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イタリアGP125cc決勝 パッシーニが1コーナーを制す
インテリマーク編集部
2006年6月8日

6月4日、MotoGP125ccクラスの決勝がイタリアのムジェロ・サーキットで行われた。125cc決勝開時の気温は16度、路面温度は19度となり、雲は多いが晴れ間も多いドライセッションに恵まれている。

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■アスパルチームの反撃が予想されるイタリアGP

開幕戦より125ccの表彰台を常に独占しそうな勢いを見せていたマステルMVAアスパルチーム(アプリリア)は、前回のフランスのル・マンではチームの全員が表彰台を今期初めて逃している。

ホンダやKTMがシーズン中盤に向けて調子を上げる中で、アプリリアのホームレースとなるイタリアGPでのアスパルチームの巻き返しに注目が集まるレースだ。

■ル・マンの後に鎖骨を再骨折したトーマス・ルティー

開幕直前のIRTAテストで鎖骨を骨折し、シーズン序盤は転倒やマシンの不調により低迷していた昨年度チャンピオン、エリット・カフェラテのトーマス・ルティーは、前回のフランスGPで念願の今期初優勝を果たし、チャンピオンシップへの事実上の復活劇を見せた。

しかしながらルティーはフランスGP3日後、5月24日のドイツ、ザクセンリンクでのプライベートテストセッション中に転倒し、再度IRTAテスト中に負傷した鎖骨と同じ箇所を骨折してしまった。フランスでやっと成績を取り戻した直後の事故だけに今回の欠場を心配する声も大きかったが、手術に成功したルティーは一戦も欠場する事なく、今回のイタリアGPにも無事に参加をしている。

金曜日午前のフリー・プラクティスで一度走行してからレースへの出場可否を決定したいとしていたエリット・カフェラテ・チームだが、どうやらルティーの術後の経過は問題ないと判断したようだ。

■スターティング・グリッド

1列目ポール・ポジションは、アプリリアの本拠地で競合アスパル勢を抑えての予選トップタイムとなったデルビのルーカス・ペセック。2番グリッドはシーズン中盤に向けて調子を上げ、表彰台の常連にもなりつつあるマステルMVAアスパル所属のマティア・パッシーニ、3番グリッドはトルコGPで優勝を遂げた同じくマステルMVAアスパルのエクトル・ファウベル。4番グリッドはル・マンで3位表彰台を獲得したバルジール・セードルフ・レーシング(ホンダ)のファブリツィオ・ライ。

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2列目5番グリッドは今期ポイントランキングを独走中であるマステルMVAアスパルのアルバロ・バウティスタ、6番グリッドはマルチメディア・レーシング(アプリリア)のパブロ・ニエト、7番グリッドはヒューマンゲスト(ホンダ)のガボール・タルマクシ、8番グリッドは中国で優勝を果たし、昨年のポイントランキングを2位で終えたKTMのミカ・カリオ。

鎖骨の手術から約1週間しか経過していない昨年度チャンピオンのトーマス・ルティーは4列目14番グリッドスタート。

マラグーティの小山知良選手は4列目16番グリッド、スポット参戦を果たしたグリリーニ・レーシングの葛原大陽選手は9列目33番グリッドからのスタートとなった。

■好スタートを決めたのはファブリツィオ・ライ。

シグナルが消えオープニングラップが始まると、1列目4番グリッドスタートのファブリツィオ・ライが好スタートを決めて誰よりも先に1コーナーに向かった。

1コーナー出口、ライから先頭を奪ったのはマステルMVAアスパル所属の地元イタリア人、マティア・パッシーニ。ポイントリーダーのアルバロ・バウティスタもそれに続きライを捕らえる。ポールポジションからスタートしたデルビのルーカス・ペセックは7番手に後退。

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コース中盤、先頭はマティア・パッシーニ、2番手にアルバロ・バウティスタ、3番手にファブリツィオ・ライ、4番手にエクトル・ファウベル、5番手にパブロ・ニエト、6番手にミカ・カリオ、7番手にルーカス・ペセックが続く。

