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ヨーロッパで広まるタイヤ疑惑
2006年2月22日 ShoppingOn編集部

先日のセパンまでのタイヤに関して、ヨーロッパである疑惑が持ち上がっている。

イタリアの有名ロードレースサイトであるmotograndprix.itが伝えるところによると、マルコ・メランドリは、先日のセパンで転倒したのはミシュランタイヤに原因があるという疑念を持っているようだ。

先週のセパンでのテスト中にお伝えした記事にもあるが、メランドリは自分の転倒が納得いかず、チームにデータを提示させて自らチェックしている。メランドリは公式インタビューには「原因不明」としか答えていないが、一部の噂では「タイヤの品質」と漏らしたらしい。ロッシのタイヤと自分のタイヤが異なるという疑念のようだ。

motograndprix.itの同記事によれば、ミシュランがロッシ(キャメル・ヤマハ)にのみ特別タイヤを用意していたのではないかという噂が現在ヨーロッパに飛び交っているらしい。確かに、先週のテスト結果はキャメルヤマハのミシュラン勢とブリヂストン勢は好調だったが、ホンダのミシュラン勢は先に述べたマルコ・メランドリをはじめ、あまり好調とは言えなかった。

また、同じくイタリアのロードレースサイトであるracingworld.itも同様の噂を伝えている。racingworld.itの記事によれば、疑惑の発端はロッシとコーリンが抱えていた「解決できないチャタリング」の問題と、テスト中にキャメルヤマハチームだけが16インチタイヤを使用していた点だという。

ホンダチームは16.5インチのタイヤを使用しており、ミシュラン側の主張である「全てのチームに同じタイヤを供給していた」という意見と食い違うというのだ。

racingworld.itはこの件についてバレンティーノ・ロッシにコメントを求めているが、ロッシは馬鹿げた話としてこれを否定したらしい。ミシュランがホンダを裏切ってもメリットなどないという意見である。

今年に限らず、以前からミシュランはロッシという「開発者」に対しては特別なタイヤを供給していると噂されている。以前のピレリ公式リリースの記事では、トロイ・コーサーが「SBKのワンメイクルール適用前のミシュランのライダー差別はひどかった」と漏らしていたが、現場にいるライダーは極端にタイヤの差を意識するものなのだろう。

 
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