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■MotoGPクラス 【1日目の情報は随時ここに追加されます】
●MotoGP午後FP2
薄い雲が上海サーキット全体を覆った午後のセッション、幸い1時間のフリー・プラクティス中に雨が降る事はなく、この日のMotoGPクラスは午前と午後の両方の路面がドライに保たれており、参加ライダーの全員が午前中の自己ベストを午後には上回る結果となった。
午後のフリー・プラクティスにおいてこの日の総合トップタイムとなる2分1秒204を記録したのは、午前中に2番手タイムを記録して中国での好調さを示していたリズラ・スズキのジョン・ホプキンスだった。
また、ホプキンスに続く2番手タイムの2分1秒303を記録したのは、トルコGP翌日のテストで中国に向けてのセッティングに自信を示していたグレッシーニ・ホンダのマルコ・メランドリであり、午後のセッションも午前中に引き続きブリジストン勢がトップタイムと2番手タイムを独占している。
3番手と4番手には、昨年のレースでワンツー・フィニッシュを遂げたミシュランタイヤを履くレプソル・ホンダの2名、ダニ・ペドロサとニッキー・ヘイデンがつけており、変わらぬ上海との相性の良さをアピールした。3番手のペドロサのタイムは2分1秒333、今シーズン始まって以来の好調な走りを見せて4番手につけたヘイデンのタイムは2分1秒346。
なお、午前中にトップにつけていたケーシー・ストーナーは、5番手につけたドゥカティーのロリス・カピロッシ、6番手のフィアット・ヤマハのバレンティーノ・ロッシと7番手のコーリン・エドワーズに続く8番手に順位を下げたが、トップのホプキンスから8番手のストーナーのタイムである2分1秒460までの差は0.25秒しかなく、8人のライダーがその僅かなタイム差の中にひしめく結果となった。
日本人2名の午後の結果は、ダンロップTECHヤマハの玉田誠選手は午後から順位を3つ上げる15番手タイムの2分2秒242を記録したが、コニカミノルタ・ホンダの中野選手は午前と午後の両セッションともに最後尾の19番手となっており、初日を苦しい結果で終えている。
目立った転倒者としては、オリビエ・ジャックが16周目の走行中に転倒しており、その後の走行を再開する事ができていない(その他のタイムや順位は結果表を参照の事)。
・FP2の気温は24度、路面温度は26度、湿度は36%。路面状況はドライ。
・上海のサーキットレーコード(990cc)は2006年にD.ペドロサが記録した1分59秒318
・上海のベストラップレコード(990cc)は2006年にD.ペドロサが記録した1分59秒009。
●MotoGP午前FP1
午後からは大雨が予想される初日の上海サーキットにおいて、貴重なドライセッションとなった午前のフリー・プラクティスでトップタイムの2分1秒538をマークしたのは、MotoGPカレンダーの中で最長の1200メートルのロングストレートがマシン特性の面から有利だとされ、前回のトルコに続き今回の中国でも優勝が噂されるドゥカティーのケーシー・ストーナーだった。
ストーナーに続く2番手につけたのは、昨年の上海では予選で2番グリッド、レースでは4位を獲得しており、今回の中国GPでは念願のMotoGPクラス初表彰台を狙うリズラ・スズキのジョン・ホプキンス。ホプキンスのタイムは2分1秒603。
上位2名のブリヂストンユーザーに次ぐ3番手タイムの2分2秒050を記録したのは、ミシュランタイヤを履くフィアット・ヤマハチームのバレンティーノ・ロッシ。4番手には、今回の中国からは表彰台への復帰を誓い、実際に初日午前のプラクティスから調子を上げた昨年度チャンピオン、レプソル・ホンダのニッキー・ヘイデンがつけている。ヘイデンのタイムは2分2秒052。
昨年度の上海の覇者であるレプソル・ホンダのダニ・ペドロサは、午前の8番手となる2分2秒225だった。
なお、今回のトップスピード上位4名は、大方の予想通りドゥカティーのマシンを駆るライダーに占められており、ロリス・カピロッシ、ケーシー・ストーナー、アレックス・バロス、アレックス・ホフマンの順となっている。
今回のフリー・プラクティスでは日本勢が極端に低迷しており、ダンロップTECH3ヤマハの玉田誠選手が18番手タイムの2分4秒469、冬季シーズン中から抱えるセッティングの問題が解決できずに苦しむコニカミノルタ・ホンダの中野真矢選手は、最後尾となる19番手タイムの2分4秒754からタイムを伸ばす事ができなかった(その他のタイムや順位は結果表を参照の事)。
・FP1の気温は23度、路面温度は25度、湿度は49%。路面状況はドライ。
■250ccクラス 【1日目の情報は随時ここに追加されます】
●250cc午後予選1
初日の最後のセッションとなった250ccクラスの予選も、路面は最後までドライに保たれており、この日は正午近くに若干の小雨はあったものの、終日曇りの天候となった。
ドライ・セッションとなった上海での250ccクラス第1予選で暫定ポールを獲得したのは、午前中は2番手につけていたフォルツナ・アプリリアのホルヘ・ロレンソ。ロレンソが今回記録した2分5秒276は、昨年にエクトル・バルベラが記録したベストラップ・レコードを0.5秒も更新している。
