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マックス・ビアッジ、2007年にMotoGP復帰か? |
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2006年4月13日
イタリアのロードレースサイトGPoneによれば、イタリアの大手スポーツ新聞、コリエーレ・デロ・スポーツが、4月6日の紙面で2007年より800cc化されるMotoGPクラスに、マックス・ビアッジが参戦する可能性があると報じているようだ。
同紙によれば、F1マクラーレンチームのエンジン供給会社で知られるイルモアが、2007年より800cc化されるMotoGPへの参戦を計画しており、そのライダーとしてマックス・ビアッジ、チームのエンジニアにはカワサキで2005年にバイクのチューニングを担当していたエスキル・シュターにオファーを投げかけたと言う。
ビアッジは先日自身のホームページで「2007年にはSBKかMotoGPに復帰」との宣言を出したばかりである。
またエスキルは、カワサキがZX-RRの開発を全て日本に移すという計画には合意できず、今回のプロジェクトへの参画を引き受けたという見方をコリエーレ紙はしている。
エスキル・シュターは91年から96年の世界GP250ccに参戦経験のあるスイス人であり、シャシーのスペシャリストとして有名なエンジニアだ。カワサキの05年ZX-RRもエスキルが関わっている。また、彼の経営するシュター・レーシング・テクノロジー社は1996年に設立され、シャシーとエンジンの設計、および開発とチューニングを事業としている。
イルモアはコスワースのエンジンチューナーたちが独立起業したイギリスのエンジンメーカーである。最近のマクラーレン低迷の原因と冷評される事もあるが、古くはレイトンハウスにエンジンを供給していた名門エンジン・サプライヤーである。
イルモアがエスキルを使ってMotoGPマシンの開発を行っているという噂は以前からあり、2005年の8月と11月の英国crash.netでも報じられていた。ビアッジにオファーをしているという話は今回が初めてだが、イルモアには2輪のGP参戦経験はこれまでにない為、ワークス経験のあるGPライダーとメカニックを探すのは自然な動きだろう。
かねてから噂のあるBMWとイルモアが2007年からMotoGPに参戦し、チームポンスやWCMも復帰する事があれば、現在寂しげなスターティング・グリッドが再び賑やかになる事は間違いない。
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