 |
| |
 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
２００６年６月１日
翌日からのイタリアＧＰを控えた６月１日のムジェロサーキットで、ドゥカティーのMotoGPプロジェクトが初めてリリースする公道用バイク、デスモセディチＲＲの発表会が行われた。
このデスモセディチＲＲ(DESMOSEDICI RR)は2007年の7月より販売が開始され、予約は公式ドゥカティーディーラーが既に受付を開始している。
■ドゥカティー デスモセディチ ＲＲ
２００６年の６月１日、ドゥカティーはデスモセディチＲＲの試作品（プロトタイプ）をイタリアＧＰ前日のムジェロサーキットで公開した。
デスモセディチＲＲはMotoGPデスモセディチの完全なる公道用レプリカであり、その高い性能は、ドゥカティーのMotoGPプロジェクトを通して培われた技術をダイレクトに反映して実現されたという。ドゥカティーはこのモデルを「夢のレプリカバイク」と称している。
デスモセディチＲＲはMotoGPでロリス・カピロッシとセテ・ジベルナウが駆るデスモセディチＧＰ０６のレプリカマシンだ。今回のムジェロでのプロトタイプ公開により、この市場投入モデルの技術的且つ独創的な特徴が明らかにされている。
ボディーのデザインと空力性能はＧＰ０６から忠実に反映されており、配色から素材、デスモドロミック機構を搭載したハイパワー４気筒エンジンに至るまで、一切の妥協を許さないマシンに仕上がっている。MotoGPマシンの威力を体感できる公道バイクだ。
■現在は生産方法の検討段階、999Rオーナーは予約優先権あり
現在このＲＲプロジェクトは生産工程の検討段階にあり、およそ４００台の限定販売モデルとして１年間生産される予定にある。
発売開始は２００７年の７月からとなり、２００６年の６月２日から公式ドゥカティーディーラーからの予約が可能となる。また、現在ドゥカティー999Rを所有するオーナーには予約の優先権利が与えられる。
デスモセディチＲＲはドゥカティーの技術進化の象徴であり、夢を実現する情熱と勇気の証であるとドゥカティー社はコメントし、レース業界のマシンを市販モデルに反映する技術力の高さを誇示している。
■発表会の現場にはロリス・カピロッシとセテ・ジベルナウも同席
ドゥカティー・モーター・ホールディングス社のプレジデント兼CEOであるフェデリコ・ミノーリと、ドゥカティー・モーター社の製品責任者であり、ドゥカティー・コルセのCEOであるクラウディオ・ドメニカリは、ドゥカティー・コルセのレギュラーライダーであるロリス・カピロッシとセテ・ジベルナウ、およびテストライダーのヴィットリアーノ・グアレスキと共に、この極秘製品がベールを脱ぐ場面に立ち会っている。
「今回、私達にとって非常に重要な時を迎えました。もう一つの夢の実現です。」とフェデリコ・ミノーリは語る。
「デスモセディチＲＲの商品化は、ドゥカティーの最新テクノロジーを提供する事を意味します。また同時に我が社の公道バイクとレーシングバイクの伝統に忠実な事には何も変わりがありません。」
「私達が是非とも成し遂げたい挑戦です。比較的少ない台数の生産にはなりますが、ＲＲは全てのドゥカティストが求める真の姿になるでしょう。これはドゥカティーにとっても最大級の経験となり、我々が情熱と発明で知られる事の実証と言えます。」
「この一方で、２気筒エンジンは今後もドゥカティーの伝統的なエンジンとして開発が継続され、過去から未来にかけて我が社の市販モデルに組み込まれ続けます。」
また、ドゥカティー・コルセのCEOであるクラウディオ・ドメニカリは以下の通りコメントした。
「デスモセディチＲＲはグランプリマシンの真のレプリカです。」とドメニカリ。
「このバイクに用いられた技術は非常に高く、MotoGPマシンの本当の性能を公道モデルに反映した最初のマシンです。２００馬力を上回るバイクには特別の部品と素材が使用され、市販オートバイの新しい基準になる事を運命づけられています。」
「このマシンを公開するのにムジェロ以外の最適な場所を見つける事はできませんでした。また、このバイクの除幕を担当する役目には、この公道バイクのオリジナル側を経験したロリス、セテ、ヴィットリアーノ以外には考えられません。」
■デスモセディチＲＲの仕様
以下に、当日公開されたデスモセディチＲＲの仕様を示す。
エンジン仕様
200馬力（以上）レーシング・エキゾースト・キットが全モデルに付属
989cc、４気筒L型、ツインパルス設定
デスモドロミック、チタン製１６バルブ
４重１２ホール、「マイクロジェット」フューエル・インジェクション
DOHC、ギアドリブン
チタン製コンロッド
トランスミッション カセットタイプ
エンジンケース サンドキャスト
カバー マグネシウム
4-2-1垂直エキゾースト
ドライ・スリッパー・クラッチ
車体仕様
ハイブリッド・トレリス（菱形格子）・フレーム
カーボン・ファイバー・シート・サポート
オーリンズ窒素圧縮筒型43mm"FG353"PFFフォーク
オーリンズ４-ウェイ・アジャスタブル・リアショック（GP6リンケージおよびジオメトリ）
ブレンボ・ラジアル"monoblock"フロント・キャリパー
機械鍛造加工マルケジーニ・マグネシウム・ホイール
新型軽量コルセ電子多機能ダッシュボード
アルミニウム合金タンク
フル・カーボン・ファイバー・ボディー
ブリヂストンタイヤ（特殊断面形状および構造）
■付属品
デスモセディチＲＲ専用のレースキット（102dBのレーシング・エキゾースト、専用CPU、バイクカバー、パドックスタンドを含む）
■バージョン：２種類（Rosso GPモデルとTeam Versionモデル）
Rosso GPモデルは、全体が赤、テール部分に白のナンバーエリアと、カウルに白のドゥカティー・ロゴつき。
Team Versionモデルは、全体が赤、コルセのファクトリーバイクと同様の白のストライプがペイントされる。
どちらのバイクにも、スポンサーロゴのデカールが付属。
３年保証、３年間無料メンテナンス。
|
|
|
  |
|
 |
|
|
|
