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イタリアGP翌日のテスト情報
インテリマーク編集部
2006年6月9日

前回のMotoGPイタリア・グランプリのイタリア国内でのテレビ視聴者数は790万2千人、視聴率は50.9%に上ったようだ。

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各クラスが激戦を重ねた決勝日翌日の6月5日、ホンダLCRを除く全MotoGPチームはそのままムジェロ・サーキットに残り合同テストを行っている。

■ル・マンでの合同テストと同様に短時間となったテスト・セッション

この日の午前中は、前日のMotoGPクラス決勝後にサーキット内になだれ込んだ観客が多くのゴミを残した為に清掃作業が行われ、テストセッションは午後からのスタートとなった。

この日の気温は25度、路面温度は35度まで上昇したが、午後4時からは雨が降り出し、殆どのチームは4時間程度の時間しか有効にテストができていないようだ。

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■体調に問題のあるド・ピュニエとストーナーは欠席

今回のテストには、前回のル・マンからTECH3ヤマハのテスト・ライダーとなった現250ccクラス参戦ライダーのシルバン・ギュントーリと、カワサキ・レーシング・チームのテストライダーであるオリビエ・ジャックも参加している。

また、フランスGPで背中の靱帯を痛めたカワサキのランディー・ド・ピュニエと、今回のイタリアGPで大クラッシュを喫して首を捻挫しているホンダLCRのケーシー・ストーナーは当日のテストに参加していない。

■走行結果

写真以下に6月5日のムジェロでのテストに参加したライダーの走行タイム(非公式)を示す。

1)マルコ・メランドリ 1分49秒75(64周)
2)ニッキー・ヘイデン 1分50秒01(73周)
3)ダニ・ペドロサ 1分50秒54(53周)
4)コーリン・エドワーズ 1分50秒68(57周)
5)セテ・ジベルナウ 1分50秒70(54周)
6)玉田誠 1分50秒71(58周)
7)バレンティーノ・ロッシ 1分50秒72(24周)
8)ジョン・ホプキンス 1分50秒73(48周)
9)ロリス・カピロッシ 1分50秒77(44周)
10)ケニー・ロバーツ 1分50秒80(45周)
11)クリス・バーミューレン 1分50秒90(45周)
12)中野真矢 1分51秒43(54周)
13)トニ・エリアス 1分51秒69(52周)
14)アレックス・ホフマン 1分53秒4(34周)
15)ホセ・ルイス・カルドソ 1分53秒6(33周)


尚、TECH3のカルロス・チェカ、ジェームス・エリソン、シルバン・ギュントーリ、およびカワサキのオリビエ・ジャックのタイムは今回公表されていない。

■キャメル・ヤマハ「残りのレースは全て表彰台を獲得したい」

この日、キャメル・ヤマハ・チームのバレンティーノ・ロッシとコーリン・エドワーズは、ル・マンに引き続き、新型シャシーのテストを行っている。

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エドワーズは新型シャシーのセッティングと同時にミシュランタイヤのテストを同時に行いながら57周回を走行し、この日の自己ベストタイムの1分50秒68を記録。ロッシも同様のタイヤテストを望んだが小雨に計画を邪魔され、24周回のみで一日の作業を中断している。ロッシの自己ベストタイムは1分50秒72だった。

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キャメル・ヤマハ・チーム監督のダビデ・ブリビオは、新型シャシーのセッティングに必要な時間が取れた事を喜び、開発の方向性に間違いがない事を確認したと述べている。

「今日のテストはバレンティーノにとってもコーリンにとっても有益でした。」とブリビオ監督。

「シャシーをテストする時間がさらに取れた事は有り難いです。完璧なセッティングを目指してさらに進化を続ける必要がまだありますからね。」

「ル・マンとムジェロで使用したパッケージングの方向性や決定事項が正しかった事を今回確認できています。特に新型シャシーのセッティングに十分な時間が取れなかったコーリンにとっては重要でした。」

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「今日のセッションでコーリンは自信を持てましたし、バレンティーノが今週使ったパッケージはコーリンにとっても効果がある事を再確認できています。」

「シーズンの残りを戦う上でバイクの準備はOKです。バレンティーノが昨日言っていましたが、これからのレースの全てに表彰台を獲得する必要があります。今のバイクがバレンティーノとコーリンの両方にその結果をもたらす力がある事を期待しています。」