初日の予選で暫定の2番グリッドを獲得したのは、2分5秒587を記録したレプソル・ホンダのルーキーであるフリアン・シモン。暫定の3番グリッドは同じく250ccルーキーであり、昨年度は125ccクラスで年間タイトルを獲得したマステルMAPFREアスパルのアルバロ・バウティスタだった。バウティスタの今回のタイムは2分5秒650であり、この3名までが揃って昨年のベストラップレコードを上回った。
また、暫定1列目の最後となる4番手タイムの2分5秒806はスコット・チームのアンドレア・ドヴィツィオーゾが記録しており、暫定2位につけたフリアン・シモンを含め、ホンダ勢がパワーサーキットの中国でも好調な走りを見せている。
ちなみに、明日の最終予選での気象条件は天気予報によれば雨が予測されており、仮にウェット・コンディションとなった場合には、今回の暫定順位がそのままグリッド順に反映される可能性が高い。
日本勢では、スコット・チームの高橋裕紀選手が12番手タイムの2分7秒815、レプソル・ホンダの青山周平選手が14番手タイムの2分8秒293、KTMの青山博一選手が16番手タイムの2分8秒374、カンペテーラの関口太郎選手は24番手タイムの2分9秒860を記録して第1予選を終えている(その他のタイムや順位は結果表を参照の事)。
・予選1の気温は24度、路面温度は27度、湿度は34%。路面状況はドライ-ウェット。
・上海のサーキットレコード(250cc)は2006年にA.ドヴィツィオーゾが記録した2分6秒865。
・上海のベストラップレコード(250cc)は2006年にH.バルベラが記録した2分5秒781。
●250cc午前FP1
セッションの途中で雨が降り出した250ccクラスのフリー・プラクティスにおいて、トップタイムの2分6秒586を記録したのは、現在のランキング5位につけるチーム・トースのエクトル・バルベラだった。
バルベラに次ぐ2番手タイムの2分6秒640は、昨年度チャンピオンであり現在のポイントリーダーであるフォルツナ・アプリリアホルヘ・ロレンソが記録しており、ストレートパワーが要求される上海ではオフィシャル・アプリリア勢がいつも通り好調な様子だ。
なお、バルベラとロレンソのトップ2名のタイムは、昨年のレース中にホンダのアンドレア・ドヴィツィオーゾが記録したコースレコードである2分6秒865を上回っている。
ホンダ勢のトップにつけたのは、ロレンソに次ぐ3番手タイムの2分7秒209を記録したスコット・チームのアンドレア・ドヴィツィオーゾ。前回のトルコで今期初優勝を飾りランキングの2位につけるドヴィツィオーゾは、自身が保持する上海のサーキットレコードを今回は上回るには至っていない。
4番手は、今期から250ccクラスにステップアップしてレプソル・ホンダのマシンを駆るフリアン・シモン。シモンのタイムは2分7秒514だった。
日本勢では、シモンのチームメイトの青山周平選手が9番手タイムの2分8秒770、KTMの青山博一選手が13番手タイムの2分9秒887、スコット・チームの高橋裕紀選手が14番手タイムの2分10秒005、カンペテーラの関口太郎選手は23番手タイムの2分13秒023を記録し、初日最初のセッションを終えた(その他のタイムや順位は結果表を参照の事)。
・FP1の気温は24度、路面温度は26度、湿度は39%。路面状況はドライ-ウェット。
■125ccクラス 【1日目の情報は随時ここに追加されます】
●125cc午後予選1
心配された雨は免れ、ドライ・セッションとなった125ccクラスの第1予選で暫定ポールにつけたのは、2分11秒946を記録したポラリス・ワールドのマティア・パッシーニだった。
トップのパッシーニに続く2番手は、2分12秒384を記録したデルビのルーカス・ペセック、3番手タイムの2分12秒827はバンカハ・アスパルのガボール・タルマクシ、暫定1列目最後となる4番手タイムの2分13秒072はタルマクシのチームメイトのセルジオ・ガデア(写真上)が記録している。
KTMの小山知良選手は暫定の3列目となる9番手タイムの2分13秒549だった(その他のタイムや順位は結果表を参照の事)。
・予選1の気温は24度、路面温度は27度、湿度は31%。路面状況はドライ。
・上海のサーキットレコード(125cc)は2006年にA.バウティスタが記録した2分12秒131。
・上海のベストラップレコード(125cc)は2006年にM.カリオが記録した2分11秒572。
●125cc午前FP1
昨晩から今朝にかけて小雨が降り、昨年と同様に不安定な気象条件に見舞われた初日の上海だが、雲の合間からの陽射しに照らされたアスファルトは次第にコンディションを回復し、最終的に午前のトップタイムは昨年のサーキットレコードの約2.5秒差まで迫っている。
中国GP最初のフリー・プラクティスにおけるトップタイムの2分14秒777を記録したのは、現在のポイントリーダーであるバンカハ・アスパルのガボール・タルマクシ。2番手タイムの2分14秒801は開幕からの3レースを全てマシントラブルによりリタイアしているポラリス・ワールドのマティア・パッシーニ、3番手は2分14秒937を記録したランキング2位につけるバンカハ・アスパルのエクトル・ファウベルだった。
前回のトルコでは3位表彰台を獲得し、ランキングの7位につけたKTMの小山知良選手は、初日午前の10番手となる2分15秒855を記録している(その他のタイムや順位は結果表を参照の事)。
・FP1の気温は22度、路面温度は20度、湿度は56%。路面状況はドライ。
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