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2006年5月24日
フランスGPでは単独優勝を目前にしてマシントラブルが発生し、失意のリタイアを喫したバレンティーノ・ロッシだが、ルマンでの翌日のテスト1日目終了後にスペインのバルセロナに直行してローレウス・スポーツ・アワードの授賞式に出席している。
ローレウス・スポーツ・アワードは世界で最も活躍したスポーツ選手を表彰する式典であり、スポーツ界のアカデミー賞として知られ、世界中の多くのテレビ局がこの模様を毎年生中継する。また、この番組の視聴者数は10億人に上るといわれている。
世界規模の視野で、全てのツポーツカテゴリーを通してその中から最優秀賞を決定する栄誉ある式典は、このローレウス・アワードのみだ。
5月22日にロッシが受賞したのは「スポーツ・スピリッツ賞」であり、ロッシはヤマハのYZF-R1に跨り式典に登場した。ロッシへのプレゼンターはヤマハの初代GPチャンピオンのジャコモ・アゴスティーニとF1の興行統括団体のCEOであるバーニー・エクレストン。
ロッシはこの式典のメインプライズである「ワールド・スポーツマン・オブ・ザ・イヤー」の候補者に3年連続でノミネートされていたが、この栄誉ある賞を最終的に受賞したのはスイスのテニス・プレーヤーであるロジャー・フェデラーだった。フェデラーの受賞は昨年に引き続いての2年連続になる。
スポーツ・スピリッツ賞を受賞したバレンティーノ・ロッシは式典で以下の通りコメントしている。
「今日の受賞を大変嬉しく思います。また、自分たちの競技(MotoGP)を代表して、栄誉ある賞に取り上げて頂ける事を誇りに思います。」と、今年27歳のMotoGP最高峰クラスの連続王者は語る。
「また、多くの偉大なスポーツ選手に並んでメインの賞に再びノミネートされた事は自分個人にとっても大変な栄誉であり、誇りに思います。」
今年のメインプレゼンテーターはハリウッド俳優のテリー・ハッチャーとキューバ・グッディングJr。また、会場にはスペイン現国王であるフアン・カルロスも出席しており、その他のゲストとしてアメリカの元バスケットボール選手のマイケル・ジョーダン、元イングランド代表サッカー選手のボビー・チャールトン、スペイン出身のプロゴルファーであるセベ・バレステロス、旧西ドイツ・ライメン出身のプロテニス選手であるボリス・ベッカーが式典に訪れた。
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