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ペセックはKTMのミカ・カリオを交わし6番手に。

■レース序盤、先頭はマティア・パッシーニ

2ラップ目、7番手となったミカ・カリオの後方には8番手のヒューマンゲスト・ホンダのガボール・タルマクシ、9番手にKTMのフリアン・シモン、10番手にエリット・カフェラテのトーマス・ルティーが続く。マラグーティの小山選手は17番手を走行している。

地元イタリア人、SSMレーシングのフェデリコ・サンディはハイサイドを喫し、レース序盤にリタイア。

3ラップ目、先頭のチームメイト2台、パッシーニとバウティスタがやや後続を引き離しにかかる中、エクトル・ファウベルはファブリツィオ・ライを交わし3番手に。後方を走るデルビのペセックもライとパブロ・ニエトを交わしファウベルの真後ろ4番手につける。

■バウティスタは繰り返し先頭の座を狙う

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4ラップ目入り口のストレートではバウティスタがパッシーニを交わし先頭に立つが、次のコーナーで交わされ再びパッシーニが先頭に。二人の後ろからはファウベルを交わした3番手のルーカス・ペセック、4番手にエクトル・ファウベル、5番手にファブリツィオ・ライが続く。

6番手となったパブロ・ニエトの後方ではKTMコンビのミカ・カリオとフリアン・シモンが並ぶ。

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5ラップ目、バウティスタが再び先頭に立ちパッシーニがこれを追う。デルビのペセックは3位争いの集団を抜け出し先頭の二人に照準を合わせている。

パッシーニが再度バウティスタを交わし先頭に。

6ラップ目、ホームストレートでバウティスタがパッシーニに並びかけ先頭を奪った。3番手のペセックはファーステストを記録してマステルMVAアスパル間の激しいトップ争いに加わり先頭集団は3台体制となる。ペセックの1.1秒後方には4番手のエクトル・ファウベル、5番手にはライとニエトを交わしたKTMのミカ・カリオ。

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■ストレート加速と熾烈な1コーナーの奪い合い

7ラップ目のストレート、パッシーニとバウティスタは完全に真横に並んだまま加速し、そのまま1コーナーに飛び込む。レイトブレーキングでパッシーニがバウティスタを抑えて1コーナーをトップで抜ける。バウティスタはインに入り込めない。

3番手のルーカス・ペセックは前方の二人を追走している。

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8ラップ目、先頭集団のストレート加速合戦はついに3台体制となり、バウティスタ、パッシーニ、ペセックの3台が真横に並んで1コーナーを目指して加速していく。マステルMVAアスパルのエクトル・ファウベルはこの3台について行けずに約2秒後方まで下がる。

■後半追い上げ型?セルジオ・ガデア

9ラップ目のホームストレートではルーカス・ペセックが前の2台に追いつけなくなる。直線加速で並んだパッシーニとバウティスタは1コーナーに飛び込み、今回はバウティスタが1コーナー出口を奪い先頭に。

2番手となったパッシーニの0.5秒後方にはペセック、その3秒後方には4番手のエクトル・ファウベル、さらにその0.2秒後方にはKTMのミカ・カリオが続き、ファーステストを記録しながら追い上げてきたマステルMVAアスパルのセルジオ・ガデアがカリオの真後ろまで迫っている。

■真後ろから先頭の2台のバトルを観察するルーカス・ペセック

10ラップ目、パッシーニがバウティスタを交わし先頭に立ち、3番手のペセックは二人の過激な争いに加わるのを避け3番手から前方2台の様子を窺っている。

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先頭から3秒後方の4位争いは3台体制となり、エクトル・ファウベル、ミカ・カリオ、セルジオ・ガデアが1列となり前を争う。

11ラップ目のストレートでバウティスタがパッシーニに並びかけるが、地元の気迫でパッシーニは1コーナーに先頭で飛び込む。ペセックは二人に遅れかけるが、コース中盤では再び2台の後ろにつけ、また様子を窺うように追走。

