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カワサキ中野真矢選手「忍者には手裏剣でしょ?」
2006年3月11日 ShoppingOn編集部

カワサキのエース、中野真矢選手のヘルメットデザインが、先週のカタルーニャでのIRTAテストから昨年と大幅に変わったのをお気付きの方も多いと思う。ここではカワサキレーシングチームの公式発表から、ヘルメットに関する中野選手のコメントをご紹介したい。

中野真矢選手と言えば今や世界中からあの目玉のマークで親しまれているが、あの目玉ヘルメットのオリジナルは、彼が全日本時代に所属していた名門レースチーム、忠さんの愛称で知られる鈴木忠男氏が運営するSP忠男チームのトレードマークである事はあまりにも有名である。

元々は鈴木忠男氏が現役レーサー時代に、自身のヘルメットに目立つようにと手で書き入れたイラストが起源である。今では忠男氏のパーツショップで販売されるバイク用パーツやグッズにはこの目玉マークが商標として使用されており、彼のレースチームに所属するライダーはそれぞれ色違いの目玉ヘルメットを被っている事を多くの方がご存知だと思う。

世界GPに来てもこのヘルメットデザインをそのまま愛用しているライダーは多く見られ、現カワサキレーシングチームのテストライダーである松戸直樹選手も250cc時代はこの目玉ヘルメットを被っており、現在125ccで戦っている小山知良選手も中野選手と同様に今でもこのデザインを使用している。

少し前置きが長くなったが、今回中野選手のデザインに変更があったのはこの目玉部分でははく、3つのカラフルな「手裏剣」の追加だ。右側が赤、左側が青、そして後頭部には白色の手裏剣マークがペイントされている。カワワキのトレードマークである「忍者」をモチーフに今回のデザインを決めたようだが、ある年代の方は、「赤影、青影、白影」を想像したのではないだろうか。分からない方は無視して頂きたい。

「4年間ほぼ同じデザインで来たので、そろそろ今年が変え時かなと思いました。」と中野選手。

「この目玉は日本でSP忠男チームに所属していた名残で、今や僕のヘルメットに無くてはならないものですが、今年はもう少し変化をつけたかったんです。日本の手裏剣以外に何か思いつくものがあるって言うんですか!?僕はNinja(忍者)に乗っていますし、忍者と言って海外の人が想像するのは忍術と、彼らの武器の手裏剣でしょう。」

「明るい青と赤は15世紀の忍者には適さないかもしれませんが、伝統的な黒色よりもコースでは目立てると思ったんです。」

今年の忍者には目立った活躍を期待したい。

(写真提供:カワサキレーシング)


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