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■MotoGPクラス 【1日目の情報は随時ここに追加されます】
●MotoGP午後FP2
MotoGPクラス初日の午後のフリー・プラクティスは、今回のトルコからはフロントフォークの新しいセッティングに取り組んでいるコニカミノルタ・ホンダの中野真矢選手がセッション前半にコース終盤の右低速カーブで転倒し、マシンがコース上に残った事から5分ほど赤旗により中断した。なお、転倒した中野選手に怪我はなく、その後はスペアマシンに乗り換えて走行を再開している。
今回のフリー・プラクティス2でトップタイムとなった1分54秒200をマークしたのは、セッションの大半をタイムシート上のトップで過ごしたドゥカティーのケーシー・ストーナーだった。さらに2番手には1分54秒979を記録したチームメイトのロリス・カピロッシがつけており、パワーサーキットと言われるイスタンブールが、ストーナーの圧勝に終わった開幕戦のカタールと同様に、ドゥカティーのマシン特性と相性の良いサーキットである事を、ドゥカティー・ワークスライダーの2名が揃って初日から証明する結果になった。
また、3番手タイムの1分55秒062は午前中のセッションでも3番手につけていたリズラ・スズキのジョン・ホプキンスが記録するなど、トップの3名が今回のトルコから導入された新しいコンパウンドを使用したブリヂストンタイヤを履くライダーで占められるという、昨年までのドライにおけるミシュランのトルコでの優位な立場は影を潜める形になっている。イスタンブールのコースレコード保持者であり、今期からブリヂストンに履き替えたグレッシーニ・ホンダのトニ・エリアスも1分55秒158の5番手タイムを記録し好調だ。
ミシュラン勢のトップは午前中は17番手と振るわなかったフィアット・ヤマハのバレンティーノ・ロッシが記録した4番手タイムの1分55秒120。昨年度チャンピオンであるレプソル・ホンダのニッキー・ヘイデンは14番手となる1分56秒312と、午前中に引き続きあまりタイムが伸びていない。ヘイデンのチームメイトのダニ・ペドロサは9番手タイムの1分55秒865を記録している。
ダンロップTECH3ヤマハの玉田誠選手は17番手となる1分56秒923、転倒したコニカミノルタホンダの中野真矢選手はそれに次ぐ18番手タイムの1分56秒936を記録して、初日の全ての走行を終えた(その他のタイムや順位は結果表を参照の事)。
・FP2の気温は18度、路面温度は35度、湿度は15%。路面状況はドライ。
・イスタンブールのサーキットレコード(990cc)は2006年にT.エリアスが記録した1分52秒877。
・イスタンブールのベストラップレコード(9900cc)は2005年にS.ジベルナウが記録した1分52秒334。
●MotoGP午前FP1
MotoGPクラスにおけるトルコ初日午前のトップタイムを記録したのは、前回のヘレスで15戦ぶりの表彰台を獲得して勢いに乗るフィアット・ヤマハチームのコーリン・エドワーズ。タイムは昨年にトニ・エリアスが記録したサーキットレコードから5秒落ちの1分57秒422。
2番手タイムの1分57秒794は、昨年のポールシッターであるリズラ・スズキのクリス・バーミューレンが記録し、3番手にはそのチームメイトであり、IRTAテスト中に痛めた右手首の状態が完治していないジョン・ホプキンスが1分58秒554のタイムでつけており、スズキ勢も好調なトルコでの滑り出しを見せている。
昨年度チャンピオンのレプソル・ホンダのニッキー・ヘイデンは11番手タイムの1分59秒209、今年のタイトル奪還を狙うフィアット・ヤマハのバレンティーノ・ロッシはトルコ最初のセッションを17番手と低迷している。ロッシのタイムは2分0秒539。
このセッション開始時の路面温度は先に行われた125ccクラスの走行時から10度上昇したが、一部のライダーは若干湿りの残る路面状況がさらに良くなるのを待って慎重に走り出すタイミングをうかがった様子だ。
なお、コニカミノルタ・ホンダの中野真矢選手は1分59秒016の9番手タイム、新タイヤレギュレーションの影響を受けないダンロップタイヤを今年は履くTECH3ヤマハの玉田誠選手は2分0秒467の16番手タイムを記録した(その他のタイムや順位は結果表を参照の事)。
・FP1の気温は17度、路面温度は24度、湿度は16%。路面状況はドライ。
■250ccクラス 【1日目の情報は随時ここに追加されます】
●250cc午後予選1
250ccクラス初日の暫定ポールは、昨年度の125ccクラスで年間タイトルを獲得したマステルMVAアスパルのアルバロ・バウティスタだ。バウティスタはこの第1予選のトップタイムである1分58秒405を記録し、2005年にダニ・ペドロサが記録したサーキットレコードまで1秒以内に迫っている。
初日の予選第2位は、午前のセッションでも2番手につけていたスコット・チーム所属、強豪のアプリリア公式ライダーがひしめく250ccクラスを今期もホンダのRS250RWで戦うアンドレア・ドヴィツィオーゾ。ドヴィツィオーゾのタイムは1分58秒420。
