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2006年6月1日
2週間前のフランスGPで、兄の青山博一選手との最終ラップでのデットヒートを制し、MotoGP250ccフル参戦初の表彰台を獲得した青山周平選手は、「GPパドックの中で最も幸せそうな男だった」とレプソルリリースは報じている。
■周平選手「大事なのは緊張しすぎない事」
その幸せなグランプリから約2週間が経過し、周平選手はグランプリの中で最もテクニカルで複雑なイタリアのムジェロ・サーキットに到着している。連続する初めてのGPサーキットには今回も驚き続ける事になるだろう。
周平選手はテレビゲーム以外ではムジェロサーキットを経験していない。明日6月2日午前のフリープラクティスが彼にとって初めての走行になる。
しかしながら、彼は開幕直後の序盤戦に、あまりに緊張をしすぎた事からミスを連発した事を現在では良く把握しており、その反省から、テクニカルなムジェロと言えども今後は落ち着いてミスをしないライディングに努める準備は出来ている様子だ。
レプソル・ホンダからのデビューイヤー5戦目にして表彰台を獲得した青山周平選手は、必要以上に緊張する事を何より避けたいとコメントしている。
「フランスの表彰台の後でも、同じ精神状態を保って仕事を続けたいと思います。」と周平選手。
「一番大事なのは必要以上に緊張してミスを誘発しない事です。ムジェロについてはテレビゲーム以外の情報はありませんが、ライダーにとってもメカニックにとっても凄く難しくて大変なサーキットだってみんなが言うんです。」
「今週もまたいいレースウイークにしたいですし、前回最高の仕事をしてくれたチームには本当に感謝しています。自分に大事なのはプラクティスを上手く利用してレースに備える事ですね。」
■優勝経験のあるムジェロで問題を解決したいポルト
周平選手のチームメイトのセバスチャン・ポルトは、今期は過去5戦でノーポイントが2回、ランキング14位と低迷し、開幕当初からの問題だったレース序盤にトラクションが得られないという状態から脱出できていないようだ。
ポルトにとって、ムジェロは2004年にダニ・ペドロサを抑えて優勝した相性の良いサーキットである。嘗ての調子を取り戻すきっかけとしたいサーキットだ。ムジェロでもマシンのセッティングに集中するとセバスチャン・ポルトは語る。
「フランスGPの後はルマンに残ってテストを続けたんですが、天気が悪くて予定が思うように進みませんでした。」とポルト。
「ムジェロは好きなサーキットです。複雑で凄く大変なサーキットですし、コーナーを速く走るためにはいいセッティングが不可欠になります。」
「今回もバイクの感触が良くできるか試してみて、日曜日にはいいレースができるようにしたいです。」
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