレギュラーライダーであるホセ・ルイス・カルドソは、ドニントンを走るのは久しぶりだが、いい思い出のある好きなサーキットだと語る。

「前回ドニントンを走ってから、かなりしばらくぶりです。」とカルドソ。

「以前とはバイクも違うので、初めてのコースを走るのと同じくらいの感覚になるかもしれませんが、このコースにはいい思い出がありますし、前にも大好きだった事を思い出しました。」

「やるべき作業はたくさんありますが、今からコースに出るのが待ちきれませんし、やる気も十分です。バルセロナで獲得したポイントにもっと数字を加えたいですね。」

■中野選手、新型マフラーとアッセンでのマシンの仕上がりに自信

予選は良いがレースではマシントラブルに見舞われて成績が残せないというジレンマに陥っていたカワサキ・レーシングチームにとって、前回のアッセンで獲得した予選2位とレースでの2位表彰台という好成績は、チームの士気を後半戦に向けて高める上で最高のタイミングだったと言えるだろう。

写真

去年までの成績では、ドニントンパークは決して得意とは言えないカワサキ勢は、今回もカタルーナニャの新型エキゾーストシステムに引き続き新型マフラー(エキゾースト・パイプ)を導入するようだ。カワサキ・レーシング・チームはオランダでの好成績の後も休む事なく、次の結果に繋がる前向きな努力を続けている。

中野真矢選手はアッセンで成功したシャシーセッティングとマシンのバランス調整に自信を示し、ドニントンでの好成績も望めるとコメントしている。

「自信を持てるようになるには、いい成績を残す事以外に方法がありませんね。だからアッセンの後のドニントンは高い自信を持って臨めますよ。」と中野選手。

写真

「でもこれはダッチTTで2位だったからという理由だけではありません。アッセンではNinja ZX-RRのシャシーセッティングとマシンのバランス調整が高いレベルに到達していて、今週のイギリスGPでもそれがそのまま役に立つ事が分かっているからです。」

「さらに今回は、ここまでのレースを通して自分たちがまとめた要求をカワサキが反映して設計した新型エキゾースト・パイプの導入も決まっていますし、ブリヂストンもドニントンに適した新しいタイヤを持ち込んでくれる筈です。」

「ドニントン・パークではブレーキング時のバイクの安定性を重視したセッティングが要求されますし、同時にフォガーティ・エッセス、メルボルン・ループみたいな低速コーナーからの高い脱出加速も求められます。」

「アッセンでの進歩があれば、このコースでもNinja ZX-RRは十分に戦えるパッケージになると思いますよ。これを実際にお見せできるのは金曜日のフリー・プラクティスになると思います。」

また、中野選手のカワサキのチームメイトであるランディー・ド・ピュニエは、本人が期待外れと述べるように、ここまでのレースでの成績は低迷しておりランキングは19人中の17位だ。

フリーと予選での好成績をレース結果に反映できていないのは今期のカワサキ勢の特徴だったが、イギリスGPからはこの傾向を払拭する必要があるとド・ピュニエは語る。

「250ccの時はあまりドニントン・パークは好きなサーキットではありませんでした。」とド・ピュニエ。

写真

「でもNinja ZX-RRでここを走るのは今回が初めてですから、MotoGPバイクの高い速度で走ってみて全く違う印象を持つのにいいチャンスだと思います。」

「今週は年間タイトル争いの中間地点になります。シーズン序盤は残念なレース結果になってしまいましたので、日曜日のレースではいい走りをして後半戦に向けて調子を高めたいですね。」

「ここまでの全体を通して、フリーと予選では毎回いい位置で走れていますが、それがなかなかレース結果に繋がりませんので、今週からはその流れを変える必要があります。」

「過去2戦のレースは自分が望む結果ではありませんでしたが、それでもバイクの感触はいいし自信が持てています。最近少し掴みかけた運さえあれば、レースでの結果も良くなると思います。」

「今の目標は今週のドニントンから成績を上げていく事です。」


新着ニュース 元のページに戻る
mmousew-ani_120-600.gif
インテリマーク - Copyright (c) IntelliMark All Rights Reserved. -
basic_white_banner02
UA_ZOZOTOWN
ZOZOTOWN
有名建築家がデザインしたインターネット上の架空のショッピングタウン
BEAMS
adidas
PUMA
NIKE
吉田カバン