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２００６年４月１０日
ヘレスでの開幕以後、ドゥカティー勢は冬季テストからIRTAテストにかけての好調さをそのまま継続している感があるが、バレンティーノ・ロッシの初戦での転倒や今ひとつ伸びないカワサキのレース結果、ダンロップ期待のカルロス・チェカの肩負傷など、例年通り開幕前の予想と若干異なるシーズン開始となった印象をお持ちの方も多いと思う。
さて、ここではMotoGPヘレス開幕戦の前にご協力頂いたアンケート（第２回）の結果をご紹介したい。４３５名の方々に６７７票のご協力を頂いた結果は以下の通り。
【質問】開幕戦で誰の言葉が実現すると思いますか？（複数可）
１位）中野真矢選手「ヘレスは５位以内」45％(311票)→×
２位）カルロス・チェカ「タイヤが６周しか持たない」24％(167票)→○
３位）バレンティーノ・ロッシ「とても不安。（勝てないかも）」13％(90票)→○
４位）コーリン・エドワーズ「キャメル・ヤマハのワンツー」6％(43票)→×
５位）マルコ・メランドリ「（勝利への）自信がある」5％(36票)→×
６位）ジェームス・エリソン「１０位以内でポイント獲得」4％(30票)→×
上記１位の結果から、カワサキと中野選手の冬季およびIRTAテストの結果がそのままレースに反映されて欲しいという希望が最も強かった事が分かる。残念ながら中野選手は開幕戦ではブレーキトラブルを抱え、思うように前に出る事ができずに７位に終っている。
中野選手の次に期待が高かったのは２位のカルロス・チェカのレースにおけるタイヤの耐久性についての所感だが、これは意見の分かれるところではあるが、７週目から順位を落として最終的に１３位となっている事から、チェカの予想は実現したと整理しておきたい。
ただし、開幕レース前の土曜日にチェカは転倒し、肩に大きなダメージを受けているので、怪我がなければ結果は若干異なった可能性もある。ジェームス・エリソンが２戦目を終えて「タイヤは２２周持った」と発言している事から、今後のダンロップの開発状況とチェカの回復後の活躍には注目したいところだ。
３位のロッシの不安は別の意味で的中し、トニ・エリアスの追突により開幕レースは１４位に終った。４位のキャメルヤマハのワンツーも当然ながら実現できていない。ロッシの不安についての投票結果が13％であり、キャメルヤマハのワンツー実現については6％しかなかった事から、殆どの方は「開幕戦でのロッシの勝利を信じていたが、コーリンエドワーズの表彰台には期待していなかった」という見方ができそうだ。
５位のマルコ・メランドリの自信だが、あまり根拠がない事がこの２戦で判明した。カタール翌日の非公式タイムではトップを記録しているので、３戦目のトルコＧＰでの活躍には期待しても良いのかもしれない。投票は5％しかなかったので、メランドリへの期待は最初からあまり大きくなかった方が多いようだ。
今回興味深いのは、MotoGP公式のアンケートで「この２レースで最も期待外れのライダー」としてマルコメランドリがトップ票を獲得中である事から、この点については全世界のMotoGPファンよりも当サイトを閲覧する方々の方が冷静な判断をしていた事だ。
６位のジェームス・エリソンの予想（希望）は全体の４％の投票しかなかったが、これについても妥当な判断だったと言える。
第３回目のアンケートとしては、第２戦でマシンを小刻みに蹴っていたリズラ・スズキのジョン・ホプキンスに関する投票箱を設置している。興味のある方はご参加頂ければ幸いである。
【質問】ホッパーがマシンを蹴った事について（複数可）
１）ホッパーはショーマンだと思う(あれはパフォーマンス）。
２）ホッパーに同情する。
３）スズキに同情する。
４）スポンサー（リズラ）に同情する。
５）絶対にやってはいけない行為だと思う。
６）特に気にならない。
７）自分も一緒に蹴りたかった。
(写真提供：カワサキレーシング）
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