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2006年4月7日
カタールGP初日の公式セッション終了後、ロサイル国際サーキットはサッカー場のような照明に照らされ、3名の安全委員会のライダーによって、カタールGPの夜間開催が今後可能かどうかを検証する為のテスト走行が開始された。
過去2年間のカタールGPは10月に開催され、気温が40度以上にも上る事から殆どのライダーは困惑した表情を覗かせていた。今年は4月開催となり、初日の4月6日は曇りがちの天気により落ち着いた路面温度にはなったものの、晴れ間の多くなる土曜日の状況がどうなるかを判断するには、決勝の結果を待たなければならない。
バレンティーノ・ロッシと、ロリス・カピロッシ、ケニー・ロバーツ・ジュニアの3名のライダーは市販バイクに跨り、18時30分から19時までの30分間、4周回ほどの走行を行った。結果は、今回設置した照明塔のレベルではまだ明かりは不十分であり、バイクにヘッドライトを装着する必要があるというものだった。
ロリス・カピロッシはこの走行実験の後、以下の通りコメントした。
「夜間レースは可能だと思います。ただし、照明をもう少し改善しないと危険でしょうね。」とカピロッシ。
「ライトの位置によっては影ができますので問題です。それにブレーキングの目印があまり分かりません。いずれにしろ、照明の問題さえ改善されれば夜のレースは問題ないでしょう。」
「もし夜の開催となれば、フリープラクティスは夕方6時30分からの開始となり、残りのセッションは全部その後になります。次回のテストか来年にはコース全体が照明で照らされるでしょうから、自分たちのMotoGPバイクを使ってテストできると思います。」
(写真提供:ドゥカティーコルセ)
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