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3.4秒後方ではカリオ、ガデア、ファウベルが順位を入れ替えながら走行している。

■繰り返されるマステルMVAアスパル同士のバトル

12ラップ目、右コーナー飛び込みでバウティスタがパッシーニからトップを奪い返し、オーバーラン気味になってゼブラゾーンを踏みながらもそれを死守。パッシーニとペセックがバウティスタを追う。

セルジオ・ガデアは第二集団から0.5秒抜けだし、3.5秒前方の先頭集団を追いかけようとするが、カリオ、ファウベル、フリアン・シモンの3台が食い下がる。

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■順位を挽回する手術から間もないトーマス・ルティー

13ラップ目、先頭からアルバロ・バウティスタ、マティア・パッシーニ、ルーカス・ペセック、その3.5秒後方にガデア、カリオ、ファウベル、シモン、さらに5秒後方には8番手まで順位を挽回した昨年度チャンピオンのトーマス・ルティー。

14ラップ目、先頭3台の体制に動きがない中、その後方で4番手を走るセルジオ・ガデアの前にKTMのミカ・カリオが割り込んだ。

さらに後方では8番手まで順位を上げたエリット・カフェラテのトーマス・ルティーとヒューマンゲストのガボール・タルマクシ、シモーネ・コルシとファブリツィオ・ライが順位を奪い合い、ルティーは11番手まで後退。

15ラップ目のホームストレート、マティア・パッシーニはチームメイトのアルバロ・バウティスタを交わしてトップに。先頭2台のスリップに入って3番手から追い上げるルーカス・ペセック。

16ラップ目のホームストレートではバウティスタがパッシーニを交わして再びトップに立つ。ペセックはつかず離れずの状態を保ちながら3位を走行。

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その後ろからカリオ、ガデア、ファウベル、シモンが激しく4位を争いながらメインスタンドの前を通り過ぎる。さらに後方ではトーマス・ルティーが9位まで順位を挽回。

■どこまでも1コーナーに深く飛び込むパッシーニ

17ラップ目、ストレートでバウティスタを交わせなかったパッシーニは強引に1コーナーの奥までブレーキングを遅らせて飛び込み、バウティスタから先頭を奪った。真っ向から前を奪い返そうと戦うバウティスタと、最後まで力を温存する姿勢のペセックが続く。

トーマス・ルティーは再び8番手に順位を戻すが、コーナーを重ねる度にシモーネ・コルシと激しく順位を入れ替える。

写真記事
(写真提供:motogp.com)

小山知良選手はこの時15番手のポイント圏内を走行。

■三つどもえの1コーナー飛び込み合戦

残り3周の18ラップ目、ついに1コーナーのブレーキング争いにペセックも加わり、パッシーニとバウティスタ、ルーカス・ペセックの3台が横に並んでそのまま1コーナーに飛び込んでいく。どこまでも前を譲らずにブレーキを遅らせる二人についていけないペセックは思わずブレーキを握る。

1コーナーを抜け出たのはマティア・パッシーニだ。この争いから勢いを増したパッシーニは、最後まで後続の二人を振り払うかのようにペースを上げ始める。後ろのバウティスタはこれに一度離されかけるがコーナーからの脱出加速でその差を挽回。

3番手のペセックは引き気味に前の二人を眺めながら追走。

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19ラップ目もここまでと同じ光景が繰り返される。ストレートでバウティスタが先頭に出ると1コーナーの過激なブレーキングでパッシーニが前に。

先頭の3秒後方には4番手のセルジオ・ガデア、5番手のエクトル・ファウベルが続く。KTMのミカ・カリオはチームメイトのフリアン・シモンの手前の6番手に後退。KTMのオレンジのマシンが2台揃って走る。

■悠々と先頭に抜け出すルーカス・ペセック

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(写真提供:motogp.com)

