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2006年4月26日
イスタンブールの現地レースは前回のカタールと同様に、ヨーロッパでのテレビ放映時刻を考慮して通常より1時間遅めの開催スケジュールとなっている。
コニカミノルタ・ホンダチームは冬季テストから抱えていたフロントの接地感が得られないというマシンの問題を解決できないまま、開幕からの2戦を終えた。
開幕戦のヘレスでは10位、カタールではTECH3ヤマハのジェームス・エリソンよりもペースが上がらず14位と低迷し、レース後に玉田選手は肩を落として「ここまで期待に応えられず申し訳なく思う」と、彼が今まであまり口にしていなかった言葉を述べている。
イスタンブールに向けての玉田選手の課題は、現在までと同じくミシュランタイヤを履いたRCVでのフロントまわりのセッティングだ。直線での速度はトップレベルでも全てのコーナーに自信を持って進入ができない状態が続いては、無理が多く危険なライディングになりかねない。
「チームとコニカミノルタの期待に応えなければならない事はわかっています。」と玉田選手。
「こういう難しい状況で2週間の休暇は助かります。集中力と鋭気を養う良い機会になりましたし、意欲を高めるのに役立ちました。」
「今約束できるのは、自分の実力を全て出し切ってRC211Vを操る事と、必ずコニカミノルタとチームには良い結果をもたらす事だけです。イスタンブールは好きなサーキットですから、自分の力が出し切れるようないい天気になって欲しいですね。」
「最近日本で開催されたインディー・カー・シリーズに、ペースカー・ドライバーとして参加する機会があり、面白い経験ができました。インディアナポリスでは自転車レースで有名なランス・アームストロング(ツール・ド・フランス7回制覇)が担当するみたいです。」
チーム責任者のジャンルカ・モンティロンは、この2週間をかけてチームは技術的に模索および分析し、玉田選手が本来の実力を出せるマシンに仕上げるよう、時間を費やした事を述べている。
「レース翌日の月曜日にはイスタンブールで新しいミシュランタイヤのテストをします。」とモンティロン。
「今の危機的な状況が、私たちのテクニカルスポンサーの支援によって打破される事を期待しています。玉田選手が今週の金曜日にコースに出た時、意欲と勝利への熱意がもっと高まると信じています。」
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