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カピロッシ「カードは全て揃った」
インテリマーク編集部
2007年1月18日

イタリアのスキー・リゾート地で現在スキー・ミーティングを行っているドゥカティー・マルボロ・チームが、2007年仕様のMotoGP800ccマシンであるデスモセディチGP7を、世界中から集まったメディアに向けて正式に公開した。
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■雪上に現れた新型800ccデスモセディチGP7

1月15日から1月19日の5日間が予定されているマルボロ主催のスキー・ミーティングには、2007年のレギュラー・ライダーであるロリス・カピロッシケーシー・ストーナー、ならびにドゥカティーのMotoGPクラス参戦当初から開発ライダーを務めるヴィットリアーノ・グアレスキが、ドゥカティー社の首脳陣やチーム関係者とともに参加している。

ここでは恒例通り、今年も真っ赤な新型デスモセディチが、晴れ渡る青い空をバックに、真っ白な雪の上に登場したようだ。
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■今週の金曜日には雪山を離れ、気温差の激しいセパンに

ドゥカティー・チームは、今週の金曜日には現在いるイタリアのスキー・リゾート地であるマドンナ・ディ・カンピリオを離れ、慌ただしくマレーシアに移動する。真冬とはいえ、零下の気温からいきなり熱帯の地に飛ぶライダーたちは、来週の月曜日からセパン・サーキットで行われる今年最初の合同プレシーズンテストで、改良が進んだ新型800ccマシンとともに姿を現す予定だ。
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昨日はドゥカティー社のCEOであるフェデリコ・ミノーリ氏と、今年からドゥカティー・ワークスに加わったケーシー・ストーナーの雪山からのコメントをお伝えしたが、今回はドゥカティー・デスモセディチGP7を雪上で公開したドゥカティー・コルセのCEO兼ドゥカティー社の製品開発責任者であるクラウディオ・ドメニカリ氏と、ドゥカティーでの参戦5年目にして年間タイトルの獲得を狙うロリス・カピロッシの、今年初の公式コメントを紹介する。

■ドメニカリ氏CEO「GP7は最新鋭の英知」

ドゥカティー・コルセ(ドゥカティー・ワークスの母体であるレース企業)のCEOを務めるクラウディオ・ドメニカリ氏は、今回世界のメディアに向けて公開した800ccマシンのデスモセディチGP7を、ドゥカティー社の最新鋭技術の結晶だと述べ、ここまでのMotoGPプロジェクトにおける技術開発が、ドゥカティー社の市場モデルに多く反映されている事を強調している。
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「ここに自信を持って新しいデスモセディチGP7を紹介します。このマシンの開発プロジェクトには、現在のドゥカティーの最新鋭の英知が詰め込まれています。」とドメニカリCEO

写真「このバイクには様々な技術革新が盛り込まれており、ここまでのテストでは、すでに素晴らしい結果が得られています。特筆すべき点は、このプロジェクトを通して得られる私たちの経験が、市販のロードモデルに反映されるケースが加速的に増えている事であり、それを誇りに思います。」

「今回、ここにロリスと一緒にいられる事を大変に嬉しく思います。5年前に私たちはこの挑戦を1からロリスと一緒に開始し、そして今もそれを続けています。MotoGPプロジェクトは成長を遂げ、すでに新しいシーズンを戦う準備は整いました。ここまで毎年のように進化を続けてきた実績は大変に満足のいくものです。」

「また、ケーシーの参加をひたすら歓迎します。ロリスと彼の組み合わせは素晴らしいの一言につきるでしょう。」

「現在におけるこれらの状況を全てを実現する事は、スポンサーの皆さんの支援が無くてはあり得ませんでした。何年にも渡り私たちを支えてくださった多くのスポンサーに深く感謝するとともに、今回スポンサー活動に加わっていただいたフラッシュメモリーカードやマルチメディア関連商品で世界をリードするSanDisk社を歓迎します。同社は本日、私どもの公式スポンサーとしての提携に至りました。」

■カピロッシ「夢の実現に向けてのカードは揃った」

ドゥカティーのGP参戦初年度から初代990ccデスモセディチで戦い、新時代となる800ccクラスもそのままドゥカティーのライダーとして迎える事になったロリス・カピロッシは、今年は夢を実現するためのカードは全て揃ったと今回の記者会見でコメントし、2007年シーズンのタイトル獲得に向けて意気込みを示した。
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「シーズンを通してみんなが私の事をMotoGPの恐竜だと言うので、以前から使っているカピレックス(Capirex)のロゴを、今回からカピ・Tレックス(Capi-T-rex)に変える事にしました。」とカピロッシ

写真ちなみにT-rexとは、白亜紀の後期に地球を支配したと言われる恐竜、ティラノザウルスの事だ。カピロッシは続ける。

「これで世界GP経歴は18年目に入りますが、1つだけ自信を持って言えるのは、バイクから得られる感覚は以前と何も変わりませんし、今でも本当にレースを楽しめている事です。それに体調もいいので、燃える闘志で新しいシーズンに向けて再び全力を注ぐ準備はできています。」

「ドゥカティーで5年目を迎えられた事についても、1つの大きな業績と言えるでしょうね。すでに何度も言っている事かもしれませんが、あえて繰り返し言わせてもらえば、私はドゥカティーで自分の家族(ファミリー)に巡り会う事ができたんです。それをとても誇りに思いますし、幸せに感じます。」

「チームが最高の状態で今シーズンの戦いに挑む準備はできています。ここまでにも新型バイクでの開発作業は進んでいますからね。フィリッポ・プレツィオージと彼のチーム、それにヴィット(ヴィットリアーノ・グアレスキ)との協力体制はいつも強力ですよ。」

「セパンに戻ってバイクに乗り、新シーズンに向けて準備を進めるのが今から楽しみでたまりません。それに、何年も追い続けてきた結果を達成するのに最高のカードは揃ったように感じています。」


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