|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
2006年6月18日
シリーズ第7戦カタルーニャGPの決勝レースは18日、カタルーニャ・サーキットで行われ、バレンティーノ・ロッシが大波乱のレースを制した。
気温27度。路面温度47度のドライコンディションの中、オープニングラップの1コーナーでセテ・ジベルナウとロリス・カピロッシが接触。ダニ・ペドロサ、マルコ・メランドリ、ジョン・ホプキンス、ランディ・ド・プニエを含む6人の多重クラッシュが発生して、赤旗中断となった。
メランドリはヘリコプターでバルセロナ市内の病院に緊急移動し、カピロッシはメディカルセンターに運ばれたが、生命の危険はなかった。
メランドリ、カピロッシ、ジベルナウの3人を除く16人が再スタートのためにウォームアップラップを行うが、クリス・バーミューレン車がエンジンストール。グリッド上でスタート体制に入っていた中野真矢車は、スタート遅れの影響からエンジンがオーバーヒート。最後尾からスタートしなければいけなかったため、ピットスルーが命じられたが、表示を確認できずに3ラップを走り、黒旗が示された。
2度目のスタートとなったレースは、ポールポジションのバレンティーノ・ロッシがオープニングラップに5番手まで後退したが、9ラップ目にはトップを奪回。その後はニッキー・ヘイデンを徐々に引き離し、最後は4.509秒差で今季3勝目を飾った。
ニッキー・ヘイデンは2位フィニッシュ。今季6度目の表彰台を獲得すれば、アメリカ人同士のバトルとなった3位争いはケニー・ロバーツ・ジュニアが競り勝ち、昨年の第9戦イギリスGP以来、15戦ぶりに表彰台を奪取。最高峰クラス通算150戦目を21度目の表彰台で飾った。ジョン・ホプキンスは第4戦中国GPに続く、自己最高位タイの4位獲得。コーリン・エドワーズが5位に入り、アメリカ人ライダーたちが揃って上位に進出した。
15番グリッドの玉田誠は、バーミューレンに次ぐ7位。カルロス・チェカ、ジェームス・エリソン、アレックス・ホフマンがトップ10入り。ホセ・ルイス・カルドソは最後尾の11位だった。
2度のスタートともホールショットを決めたケーシー・ストーナーは、ロッシにトップの座を奪われた直後に転倒。ド・プニエ、トニ・エリアス、ペドロサが転倒リタイヤした。
チャンピオンシップは、ヘイデンがトップを奪回し、欠場したカピロッシに20ポイント差をつけ、2連勝のロッシはトップから29ポイント差に詰め寄った。
|
|
|
|
|
|
|
|
|