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IRTAテスト125cc、ヘレス初日はデルビのルーカス・ペセック |
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2006年3月7日 ShoppingOn編集部
今年2回目のIRTAテストとなる3月6日のスペインはヘレスサーキット、2日間を予定している125ccの初日のセッションが開始された。
今日のヘレスの気温は18度、路面温度は19度から33度まで上昇し、125cc勢にとっては待ちにまった路面コンディションが得られたようだ。
前回のカタルーニャに引き続き、今回も37人のライダーがテストに参加しており、その中のトップタイムはデルビを駆るチェコ人、ルーカス・ペセックの記録した1分47秒038。
ペセックのタイムはステファノ・ペルジーニの公式ファーステストである1分47秒766よりも約0.7秒速いタイムだ。デルビが調子を上げてきた。
続く2番手と3番手はKTMのフリアン・シモンとミカ・カリオ。この二人も、ペルジーニの公式記録を上回るタイムを記録しており、KTMの仕上がり具合を窺わせる。
昨年惜しくも優勝を逃したミカ・カリオは今日のテスト後、以下の通りコメントしている。
「最後の1時間はピットで過ごし、走る事ができませんでした。それでも今日の3位はキープできましたね。火曜日はまだシャシーとサスペンションに関する作業が多く残っていますが、うまくいけばもっと速度を上げられると思います。」
4番手以降は3人のアプリリア勢が続き、順にアルバロ・バウティスタ、マティア・パッシーニ、セルジオ・ガデアという3人のアスパルチームメイトだ。アスパルチームもカタルーニャの初日にトップタイムをマークしたガデアをはじめ好調だが、今回のテストも楽しんで行っているらしい。
以下にアスパルチーム内の上位3人のコメントを紹介する。
アルバロ・バウティスタ(4番手タイム:1分47秒794)
「今日は良い天気で仕事も進み、楽しい1日でした。全体を通してタイムがとても良かったです。上位3人がコースレコードを上回りましたので、今年のレースは熾烈になりそうですね。シャシーのセッティングが終れば、明日のタイムアタックは有利に進められそうです。」
マティア・パッシーニ(5番手タイム:1分47秒797)
「初日の今日はセッティング作業に集中して、タイムはあまり気にしていませんでした。」
「もっと自分のアプリリアは速くなりそうです。何点か技術的に深い部分まで追求しましたので、さらに性能は上げられますよ。今日のタイムには納得していますが、明日はもっと改善できます。」
セルジオ・ガデア(6番手タイム:1分47秒952)
「チームの仕事ぶりが凄いので好調さを保っています。他のどのサーキットよりも速いペースで走れているのですが、今年は全体のレベルが高いですね。もう少しマシンの調子は上げられると思いますが、今日の成績にも満足できます。」
日本人の小山知良選手はカタルーニャ初日の17番手を4つ上回る13番手だ。トップとの差は1秒413であり、確実に調子を上げてきている。
ヘレス初日の上位10人の順位表は以下の通り。
1.ルーカス・ペセック (デルビ) - 1分47秒038
2.フリアン・シモン (KTM)- 1分47秒435
3.ミカ・カリオ (KTM)- 1分47秒693
4.アルバロ・バウティスタ (アプリリア)- 1分47秒794
5.マティア・パッシーニ (アプリリア)- 1分47秒797
6.セルジオ・ガデア (アプリリア)- 1分47秒952
7.アレイックス・エスパルガロ (ホンダ)- 1分48秒049
8.ガボール・タルマクシ (ホンダ)- 1分48秒184
9.サンドロ・コルテセ (ホンダ)- 1分48秒255
10.ジョアン・オリベ (ホンダ)- 1分48秒260
13.小山知良(マラグーティ)- 1分48秒451
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