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ケニー「あとはセカンドバイク」、ストーナー「イタリア分を挽回したい」 |
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2006年6月15日
前回のイタリアGPで大クラッシュを喫し、首を捻挫したホンダLCRのケーシー・ストーナーだが、今は特に体調に関して問題を訴える様子もなく、明日の6月16日から始まるカタルーニャでのレースウイークに向けて「ムジェロでの失敗を取り返したい」と前向きな発言をしている。
また、フランスから導入した新型シャシーのベースセッティングが前回のイタリアのレースウイーク中に満足のいくレベルに仕上がり、やっと思い通りに走れるようになったとするチーム・ロバーツのケニー・ロバーツ・ジュニアは、カタルーニャへの準備は万端であり、特に新しい準備は不要だと語る。
ここでは、ホンダLCRとチーム・ロバーツのカタルーニャGPに向けてのコメントを紹介する。
■マシンへの妥協を許さないカタールニャ・サーキット
スペインのモントメロに位置するカタルーニャ・サーキットは10万4千人を収容する観客席に囲まれ、コースレイアウトは1キロメートルに上るロングストレートと13のコーナー(右コーナー:8、左コーナー:5)から構成されている。
ブレーキング・ポイント周辺には勾配があり、いくつかの点でヘレスに似たサーキットと言われる事が多いようだ。
カタルーニャには半径の長い高速コーナーがいくつか存在しており、勝利にはフロントまわりの安定性が不可欠となる。また、同時にリアを使った高速ストレートでの加速も重要であり、妥協を許さないバランスの取れたマシンセッティングとライダーの技量が要求される。
■ケーシー、今回のレースでイタリアの失敗を取り返す
ホンダLCRのルーキーであるケーシー・ストーナーの昨年のカタルーニャにおける250ccでの成績は2位表彰台だ(1位:ペドロサ、2位:ストーナー、3位:ドヴィツィオーゾ)。現在ランキング6位のストーナーは今回のレースに向けての意気込みを語る。
「今回のレースは楽しみです。」とストーナー。
「ムジェロでのクラッシュ分をここで取り返さなきゃいけませんが、ここはその挽回に丁度いい場所です。」
「バイクの調子はとてもいいし、去年の250ccでは2位を獲得していますから、どうなるか楽しみですね。」
■ケニー、あとはセカンドバイクだけ
前回のイタリアでのレースを8位で終え、開幕直後に見せた調子を取り戻しつつあるチーム・ロバーツのケニー・ロバーツ・ジュニアは、前回のムジェロ翌日のテストでメインのバイクのセッティングを納得のいくレベルに仕上げられたようだ。今後はセカンドバイクのセッティングに取りかかるとジュニアは語る。
「レース翌日の月曜日はムジェロでいいテストができました。」とジュニア。
「もういいベースセッティングを見つけてありますから、特にカタルーニャに向けて新しい事を試す必要はありません。これからセカンドバイクをメインのバイクと同等のレベルに仕上げていく予定です。」
「悪くない状態でフリー走行が始められると思いますよ。それにカタルーニャはムジェロより好きなんです。」
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