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2006年3月29日
IRTAテストで見せた好調さ通りの圧倒的な勝利を見せたホルヘ・ロレンソ。ウイニングランでのバイクを横倒しにしてコースを離れ、観客席の側まで歩いて誇らしげな表情で勝利をアピールする様は、今年の彼のふてぶてしいまでの活躍を予期させるものだ。
ここではフォルツナアプリリアチームの公式発表より、二人のライダーとチーム監督のコメントを紹介する。
開幕戦でホルヘ・ロレンソは序盤からレースをリードし、2位とは大差の勝利を飾っている。今年の年間チャンピオン候補の筆頭と言えるだろう。
「スペインのファンの前で勝利を祝えるなんて本当に光栄ですね。彼らは世界最高のファンです。」と開幕戦を制したロレンソは語る。
「今週のこういう勝ち方をずっと夢見てきました。集団を抜け出して先頭に立ち、自分のペースで周回を重ねるのは僕の尊敬するマックス・ビアッジと同じ勝ち方です。やっと実現できました。」
「以前は最終コーナーまでライバルとバトルしながら勝つというパターンが多かったので、今回のケースは集中力を切らさないようにするのが難しかったですね。完全に飛びぬけて自分の優位性を誇示できるのは最高の快感ですよ。」
「人生で最良の日です!250ccで最初の勝利ですし、今後の連勝の1勝目になって欲しいですね。ここまで頑張りましたが、これを当たり前にしてもっと上を目指したいです。この勝利を僕らを支えてくれた全ての人たちに捧げます。」
初日の予選ではロレンソのタイムを上回ったエクトル・バルベラだったが、第二予選の転倒で右手を負傷し、その痛みに耐えての出場となった。フォルツナチームの二人同時の開幕表彰台も予想されていたが、最終ラップでヒューマンゲストホンダの高橋選手とアンドレア・ドビチオーゾに交わされ、残念な5位に終っている。
「結局5位でした。表彰台に乗りたかったです。」とバルベラ。
「逃げ切れなかったですね。反撃はしましたし、数周回はホルヘともバトルしましたが、予選の怪我で痛めた右手のせいでアクセルが思い通りに動かせず、彼のペースについて行けませんでした。」
「痛みを忘れる事に集中して、最終ラップではプッシュしましたし、表彰台ももう少しでした。でもドビチオーゾを捕らえようとした時に少し後退してしまい、順位を取り戻す事ができずに終りました。」
「悔しいです。でもまだ第一レースですし、もっと頑張って次のレースに臨むだけです。」
フォルツナチーム監督のダニ・アマトリアンは、ロレンソの優勝を喜ぶと同時に、怪我さえなければバルベラの更なる活躍が期待できた筈と以下の通りコメントした。
「嬉しいですね。開幕戦を良い結果で終れてチームの闘志は高まる一方です。ホルヘの勝利はチームを更に強くするでしょう。エクトルは右手の怪我さえなければもっと高い順位を望めた筈ですし、優勝も狙えたと思います。」
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