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2006年4月4日
2月に行われたカタールの冬季テストに参加したブリヂストンを履くレギュラーライダーはスズキのジョン・ホプキンスとクリス・バーミューレンの2名だった。
テストライダーではカワサキのオリビエ・ジャックが昨年のカタールGPで中野真矢選手が抱えたトラブルを検証する為に走行し、ロサイルの路面の改善状況から問題は再発しない事をコメントしていた。また、日本の伊藤真一選手も、ブリヂストンのテストライダーとしてドゥカティー・デスモセディチによる走行テストを行っていた。
昨年までの2年間、ロサイルではレースタイヤで望みどおりのパフォーマンスを得られていないブリヂストン勢だが、今年のカタールグランプリは昨年までと比較して好条件が得られそうなだけに、レース結果にも期待が持てそうだ。ちなみに予選タイヤではドゥカティーのロリス・カピロッシが昨年のポールポジションを獲得している。
2月のカタールでの冬季テストは、今週のレースに極めて近い温度条件だった。ブリヂストン勢として唯一冬季テストにレギュラーライダーを投入したスズキが、過去のテストデータを有利に活かせるかどうか注目されるところだろう。
カタールは宗教上の理由から土曜日に決勝レースが開催される。今期土曜日に決勝が設定されているグランプリはカタールを含めて2つだ。
リズラ・スズキのチームマネージャーであるポール・デニングは、今週末のレースに向けて以下の通り語っている。
「カタールはMotoGP年間カレンダーの中では独特で、変なレースが展開されるグランプリです。昨年のコースは駐車場よりもバイクが密集してましたね。」とデニング。
「今年の始めにここでテストをしていますから、蓄積したデータがレースを有利に進めると良いですね。二人のライダーは自信に溢れていますし、カタールに向けて張り切っています。」
「ジョンはヘレスで本来もっと高い成績が出せた筈だと言っていますし、次戦以降を楽しみにしています。クリスもSBK時代から知っているこのコースで走る事を凄く楽しみにしていますよ。クリスはヘレスで色々学んだようですしね。特に月曜日のテストでは収穫が大きかったようです。」
「まだチームとしては多くの課題が残っているのも事実ですが、GSV-Rの性能が上がり続ける事を期待しています。ブリヂストンも今の上り調子を継続するでしょうし、先日のヘレスのテストでカタールの状況を想定して使った良いタイヤを提供してくれる筈です。」
(写真提供:チームスズキMotoGP)
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