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2006年6月1日
前回のル・マンでのMotoGP250ccにおいて、チームメイト同士の優勝争いを演じたヒューマンゲスト・ホンダチームの本拠地はイタリアだ。また、同チームのライダー、アンドレア・ドヴィツィオーゾもイタリア人であり、明日の6月2日から開催されるムジェロでのイタリアGPは彼らのホームグランプリとなる。
■ホームGPを前にチームの実力を見せ付けたヒューマンゲスト・ホンダ
フランスでの高橋裕紀選手の優勝と、アンドレア・ドヴィツィオーゾの2位表彰台という結果に終ったチームメイト同士の戦いは、ヒューマンゲスト・ホンダの2名のライダーのレース強さと、アプリリアに押され気味だったホンダのマシン開発が着実に進みつつある事を証明した。
しかしながら、ヒューマンゲスト・ホンダチームはイタリアGPを前にリラックスはしていない。世界でも有数のロングストレートを誇るムジェロサーキットはアプリリア勢のホームでもあり、彼らの誇るストレートでの加速力を存分に活かせるコースとも言えるからだ。
■ポイントランキングはトップ、でも優勝がしたいドヴィツィオーゾ
現在ポイントランキングトップのアンドレア・ドヴィツィオーゾは、イタリアのドヴィツィオーゾ応援団がムジェロに観戦に来る事を楽しみにしている。
前回のル・マンではチームとチームメイトの勝利を称えたアンドレア・ドヴィツィオーゾだが、ムジェロはアプリリア勢の好むコースレイアウトであり、厳しいレース展開も予想されるとコメントする。
「ムジェロでのレースは自分にとって何か特別なものがります。」とドヴィツィオーゾ。
「コースは凄く綺麗ですし、大好きなサーキットです。レースもイタリア人応援団の前ですから白熱しますよ。自分のファンは例年通りカサノバ・サヴェッリ・コーナーに集結してレースを観戦しますので、金曜と土曜の両方の夕食の後は、彼らのところに訪れる予定です。」
「ここまでのシーズン序盤は好調でした。まだ1回も優勝はしていませんが、ポイントランキングで2位と14ポイントの差を広げた事は大きいです。」
「ホンダはル・マンで表彰台を独占しましたが、ムジェロは高速サーキットですしアプリリアの得意とするサーキットですのでフランスより厳しいレースになるでしょうね。でも、自分のマシンの戦闘力も高いですから、いつでもバイクと共にベストを尽くして戦うだけです。」
■高橋選手、初優勝の直後にチームのホームGPを迎えて少し緊張
ル・マンでは、チームメイトとファイナルラップの最終コーナーで飛び込み合戦を行うという劇的な初優勝を手にした高橋選手は、フランスGPの後に一度日本へ帰国し、家族と友人で初優勝を祝ったようだ。
今回のムジェロを前に少しプレッシャーを感じると高橋裕紀選手は語る。
「もちろんイタリアGPはチームにとって今シーズンの一番重要なグランプリですから少しプレッシャーを感じています。」と高橋選手。
「このコースは好きです。去年はレース中にクラッシュしていますから、今年はそれを取り返したいです。ホンダにとって相性のいいサーキットとは言えませんが、チームも自分もル・マンの勝利の後ですから今回のレースへの意欲も高いですよ。フランスのレースの後は、一度日本に戻って初優勝を家族と友人と共に祝ってきました。」
「自分のコンディションも申し分ありませんし、ピットの雰囲気も完璧ですので、これらの要素がムジェロでもきっといい結果に結びついてくれる筈です。」
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