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カール・フォガティー、「2006年のSBKはレベルが高い」 |
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2006年4月1日
昨年から今年にかけてのストーブリーグはかつてない程の混迷を呈したが、最終的に2006年のSBKには多くの実力派有名ライダーが揃うことになった。
マックス・ビアッジのSBK入りは昨年末のストーブリーグの最大の話題だったが、結局ビアッジのアルスター・スズキとテン・ケイト・ホンダ入りの噂は消滅し、ビアッジの父親であるピエトロ・ビアッジが2月22日にイタリアの有名スポーツ番組Controcampoで述べた「イタリアのメーカーで5月のモンツァから参戦」の話も怪しい状況と言える。
ビアッジの公式ページによれば、ビアッジがイタリアに戻るのはモンツァの決勝が終了した後であり、本人は「来年、2007年にはSBKかMotoGPで皆の前に戻りたい。」とだけ述べている。彼の2006年中の詳しい動向は今も不明のままだが、少なくともF1でのデビューに未練はなさそうだ。
モタードの練習に余念の無いビアッジの動向はここまでとして、今年のSBKは開幕戦から見所の多いレースが展開されている。復活したトロイ・ベイリス、アレックス・バロスの躍進、またジェームス・トスランドのここまでの活躍を予想した方は少ないだろう。
SBKで過去に59回の勝利記録を持ち、4回の世界チャンピオン記録を持つカール・フォガティーは、今期のSBKは近年にない面白いシーズンとして、SBK公式プレスより以下のコメントを発表している。現在、フォガティーはチーム・フォギー・ペトローナスのオーナーとしても有名だ。
「シリーズは盛り上がっていますし、この傾向は今後も確実に続くでしょうね。」とフォガティーは語る。
「多くのMotoGPライダーのSBKへの復帰がシリーズをより面白くしたのは事実です。特に新しいメーカーが参戦した訳ではありませんが、現状のレベルは以前よりも高くなっている筈です。」
「トロイ・ベイリスやアレックス・バロスは決して最高のマシンに乗っていませんが、現時点で彼らは最速ですし、スズキと一緒に全体のレベルを上げています。」
「ジェームス・トスランドは彼の実力を証明するのに躍起になっていますし、それに芳賀がシーズン序盤から好成績を収めるようなら(年間タイトル候補として)無視できませんよ。」
「足が回復した後のルーベン・チャウスにも要注意です。」
「何人ものライダーがいつでも勝てる可能性を秘めています。それに複数のメーカーがフロントローに並ぶのは見ごたえがありますよ。」
SBKの第3ラウンドは4月23日、バレンシアサーキットで開催される。
(写真提供:SBKプレスオフィス)
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