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ヘレスでのIRTAテスト2日目、パッシーニがペドロサの記録を更新 |
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2006年3月8日 ShoppingOn編集部
ヘレスでのIRTAテスト2日目の3月7日、125ccクラスのテストは全て完了し、後は同地での開幕戦を待つのみとなった。
昨日と同様に本日も晴天となり、輝く太陽の下で記録的なタイムが生まれた。昨日はヘレスでの125cc公式ファーステストはステファノ・ペルジーニが記録した1分47秒766だとお伝えしたが、ベストラップが別に存在する。
ご存知の方の方が多いと思うが、MotoGPのルールでは「決勝中のタイムのみコースレコードと認定」とあり、フリー・プラクティスや予選でのタイムは「ベストラップ」として扱われる。
・Circuit Record Lap(コースレコード):決勝中のタイム
・Circuit Best Lap(ベストラップ):予選等決勝以外のタイム
昨日の125cc上位3人が上回ったのはコースレコードであり、昨日の時点ではベストラップの更新には至っていなかった。ヘレスでの125ccベストラップ保持者と言えば簡単に想像がつくだろう。2003年にダニエル・ペドロサがフリー・プラクティス2で記録した1分46秒928が、過去に125ccバイクで到達できた事実上の最速タイムである。
今回、このベストラップを更新したのは、Master・MVAアスパルチームでアプリリアを駆るマティア・パッシーニ。彼は昨日は地道にマシンのセッティングに集中し、意識的に本気のタイムアタックを行わなかったようだが、2日目は仕上がったマシンでペドロサのタイムを0.112秒上回る1分46秒816を記録した。
2日目トップタイムのパッシーニは以下の通りコメントした。
「プレシーズンの締めくくりとしては最高でした。このサーキットのベストラップを更新できましたからね。プレシーズン中の出来栄えは上々です。シャシーとエンジンのバランス調整は完璧ですよ。どこまで他のライダーと戦えるか見たくて開幕がとても待ちきれません。」
おしくもベストタイムの更新は逃したものの、デルビのルーカス・ペセックはパッシーニから0.134秒差の2番手タイムである1分46秒950を記録している。今年の125ccは激戦が期待できそうだ。
3番手タイムはパッシーニのチームメイト、アルバロ・バウティスタの記録した1分47秒219。安定した好調さを見せつけるKTMのミカ・カリオは4番手タイムの1分47秒381だった。
日本の小山知良選手は昨日より0.158秒タイムを落とし、2日目の17番手タイムとなる1分48秒609。ちなみに、初日の小山選手のタイムは2日間を通しての16番手タイムとなる。
また、MotoGPアカデミーの卒業生としては初のGPフル参戦となるブラッドリー・スミスは25位に終っている。昨年のチャンピオンであるトーマス・ルティーは先回のカタルーニャでのIRTAテストで鎖骨を骨折した為に今回は参加していないが、3月26日の開幕戦には出場する予定だ。
ヘレス2日目の上位10人を以下に示す。
1. マティア・パッシーニ (アプリリア) 1分46秒816
2. ルーカス・ペセック (デルビ) 1分46秒950
3. アルバロ・バウティスタ (アプリリア) 1分47秒219
4. ミカ・カリオ (KTM) 1分47秒381
5. アレイックス・エスパルガロ (ホンダ) 1分47秒544
6. フリアン・シモン (KTM) 1分47秒552
7. ガボール・タルマクシ (ホンダ) 1分47秒603
8. エクトル・ファウベル (アプリリア) 1分47秒677
9. ジョアン・オリベ (アプリリア) 1分47秒683
10. セルジオ・ガデア (アプリリア) 1分47秒743
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17. 小山知良 (マラグーティ) 1分48秒609
25. ブラッドリー・スミス(ホンダ) 1分49秒089
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