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■MotoGPクラス 【1日目の情報は随時ここに追加されます】
●MotoGP午後FP2
アメリカGP初日のラグナ・セカはカリフォルニアの青空が広がり、初日午後のフリー・プラクティス2開始時の気温は去年ほどの猛暑ではない27度となったが、路面温度は、公式には42度と発表されているものの、セッション中は58度まで上昇している。
■怪我の情報
はじめに怪我の情報だが、この日の午前のフリー・プラクティス1(気温24度、路面温度32度、湿度36%)では1名重傷者が出ている。
ドイツGPの1週間前にプライベートで右手のひらを骨折し、「アメリカまでに右手は回復するから高い成績を狙いたい」とコメントしていたプラマック・ダンティーンのアレックス・ホフマンは、午前のセッションの6周目にコークスクリュー(8コーナー)を左に切り返した直後、スピードを殺しきれずに飛び込んできたダンロップTECH3ヤマハのシルバン・ギュントーリのバイクの直撃を左側面に受け、その際に両者のマシンに挟まれた左手を骨折している。
2週間前に骨折した右手と合わせて両手を骨折する事になったホフマンは、この場でセッションの継続を断念し、サン・フランシスコの病院に移動して骨折と外傷の治療を受けているが、代わりに今回のラグナ・セカで同時開催されているAMAに参戦していたチャズ・デイビスが、急遽ホフマンの代役としてプラマック・ダンティーンのピットに招かれており、午後のセッションからMotoGPクラスに参加している。
カワサキのランディー・ド・ピュニエも午後には1コーナーを曲がりきれずに昨年拡張されたグラベルエリアを滑走、最後に頭から転倒して砂に埋まっているが、脳震盪や他の外傷もなく無傷だった。
■フリー・プラクティス2の結果
午後のセッションの結果だが、午前のタイムを更新できなかったのは、グレッシーニ・ホンダからトニ・エリアスの代役として参戦しているミゲール・デュハメルのみであり、その他の全員のライダーはこの日の自己ベストタイムを午後に記録している。
フリー・プラクティス2でトップタイムを記録したのは、午前のフリー・プラクティス1でもトップタイムを記録して好調なドゥカティーのケーシー・ストーナーだった。ストーナーのタイムは1分22秒997であり、昨年のサーキット・レコードを上回ったばかりか、2005年のベストラップに迫る好タイムとなった。
なお、ストーナーは新しくなった舗装について、昨年よりも路面のがたつきがひどくなったと不満をもらしているが、昨年よりも良くなったとコメントするライダーも少なくない。
2番手タイムの1分23秒177は、新型パーツをドイツから手に入れて調子を上げるグレッシーニ・ホンダのマルコメランドリ。メランドリは午前のセッションでも2番手につけていた。
3番手タイムの1分23秒452は、地元カリフォルニア出身のライダーであるリズラ・スズキのジョン・ホプキンス、4番手タイムの1分23秒535はフィアット・ヤマハのテキサス人、地元スペシャルカラーに身を包んだコーリン・エドワーズ、5番手タイムの1分23秒548はレプソル・ホンダのダニ・ペドロサが記録している。
ラグナ・セカでの初勝利を狙うフィアット・ヤマハのバレンティーノ・ロッシは6番手タイムの1分23秒550、昨年度のポール・シッターであるリズラ・スズキのクリス・バーミューレンは7番手タイムの1分23秒576。
今年はラグナ・セカ3連覇を狙うレプソル・ホンダのディフェンディング・チャンピオン、ニッキー・ヘイデンの初日のタイムは8番手となる1分23秒768だった。
9番手タイムの1分23秒912はドゥカティーのロリス・カピロッシ、ドイツでは絶不調が伝えられた玉田誠選手だが、アメリカ初日は総合10番手タイムの1分23秒965を記録しており好調だ。
カワサキからワイルドカード参戦しているニッキー・ヘイデンの弟のロジャー・リー・ヘイデンは午前のセッションでいきなり10番手につけたが、午後には順位を5つ落とす15番手タイムの1分24秒325を記録している。
新型シャシーを投入したKR212Vのシェークダウンを開始したチーム・ロバーツのカーチス・ロバーツは17番手タイムの1分24秒666、今回もHRCから新型パーツの供給を受けていないコニカミノルタ・ホンダの中野真矢選手は総合18番手タイムの1分24秒850で2回のフリー・プラクティスを終えた(その他のタイムや順位は結果表を参照の事)。
・FP2の気温は27度、路面温度は42度、湿度は34%。路面状況はドライ。
・ラグナセカのサーキットレコード(990cc)は2006年にD.ペドロサが記録した1分23秒333
・ラグナセカのベストラップレコード(990cc)は2005年にN.ヘイデンが記録した1分22秒670
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