■レプソル・ホンダ、ペドロサは次戦に向けて新型タイヤをテスト

ホンダ・ワークスのレプソル勢2名もこの日のテストに参加し、精力的に周回を重ねている。エース・ライダーのニッキー・ヘイデンはこの日の最多周回数である73ラップを走行し、予てからの課題であるトラクションとエッジのグリップ力を改善すべく、サスペンションのセッティングに取り組んだ。

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さらにニッキーはミシュランの新型タイヤのテストも計画していが、4時から降り出した小雨によりこれを断念している。

この日の2番手タイムである1分50秒01を記録したニッキー・ヘイデンは以下の通りコメントした。

写真「いい日になりましたね。」とニッキー。

「今回のテストでは特に新しい事をする予定はなかったので、自分のサスペンションを担当する福沢氏が試したがっていたいくつかの案をテストしました。殆どのアイデアは効果が得られています。」

「2〜3種類の異なるショック仕様を試しましたが、今後の数戦のレースで役に立つと思います。その後ミシュランタイヤのテストを始めようとした時には雨が降ってしまいました。」

「昨日と比べて完全にペースが上がっています。もちろん月曜日に速くても仕方ありませんが、速くなってるのはいい事ですよ。この調子をバルセロナの金曜日の朝に持っていきます。」

前回のル・マンでは低温路面と悪天候を嫌いあまり走行しなかったダニ・ペドロサも、今回のムジェロのテストではチームメイトのニッキーと同様に、セッション中は殆どコースに出て周回を重ねている。

ペドロサはフロントタイヤのテストに集中し、レース後半のタイヤの感触を向上させるべく作業を続けたようだ。この日のペドロサの57周回を終えてのタイムは当日の3番手となる1分50秒54。

ペドロサのチーフクルーであるマイク・ライトナーは、テストの内容を以下の通り語った。

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「今日はバイクのセッティングには触らずに、タイヤのテストを多くこなしました。」とライトナー。

「今回ミシュランの持ち込んだいくつかのタイヤは少し構造が通常と異なります。ダニはいいデータをミシュランに提供しましたので、次回のレースに良い結果として反映されるのが楽しみです。」

「今チームは荷物をまとめており、これからイタリアを離れ、スペインの東海岸にあるバロセロナで開催される6月18日のグランプリに向けて車で移動する予定です」

■フォルツナ・ホンダ、メランドリがテストのトップタイムをマーク

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イタリアGP翌日のテストでトップタイムをマークしたのはフォルツナ・ホンダのマルコ・メランドリ。前日の決勝レースでは、先頭集団に加わりながらもニッキー・ヘイデンを追い越す際にオーバーランを喫し、優勝争いから脱落して落ち込んでいたメランドリだが、翌日のテストではトップタイムとなる1分49秒75を記録している。

写真この日、マルコ・メランドリはRC211Vのハンドリングを調整し、方向転換を容易にするセッティングを探って良い解決策が得られたという。

「今日は大きな進展があったので満足しています。」とメランドリ。

「いいベースセッティングに仕上がったと思いますので、これからの3レースは全て自信が持てます。今日は方向転換の時のハンドリング性能を向上させる作業をしましたが、いいリズムが掴めるようになりましたし、トップタイムも記録できました。」

「2週間後のバルセロナが楽しみです。次の挑戦の準備はもうできてますよ。」

写真メランドリのチームメイトのトニ・エリアスは、過去3レースで解決できなかった課題を克服するべく多くのセッティングを試している。この日52周回を終えてのエリアスのタイムは13番手となる1分51秒69。

「バイクのセッティングに時間を費やしました。まだ理想的な状態ではありませんが、前進はできたと思います。」とエリアス。

「今日のタイムには満足できませんが、いい仕事が出来たので嬉しいです。カタルニアのレースに向けての作業はまだたくさん残っていますけどね。」

「ホームのファンの前で走れる事を楽しみにしています。」

■ミシュランがコニカミノルタ・チームの要求を反映した新タイヤを準備

フランスGPでは玉田選手がチームのマシンセッティングに疑問を示す発言を残し、先日のイタリアGPレース後には技術監督のジュリオ・ベルナルデッレとチーム責任者のジャンルカ・モンティロンが玉田選手のタイヤ選択の結果に不満を示す発言をするなど、ライダーとチームの双方に成績への焦りが見え隠れするコニカ・ミノルタ・ホンダチームだが、どうやら今回は玉田選手とチームの要求を反映した新型タイヤをテストする機会に恵まれたようだ。

