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2006年2月14日 ShoppingOn編集部
ビアッジはアルスタースズキに固執せずとも、テン・ケイト・ホンダへの移籍を検討すればWSBKへの道は開けていたのかもしれない。
イタリアmotoblogの中で、motoblogの主催者であるGianluca Valsecchiがホンダ・ヨーロッパの責任者であるカルロ・フィオラーニとのインタビューを紹介している。
以前からホンダ・ヨーロッパは、ホンダ本社の意向に関係なくビアッジにCBR1000RRを提供し、技術支援を行う事をも臆さないとイタリアプレスの各方面から「噂として」報じられていたが、この内容の真偽について直接質問されたフィオラーニは以下の通りコメントしている。
「それは事実です。私たちは今回バロスに提供したのと全く同じ仕様のマシンを、ビアッジに用意する準備を進めていました。」
昨年からのビアッジの煮え切らない動きは、4輪への転向も視野に入れながら複数のオファーを同時進行させながらも、特にアルスタースズキとの交渉に力を入れていた感が強い。ビアッジの予想に反してかは分からないが、アルスター・スズキとの交渉が想像以上に長引いた為、1月にもお伝えしたようにホンダ・ヨーロッパは「ビアッジからの回答がないので時間切れだ」とする声明を出している。
話は変わるが、日本では一部の衛星放送を除いて殆ど放映される事のないSBKだが、SBK公式リリースによれば、スペインの有名なテレビ局であるTELECINCOは今期のSBKの盛り上がりに注目し、全シーズンの放映権をWSBKの主催者であるFGSportから購入したようだ。
レースウイークの毎週末にレース1とレース2が放映されるらしい。
確かに今年のSBKは見所だらけである。ワークスの威信を懸けてドゥカティーは昨年の雪辱をはらすべく、ピレリーを履いてもやっぱり速かったトロイ・ベイリスと、昨年ワークス仕様のバイクを与えられた瞬間に、真っ赤なワークスバイクに乗るジェームス・トスランドやレジス・ラコーニを遥か後ろに従え、プライベートカラーの黄色いマシンで勝利した若きイタリア人、ロレンツォ・ランヂを迎えている。
また、今期は19人のライダーで戦われる事になりそうなMotoGPと比べ、SBKは毎年30人に近いライダーが走り、ビアッジの出場は叶わなかったものの、今年は前述のベイリス、ルーベン・チャウスやアレックス・バロス、昨年チャンピオンのアルスタースズキのトロイ・コーサー、同じくベテランのフランシェスコ・キリなど、書ききれない程の有名強豪ライダーがエントリーしている。
今年から参戦する「動じない性格」の中富選手や二年目に期待のノリック、世界からクレージーライダーの称号で呼ばれる芳賀選手と加賀山選手など、日本人から見ても最高に面白いお膳立てが揃った。
生放送とまでは言わないにしても、日本でも一ヶ月遅れの衛星放送以外に何らかの快適な視聴手段が欲しいところだ。
(2006.3.24追記:今年の衛星放送は1週間遅れで視聴できます)
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