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2006年4月18日
FIM世界耐久選手権が、4月17日(月)にオランダのアッセンで開幕を迎えた。世界耐久選手権の年間スケジュールの一つとして現在は数えられる鈴鹿8時間耐久ロードレースを知らない方は日本でも少ないだろう。
開幕戦となった500Km耐久レースを制したのは、かつての全日本スーパーバイク、スズキのエースライダーとして有名であり、ケンツ・スズキに移籍後はプライベーターとしてワークス勢と互角な戦いを見せた北川圭一選手の所属するスズキ・カストロールチーム。北川選手と同チームは昨年の世界耐久チャンピオンだ。
北川選手の耐久レースでの強さは、ニッキー・ヘイデンや岡田忠之選手を含むホンダの優勝候補ライダーの殆どがレース開始直後の2ラップ目に1コーナーでクラッシュした波乱の03年の8耐で、WSSライダーの藤原克明選手と組んだケンツチームが優勝目前の走りをした事でも証明済みだろう。最後のライダー交換でマシンのエンジンがかからなかった時のチームや観客の落胆ぶりはまだ記憶に新しいところだ。
今回の開幕レースは4時間に及び、110周回を走り切ったスズキ・カストロールチームが優勝。2位のヤマハ・オーストリアチームは109周、3位のヤマハ・フェーズ・ワン・エンデューランスチームは108周回でのチェッカーとなった。
次戦は4月22日と23日のフランス、ル・マン24時間耐久レースだ。今年の北川選手は世界耐久2連覇を目指す。
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