前日はイタリアGPでの成績に関する厳しい発言をしていた技術監督のジュリオ・ベルナルデッレだが、この日は前向きな発言を残している。

「今回のテストでは、ミシュランから提供される新タイヤの性能を検証する事だけを計画していました。」とベルナルデッレ。

「私たちはマコトが昨年から訴え続けているフロントタイヤの接地感不足を解消できるように努めてきました。現在これはミシュランとの共同開発作業になっており、ここまでに技術面での成果は得られています。」

「さらに高い成績が必要なのは事実ですが、現時点で玉田選手はバイクが格段に乗りやすくなったと感じているようです。」

「次回のレースでは今回テストしたタイヤを使用します。カタルニアのコース特性はムジェロに近いので、スペインでのレースウイークは最初から今日のセッティングに近い状態から始められるようにする必要があります。」

この日58周回を精力的にこなし、全体の6番手タイムとなる1分50秒71を記録した玉田誠選手は、初めてテストしたミシュランの新タイヤに満足した様子だ。

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「昨日の納得のいかないレースの後ですので、すぐにテストを始めるのは簡単ではありませんでした。」と玉田選手。

「結果としては、ミシュランが開発してくれた新タイヤが走りを改善してくれたので、テストには満足できました。今回のタイヤはチームと自分が要求した内容をミシュランが反映してくれたものなのでとても嬉しいです。」

「今日の結果から自分たちの方向性が間違っていない事がわかりましたので、レースでもそれを証明したいですね。」

■ドゥカティー、作業分担をするカピロッシとジベルナウ

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ドゥカティー・マルボロの2名のライダー、ロリス・カピロッシとセテ・ジベルナウは、この日ブリヂストンタイヤのテストに集中している。二人は作業を分担し、セテは異なるタイヤ構造をテストし、カピロッシは異なる合成素材についてのテストを繰り返した。

写真さらに二人はデスモセディチGP6の細かいセッティング作業を休みなく繰り返し、夕方の雨により作業を中断されるまでにセテ・ジベルナウは54周回を終えて当日の5番手タイムとなる1分50秒70を記録。

ブーツの中のプロテクターがレース中に外れて指先を怪我するという珍しいアクシデントに見舞われ、イタリアGP決勝レース中の2周はペースを維持できなくなったジベルナウだが、以前までの「まだ学習中」という言葉は消え、「ドゥカティーの乗り方を習得した」という自信の発言と共に、このカタルニア人は次戦のホームレースに期待を高めている。

また、イタリアGPでの優勝はあと一歩のところで逃したものの、マシンとブリヂストンタイヤの熟成度を2位表彰台で十分にアピールしたロリス・カピロッシは、この日の44周回の中で9番手タイムとなる1分50秒77を記録した。

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■ダンロップがTECH3ヤマハと同じタイヤを供給していない?

写真TECH3ヤマハチームと同じくダンロップタイヤを今年は履くダンティーン・チームは、スポンサーであるプラマックのホームとなるイタリアでのレースを、アレックス・ホフマンのリタイアとホセ・ルイス・カルドソの最後尾フィニッシュという結果に終え、レース後は監督と2名のライダー共に失意の発言が目立った。

チーム監督のルイス・ダンティーンはイタリアGPの決勝レース後に、「このままではスポンサーを失い、いつ経済難に陥ってもおかしくない。ダンロップタイヤが今後もチームとの契約を破り、TECH3のカルロス・チェカと同じタイヤを我々に供給する気がないのであれば、法廷闘争も辞さない」と発言している。

ダンティーン監督が厳しい発言をしたその日、イタリアGPをダンティーンチームと同様に苦しい結果で終えたTECH3のカルロス・チェカは、これまでの前向きな発言を撤回して「タイヤの品質にムラがあり、今回はレース3周しか持たなかった。開発の方向性をもう一度見直す必要がある」と述べ、MotoGP用ダンロップタイヤにはまだ「当たり外れ」が多い事をアピールしている。

またTECH3ヤマハ・チームオーナーのエルベ・ポンシャラルも「このような状態は受け入れがたいが努力は続けなければならない」と、前向きなコメントの中にもタイヤに対する厳しい言葉を含めるようになった。

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イタリアGP翌日のテストにはプラマック・ダンティーンチームの2名のライダーも参加しており、アレックス・ホフマンは34周回を終えて14番手となる1分53秒4、ホセ・ルイス・カルドソは当日の33周回の中で15番手の1分53秒6を記録した。

テスト後の公式リリースの中でダンティーン・チームは、「バルセロナに向けて準備を進めたが、この日の天候の為にセッティング作業を行う時間が十分に取れなかった。今後は競争力の高い素材(タイヤ)が供給される事をチームは望んでいる」としている。


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