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2006年6月11日
現在の年間ポイント数はドゥカティーのロリス・カピロッシとレプソル・ホンダのニッキー・ヘイデンが同点の99ポイントだが、カピロッシの今期最高順位は開幕戦ヘレスの優勝であり、ヘイデンの最高位である2位を上回る事から、現在のランキング1位はロリス・カピロッシとして扱われる。
■絶好調のドゥカティー勢、今回はセテのホームGP
カタルーニャをホームグランプリとするセテ・ジベルナウと、ポイントリーダーに再びに返り咲いたロリス・カピロッシにとって、今週のカタルーニャ・グランプリは前回のイタリアに続く大きなイベントだ。
チームとロリス・カピロッシのホームレースとなった前回のイタリアGPでは、セテ・ジベルナウのポールポジション、ロリス・カピロッシの2位表彰台という好成績を収めている。またレースでのファーステスト記録も1番手はカピロッシ、2番手がジベルナウだった。
■苦手なサーキットを次々と克服するドゥカティー
デスモセディチGP6とブリヂストンタイヤの進化を誇示し、年間タイトル獲得に向けての意欲をさらに高めたドゥカティー勢は、今週のカタルーニャGPに向けて準備を開始している。
昨年のレースはロリス・カピロッシが12位に終わり、ドゥカティーにとってもブリヂストンにとっても厳しい戦いとなったカタルーニャだが、今年は苦手とされたサーキットも次々と克服しているドゥカティーだけに、現在の好調さをそのままスペインでも持続する事が予想される。
■カタルーニャ・サーキット
ライダーやメカニックに挑戦的なムジェロに続き、今週のカタルーニャもムジェロと同様な特徴を持つ事で知られているサーキットだ。
一定の半径長さを持って描かれたいくつものコーナーは、優秀なシャシーおよびタイヤ性能、ならびにライダーの技量を要求する。
カタルーニャはスペインの二輪ロードレース界において常に中心的な役割を果たしている主要サーキットだ。GP初開催は1992年のヨーロッパGPであり、その時の最高峰クラス(500cc)優勝者はチーム・ロバーツ(マルボロ・ヤマハ)のウェイン・レイニーだった。
1996年からグランプリ名はカタルーニャGPと名称が変更され、昨年は路面が全面的に再舗装されている。
■カピロッシがドゥカティー初の優勝を決めたカタルーニャGP
ポイントリーダーのロリス・カピロッシは、カタルーニャGPでの活躍にも自信を示している。ドゥカティーに移籍して彼が初めて勝利を手にしたのは3年前のカタルーニャGPだ。
「チームは今回のレースを楽しみにしていますよ。調子は最高ですし、どのサーキットでも他と高いレベルで戦えていますからね。」とカピロッシ。
「今年は序盤から今まで継続的に好調ですから、ドゥカティーとブリヂストンには感謝しています。」
「今回のカタルーニャも長いストレートのある高速サーキットの一つです。でも自分たちのバイクは既に速いので、今は乗りやすさの向上に重点を置いています。トップスピードよりもそっちの方が重要ですからね。」
「スペインでのレースのファンの盛り上がりは凄いですからカタルーニャは大好きです。コースレイアウトはテクニカルですし、3コーナーと4コーナーの間でバイクを滑らせて走るのはとても面白いですよ。」
■カタルーニャでは常に好成績を収めているジベルナウ
カタルーニャを真のホームグランプリとするセテ・ジベルナウは、2004年と2005年のカタルーニャGPでのポールシッターだ。
昨年は最終ラップまでバレンティーノ・ロッシとのマッチレースとなり、結果はタイヤ側面の片方のグリップ力低下という問題を抱えて2位に終わった。
最高峰クラスでの優勝をまだ一度もカタルーニャでは果たしていないセテ・ジベルナウだが、表彰台は過去に4回経験している。
「カタルーニャは路面状況によってグリップが変化しやすいので、場合によっては奇妙に感じる事もあります。」とセテ。
「去年から新しくなった舗装はいいですね。F1がレースするといつもタイヤのゴムが路面に残ってグリップに影響が出てしまいますが、それも含めて楽しんでいます。コース全体にいつも小さな出来事があるのがサーキットですからね。それともちろん、今回自分にとって最も大きいのはあそこの雰囲気です。」
「重要なのは3コーナーと4コーナーの間でいいトラクションが得られるようにする事です。それができればコースの他のどの部分でもいいトラクションが得られます。」
「イタリアはトップグループに戻れたいいレースでした。ドゥカティーの乗り方を理解してきたので本当に楽しく走れたんです。今のチームはかつて経験した事がない程に快適ですし、これ程幸せだった事も以前はありませんよ。」
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