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2006年6月20日
ドゥカティーのロリス・カピロッシが今週のアッセンTTに参加する事を正式に発表した。また、フォルツナ・ホンダのマルコ・メランドリも同レースの出場に向けて準備を進めている。
6月18日のカタルーニャGP決勝オープニングラップの1コーナーで大事故に巻き込まれたドゥカティーのロリス・カピロッシとフォルツナ・ホンダのマルコ・メランドリは、事故直後にバルセロナ市内の病院にヘリコプターで搬送されて精密検査を受けた。
■カピロッシは既に退院し、アッセン参加を表明
ドゥカティー・コルセが日本時間の6月20日午前1時に公式発表した内容によれば、精密検査の結果、事故直後のロリス・カピロッシに心配された肺と腹部の内臓の怪我は無かった事が確認され、カピロッシは6月19日中に自宅のあるモンテカルロに戻っている。
また、今週の6月22日(木)から開催されるアッセンTT(オランダGP)へのロリス・カピロッシの参加も、ドゥカティー・チームから公式に発表された。
イタリアのテレビ番組であるSTUDIO SPORTにおいて、退院前にロリス・カピロッシ本人が述べたコメントを以下に引用する。
「昨日はあまりよく眠れませんでしたが、体調は悪くありません。」とカピロッシ。
「ここの病院は凄くいい環境ですが、やっぱり家に早く帰りたいです。事故の様子はテレビで見ましたが、何がどうなってるのか映像を見ても良く分かりませんね。」
「マルコ(メランドリ)とも話しましたが、彼の体調も良くなっているようです。」
■セテ・ジベルナウは現地時間の6月20日に手術しアッセンは欠場
一方、ホームストレートから1コーナーに向けての高速加速中に転倒したセテ・ジベルナウは、この事故で骨折した鎖骨を接合する手術を現地時間の6月20日に受ける事が決定している。
尚、今回セテ・ジベルナウが骨折した左の鎖骨には以前の事故で埋め込まれた金属プレートが入っており、今回はそのプレートを取り除き、少し大きめの新しいプレートを入れ直して骨折箇所を固定する手術となる。
ドゥカティーはロリス・カピロッシのアッセン参加発表と同時に、セテ・ジベルナウの欠場も公式発表している。ジベルナウのGP復帰時期については今のところ不明のままだ。
■メランドリは20日(火)に退院し、アッセンに向けて体調を整える
また、フォルツナ・グレッシーニ・チームが日本時間の6月20日午前2時に発表した内容によれば、カピッロシと同じバルセロナ市内の病院で精密検査を受けているマルコ・メランドリの体調は順調に回復しており、事故当日の夜は安定して睡眠も取れ、翌朝は気分も良かったようだ。
メランドリは昨日発表された左肩の脱臼以外に首の捻挫と内出血による痛みを訴えているが、アッセン参加に向けての本人の意志は衰える様子がない。
メランドリは現地時間の19日(月)の晩も入院中の病院で過ごすが、翌日の20日(火)には退院し、今週のアッセンTTが開催されるアムステルダムにクリニカ・モバイルのコスタ医師と一緒に直接移動する予定になっている。メランドリのアッセンへの到着は20日の夕方頃になるようだ。
尚、実際にアッセンのレースに出場するかどうかは、木曜日初日のフリー・プラクティス中の様子を見てから正式決定するという。
マルコ・メランドリは以下の通りコメントを発表している。
「昨晩は落ち着いて寝られましたし、今は気分も落ち着いています。」とメランドリ。
「まだ首は痛みますが、自分が思ってたよりも良くなりました。今日中には自力で立ち上がれるようになりたいです。」
「今日は無理をしないで病院に留まる方を選びましたが、明日はコスタ先生と一緒にオランダに飛びます。」
「モバイル・クリニカの皆さんと、手厚く世話をしてくれたバルセロナの病院の医師の方々に感謝を申し上げます。」
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