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2007年10月25日
今期のMotoGPタイヤ・レギュレーションに変わる新ルールとして、DORNAが提案していた2008年からのシングル・タイヤ・ルール導入案(タイヤ供給メーカーを1社に限定する案)は、10月24日に正式に取り下げられた。
■グランプリ委員会にてエスペラータCEOが正式に取り下げ
DORNAのCEOであるカルメロ・エスペラータを議長とし、FIMのクロード・デニス、IRTAの責任者であるエルベ・ポンシャラル、MSMAの坪内隆直氏、会議秘書のポール・バトラー立ち会いの下で開催されたグランプリ委員会は、DORNAから日本GPの開催ウイーク中に提案された2008年からのシングル・タイヤ・ルール施行に関する案を、発起人であるエスペラータ氏本人が取り下げた事を明らかにした。
■代替案はタイヤ持ち込み本数の拡大
グランプリ委員会は現在、今期のタイヤメーカー間に力の不均衡を生じさせた原因として語られる事の多い31本のタイヤ持ち込み制限に関する来期からのルール見直しに取り組んでおり、2008年からは持ち込み本数を拡大する方向で議論を進めているという。
■最終決定はバレンシア
なお、新しい本数制限などを含むタイヤ・レギュレーションの最終決定は、今シーズンのMotoGP最終戦となるバレンシアにおいて、予選当日の11月3日に開催される臨時のグランプリ委員会の場にて行われる予定だ。
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