右コーナー、激しく前を奪い合ったマステルMVAアスパルの先頭2台は大きく膨らんで走り、その内側を「まってました」とばかりに悠々とデルビのルーカス・ペセックが抜ける。残り2周で先頭に立ったのはペセックだ。2番手のバウティスタと3番手となったパッシーニがこれを追う。

■最終ラップ、それ以上1コーナーに先はない

写真記事20周目の最終ラップ、3台が1コーナーでの最後のブレーキング合戦を繰り広げる。どこまでもブレーキを離さないのはパッシーニだ。殆ど1コーナーからはみ出す勢いで最初に次のコーナーに向かったのは地元イタリアのマティア・パッシーニ。すぐ後ろをバウティスタが追いかける。

ここで3番手に下がったルーカス・ペセックがいきなり先頭2台の右側インをついてトップに立つが、折り返しで2台のマステルMVAアスパルが揃って抜き返す。

最終コーナーにパッシーニ、バウティスタ、ペセックが飛び込み、最後のロングストレートを加速しながらチェッカーに向かう。パッシーニとバウティスタは完全に真横に並び、1メートル以内後方からルーカス・ペセックが追い上げる。3台の差はない。

■僅差の戦いを制したのはマティア・パッシーニ

写真記事0.001秒差の僅差で優勝を飾ったのは地元出身、マステルMVAアスパルのマティア・パッシーニ。ポイントリーダーでありパッシーニのチームメイトのアルバロ・バウティスタは惜しくも2番手、デルビのルーカス・ペセックはバウティスタと0.05秒差で3位表彰台を獲得。

4位は先頭の二人と同じマステルMVAアスパルに所属のセルジオ・ガデア。5位も同じくチームメイトのエクトル・ファウベルが獲得し、5番手までの4人がマステルMVAアスパルのアプリリア勢となった。

6位と7位にはKTMのミカ・カリオとフリアン・シモン、8位にはヒューマンゲスト・ホンダのガボール・タルマクシ、一週間前に負った怪我を押して出場したエリット・カフェラテのトーマス・ルティーは9位でイタリアGPを終えている。

マラグーティの小山知良選手15位フィニッシュで開幕からの連続ポイント獲得を今回も達成。スポット参戦を果たした葛原大陽選手は、33番グリッドからの順位を大幅に挽回して小山選手に続く16位を獲得した。

写真記事

パルクフェルメでは優勝したパッシーニをバウティスタが笑顔で称えている。

■各ライダーのコメント

以下にレース後の各ライダーのコメントを示す。

■レース結果

優勝)マティア・パッシーニ ITA マステル‐MVA・アスパル

写真記事

大変でしたが、凄く価値のあるレースでした。

写真記事去年はムジェロで勝てなかったので、今回のホームGPはどうしても勝ちたかったんです。今日のバイクは最高でした。チームの今回の働きを心から称えます。

レースを通して凄く楽しめましたし、アルバロとルーカスと3人でずっと速いペースで走りました。チームとアプリリアと、それに応援しに来てくれた観客の皆さんに感謝しています。

ホームレースでの勝利は最高ですね。みんなの応援が分かって、とても言葉に出来ないほど本当に嬉しかったです。

2位)アルバロ・バウティスタ SPA マステル‐MVA・アスパル

凄く激しいレースでしたが面白かったです。ここまでの自分たちの成果が一気に出た感じですね。

マティアはコーナーで自分より知的な走りをしていました。最後のコーナーに誰が最初に飛び込むかは言うまでもなかったでしょう。最後のストレートではスロットル全開でお互いに走りましたが、千分の1秒差だったみたいですね。

写真記事

フランスのトラブルの後なので今回の結果は本当に嬉しいです。優勝は出来ませんでしたがそれでも凄く満足です。カリオは6位フィニッシュでしたから、まだチャンピオンシップのポイント差を広げる事ができましたね。