第1予選3位となる1分58秒467は、昨年のトルコではレースのオープニングラップにおける1コーナーで青山周平選手と接触して転倒、開幕からの3連勝を逃し、今年こそはトルコで開幕からの3連勝を飾りたいアプリリアの筆頭ライダーであるフォルツナ・アプリリアのホルヘ・ロレンソ。トップの3名のタイム差は僅差だ。
日本勢の初日の予選順位は、カタールでの小指の大怪我を負ったにもかかわらず前回のヘレス戦に出場したKTMの青山博一選手が暫定2列目となる8位、暫定3列目の9位にはスコット・チームでホンダを駆る高橋裕紀選手、高橋選手に次ぐ10位にはレプソル・ホンダの青山周平選手がつけた。カンペテーラの関口太郎選手は午前のセッションと同じ24番手だった(その他のタイムや順位は結果表を参照の事)。
なお、前回のスペイン戦のレースウイーク中に顔の骨のほとんどを骨折し、左の足首を複雑骨折して今回のレースを欠場しているジレラのロベルト・ロカテリは、母国のイタリアで顔の再生手術を受け、現在は回復に向かっている。クリニカモバイルの公式ページによれば、本人は母国グランプリであるムジェロからの復帰を目指して治療を続けているが、これは最も損傷が激しかった左足首の回復次第だという。
・予選1の気温は17度、路面温度は34度、湿度は16%。路面状況はドライ。
・イスタンブールのサーキットレコード(250cc)は2005年にD.ペドロサが記録した1分57秒595。
・イスタンブールのベストラップレコード(250cc)は2005年にデ・アンジェリスが記録した1分56秒930。
●250cc午前FP1
250ccクラスの午前のセッション開始時には路面温度が24度まで上がり、昨年のサーキットレコードに2秒差まで迫るタイムが記録されている。このトップタイムをマークしたのは、開幕からの2連勝で今期の圧倒的な強さを見せつけた昨年度チャンピオンであるフォルツナ・アプリリアのホルヘ・ロレンソだった。ロレンソのタイムは1分59秒483。
2番手タイムの1分59秒547を記録したのは、スコット・チームでホンダのマシンに乗る昨年度ランキング2位のアンドレア・ドヴィツィオーゾ。3番手は今期から250ccクラスにステップアップした昨年度の125ccチャンピオンであるマステルMVAアスパルのアルバロ・バウティスタ。バウティスタのタイムは2分0秒163。
日本勢では、レプソルホンダ2年目の青山周平選手が7番手タイムの2分1秒294、今回の2番手につけているドヴィツィオーゾのチームメイトである高橋裕紀選手が9番手タイムの2分1秒666。KTM2年目であり昨シーズンのトルコGPを制した青山博一選手は12番手タイムの2分2秒006、カンペテーラの関口太郎選手は最後尾となる24番手タイムの2分5秒779(その他のタイムや順位は結果表を参照の事)。
・FP1の気温は17度、路面温度は24度、湿度は16%。路面状況はドライ。
■125ccクラス 【1日目の情報は随時ここに追加されます】
●125cc午後予選1
気温が上がり、路面が完全に乾いた午後の125ccクラス第1予選で初日の暫定ポールを獲得したのは、2分5秒739のトップタイムをマークしたポラリス・ワールドのマティア・パッシーニだった。パッシーニは今シーズンのタイトル候補と噂されながらも、開幕からの2戦をマシントラブルを中心とした失意のノーポイントで終えており、今回のトルコからの巻き返しに期待がかかっている。
初日の予選2位は、午前のセッションでも2番手タイムを記録していた現時点のポイントリーダーでもあるバンカハ・アスパルのガボール・タルマクシ。タルマクシのタイムは2分5秒977。
KTMの小山知良選手はこの第1予選で3位となる2分6秒312を記録しており、初日の暫定1列目を確保し好調だ(その他のタイムや順位は結果表を参照の事)。
・予選1の気温は18度、路面温度は34度、湿度は15%。路面状況はドライ。
・イスタンブールのサーキットレコード(125cc)は2006年にJ.オリベが記録した2分3秒825。
・イスタンブールのベストラップレコード(125cc)は2005年にT.ルティーが記録した2分3秒585。
●125cc午前FP1
3週間のオフウイークが明けて最初のセッションとなった125ccクラスのフリー・プラクティス1でトップタイムを記録したのは、MotoGPアカデミー出身のレプソル・ホンダ2年目のライダーであるブラッドリー・スミスだった。
1日目は朝から晴天に恵まれドライ・セッション宣言はされているものの、プラクティス開始時は昨晩の雨の影響などからか路面温度は8度と低く、今回のスミスのトップタイムである2分14秒909は昨年のサーキットレコードから11秒落ちのタイムとなっている。
2番手タイムの2分15秒330を記録したのは、今シーズンに入りバンカハ・アスパルチームに移籍してからは安定して強さを発揮し、前回のヘレスでは自身初のグランプリでの勝利を獲得したガボール・タルマクシ。3番手には2分15秒828を記録したスキルド・レーシング・チームのシモーネ・コルシがつけた。
昨年はマラグーティ・アジョ・コルセから参戦してトルコでは8位を獲得し、今期からはKTMに移籍して自己最高のランキングを狙う小山知良選手は、2分17秒543の12番手タイムを記録している(その他のタイムや順位は結果表を参照の事)。
・FP1の気温は11度、路面温度は8度、湿度は47%。路面状況はドライ。
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