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2006年6月22日
本日のアッセンTTを前に、カタルーニャのオープニングラップで転倒し、鎖骨の手術を受けたセテ・ジベルナウが公式コメントを発表した。
また、同事故には巻き込まれたものの、幸い重傷を負わなかったチームメイトのロリス・カピロッシと、セテの代役として今回ドゥカティー・ワークスで走るアレックス・ホフマンも、アッセンに向けての意気込みを語っている。
■セテ、事故の様子は知りたくない
セテ・ジベルナウは、事故から2日後の6月20日に鎖骨の骨折箇所を金属プレートで固定する手術を受けており、手術後の公式発表では3週間から5週間の回復期間が必要とされている。
事故の映像は見たくないとジベルナウは語る。
「まだ事故の様子は見ていませんし、見たくもありません。」とジベルナウ。
「みんなが口を揃えて本当に酷い事故だったと言いますので、自分は運が良かったんだと思います。完璧な防護性能を提供してくれたAraiとSpidiには心から感謝しています。また、たくさんの応援と励ましのメッセージを頂いていますので、報道関係者とファンの皆さんにも御礼を申し上げます。」
「この10年間でレースを欠場するのは今回が初めてですので、アッセンとドニントンを欠場する事になるのを知って不思議な気分です。」
「複数のレースがこれから連続して開催される悪いタイミングに事故が起こりました。でも、事故を起こして良いタイミングなど本当はありません。」
「今は身体を一刻も早く回復させて、可能な限り万全の形でレースに復帰する事だけを考えています。」
■カピロッシ、呼吸が難しい
事故に巻き込まれて負傷した3名の中では一番軽傷となり、6月19日にはアッセンTTへの出場が確定したロリス・カピロッシだが、まだ胸部の痛みが取れてはいないようだ。通常の呼吸が難しい状態だとカピロッシは語る。
「カタルーニャは最悪の事故でしたが、そういう事もレースでは発生します。」とカピロッシ。
「それほど悪い体調ではありませんが、左胸がまだ凄く痛くて普通の呼吸が辛い状態です。」
「いずれにしても、アッセンに来られて嬉しいですし、明日バイクに乗るのが楽しみです。今年のタイトル争いは自分にとって重要なので、どうしてもレースに出たいと思いました。」
「ドゥカティーからセテの代役ライダーについて意見を求められましたが、アレックス(ホフマン)と走れるのは嬉しいと回答しました。アレックスは2002年に自分がホンダで怪我をした時の代役だったので不思議な気がします。」
■ホフマン、チームとカピロッシの為に最善を尽くす
チーム間を跨いでの大抜擢を受けたプラマック・ダンティーン・チーム所属のアレックス・ホフマンは、ワークスドゥカティーとしての仕事に全力を尽くしたいとコメントした。
「セテの代役に選ばれた事は大変な誇りですし、ワークス・ドゥカティーでレースできる事をとても嬉しく思います。」とホフマン。
「間違いなく今回は、実際のレースで自分が今までに経験した中で最高のバイクとタイヤのパッケージです。特にタイヤ選択等でロリスの支援に全力を尽くします。今はチームの為に自分の力をフルに発揮する事だけを考えています。」
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