これでまた意欲を高めて次のホームグランプリに臨めます。

3位)ルーカス・ペセック CZE デルビ・レーシング

ちょっと作戦を考えすぎました。

最終コーナーの前で二人は激しく争ってましたし、コーナーの立ち上がりでミスをしてパッシーニに3〜4メートルの余裕を与えてしまいました。あの距離ではもう追いつけません。でも自分の今後のためには勉強になったと思いますし、もう同じミスはしないと思います。

写真記事

いずれにしろポールポジションは獲得できましたので凄く満足です。レースではトップで戦えましたし表彰台にも乗れましたからね。

いいマシンに仕上げてくれたチームの頑張りと献身的な努力に感謝します。また、今回の結果を喜んでくれたデルビの全てのスタッフにも御礼が言いたいです。次は表彰台のもっと高い位置を期待してください。

2週間後はデルビの本拠地から数キロメートルの場所ですから楽しみです。

4位)セルジオ・ガデア SPA マステル‐MVA・アスパル

写真記事トレーニングの成果が今回の結果に出たのは間違いないです。

予選でグリッドの位置が後ろになってしまったので、表彰台争いに加わる事はできませんでした。途中でいいリズムは掴めましたが、先頭集団に追いつくのは不可能です。

予選さえよければ表彰台争いができたと思うので今回は残念です。

ここまでの結果には満足できますし、カタルニアに向けていい結果を期待したいですね。

5位)エクトル・ファウベル SPA マステル‐MVA・アスパル

写真記事レースは楽しめましたが、バイクに少し問題がありリズムを掴むのが難しいレースでした。

スタートがとても良くて先頭集団に加わりましたが、徐々にタイヤがグリップしなくなり集団から取り残されてしまい、トップを争える位置にいながら結局ダメで5位に終わりました。

ポイントランキングは4位ですが、もっと上にいくにはさらにいい成績が必要ですね。

6位)ミカ・カリオ FIN レッドブル・KTM

オープニングラップで誰かがクラッシュした時に自分の右膝に当たってしまい、右コーナーを曲がる時に右足の感覚が全くなくなってしまいました。1周目にタイムをロスして先頭集団から離されたのはそれが理由です。

写真記事

今日のマシンは凄く仕上がっていたので、本当に残念です。

7位)フリアン・シモン SPA レッドブル・KTM

写真記事目標はいい順位でフィニッシュする事でしたが、12番グリッドからのスタートだと多くのライダーを1コーナーで抜く必要があり、自分の思い通りの走りはできませんでした。

レース中はベストを尽くして、出来るだけ前に出て順位を2つくらいあげるように頑張りましたが、6速のギア比が少し足りなくてストレートでは毎回抜かれていました。

結局順位アップは出来ずに、他のライダーの後ろをついて行くだけになってしまいました。

8位)ガボール・タルマクシ HUN ヒューマンゲスト・レーシング

写真記事このバイクで出来るベストの走りはしたと思います。

ルティーやコルシと激しく戦ったので残念ながらタイムが落ちてしまい、先頭集団に追いつく事が出来ませんでした。

最後の3周は必死でプッシュしましたので、なんとか自分の集団の中ではトップでレースを終える事ができました。

難しいレースでしたね。バイクのベースセッティングを今後も改善する必要があると思います。


9位)トーマス・ルティ SUI エリット・カフェラテ

写真記事スタートはまあまあでしたが、1コーナーで大きく順位を下げてしまいました。

自分のいたグループの中では自分が一番速く走れたと思いましたが、コルシがコーナーの度にブレーキングで抑えてくるので二人ともタイムが落ちてしまいました。

もしコルシが自分の後ろについてくれれば二人とももっと早く前に出られたのにね。最終ラップで彼が僕の前を邪魔するからタルマクシが前に出てしまいました。

15位)小山知良 JPN マラグーティ・アジョ・コルセ

今日はスタートがあまり良くありませんでしたが、エンジンの調子は良かったです。加速もスピードも問題ありませんでした。

写真記事
(写真提供:motogp.com)

ただ、リアタイヤにチャタリングが出てしまったので、自分の思い通りにプッシュする事はできませんでした。


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