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ドゥカティー「ケーシーは転ばなくなる」
インテリマーク編集部
2007年1月17日

現在、MotoGPドゥカティー・マルボロチームは、毎年恒例となったマルボロ主催の合同スキー・ミーティングに参加している。イタリアのスキー・リゾート地であるマドンナ・ディ・カンピリオで毎年行われるこの冬季オリエンテーションは、MotoGPドゥカティー・マルボロチームの他に、F1のフェラーリ・チームが参加する事でも有名だ。
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■今年もドゥカティーはスキー・リゾート地で初ミーティング

今年のMotoGPマルボロチーム対象のスキー・ミーティングは1月15日から19日までの5日間行われ、昨年もこのオリエンテーションに参加したロリス・カピロッシと、今シーズンから初めてドゥカティー・ワークスのライダーとしてデスモセディチGP7で戦うケーシー・ストーナーが、真っ白な雪山の景色を背景に、真紅のウェアに身を包んで雪上に姿を現している。
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■フェラーリは今年からキミ・ライコネンもスキー・イベントに参加

また、フェラーリ・チーム側は、今年からマクラーレンを離れて2009年までのフェラーリとの契約を交わしたキミ・ライコネンと、昨年はミハエル・シューマッハとこのイベントに参加していたフェリペ・マッサが参加しており、当然この2人も真紅のウェアを笑顔とともに雪上で披露したようだ。
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なおフェラーリチームは、ドゥカティー・チームよりも6日早い1月9日から、このスキー・イベントを開始しており、2007年シーズンのフェラーリのチャンピオン奪還に向けてチームの親睦を深め、1月13日にミーティングを完了している。
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■ストーナーは結婚後初の記者会見

MotoGPスキー・ミーティング2日目の1月16日、ドゥカティー・マルボロ・チームは今年初の記者会見をこのスキー・リゾート地で開いている。ドゥカティーのCEOであるフェデリコ・ミノーリと、先週結婚したばかりのケーシー・ストーナーのコメントを以下に紹介したい。
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■ミノーリCEO「ケーシーは転ばなくなる」

ドゥカティーのCEOであるフェデリコ・ミノーリ氏は、今年のスキー・イベントにも最高のメンバーが揃った事を喜ぶと同時に、ドゥカティー社の経営状況も好調である事を、今回の挨拶の中で述べた。

写真「非常に少人数のグループが、並外れた労力をかけ過ぎているのかもしれませんが、これだけ高い才能と技術が集結できるのはほとんど奇跡と言っても良いでしょう。全てのイタリア人の情熱が、去年と同じ高いレベルを今年も実現します。」とミノーリCEO

「全体的な投資費用は非常に高くなっていますが、このコストは会社の予算で完全にまかなう事ができています。レース活動に投じられるほとんどの費用はスポンサー各社からの支援により成り立っており、テレビ映像権やライセンス商品での支援を含め、彼らの重要なサポートに心からの感謝を申し上げます。」

「また、弊社の新型バイクである1098が非常に好調な売り上げを記録しており、その収益が私たちのスポーツ活動への投資を容易にしている事を大変に誇らしく思っています。」

昨年の同イベントでミノーリ氏は、当時のドゥカティー社は財政面で厳しい局面にある事を述べ、および2千万ユーロ(27億円)の経営損失を報告すると同時に、投資の方向性は今後慎重に決定するという経営立て直しに関するスポンサーへの意志表明を行っていたが、今年は一転して好調な会社の経営状況を、誇りを持って発表する事ができたようだ。

また、ミノーリ氏は今年のMotoGP体制について、「チームについても大変満足しています」と述べ、以下の通りコメントをつけ加えた。

「ロリスはすでにバイクの一部と言っても過言ではありません。レースの場面だけではなく、彼は今やドゥカティー全体のイメージを担うようになりました。」
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「そして今度はケーシーの参加です。彼は『クリクリ』と呼ばれる土地の出身ですから、彼に遅く走れと言ってもそれ自体が無理な事です。ケーシーはまだ若く、これから成長に時間の必要なライダーですから、今後さらに安定した走りを見せてくれるでしょう。」

クリクリとは、オーストリアのニュー・サウス・ウェールズ州の小さな街であり、地名には先住民の言葉の『クリクリ(意味:急いで行く)』がそのまま残っている。ミノーリ氏は続ける。

「彼が成長への窓口を開けるように、チームは専任のエキスパートを彼に用意しています。最終的には、ウェイン・レイニーが残した『速いライダーが転ばないライディングを学ぶのは、遅いライダーが速く走る努力をするよりもたやすい。』という言葉が正しい事を、私たちは目の当たりにする筈です。」

「チームの雰囲気はすでに良いみたいですから、スタートとしては最高ですね。私たちはケーシーとロリス、それにチームの全員が実力を発揮し、他のどこをも上回る事を心より願います。」

■ストーナー「フロントの接地感に不安がない」

1週間前に結婚したばかりの21歳のオーストラリア人ライダーであるケーシー・ストーナーは、昨シーズンはスターティング・グリッドで彼のパラソル持ちをしていた18歳の若き新妻であるエイドリアナさんと一緒に、今回のスキー・イベントに参加している。

写真ストーナーは、ドゥカティーのライダーとしての今年初の公式インタビューに答える中、2007年はブリヂストンを履く事で、昨年のように転ぶ心配はなくなるだろうとコメントした。

「ドゥカティーのライダーになれた事以上に嬉しい事なんて他にありませんよ。」とストーナー

「バイクは進化を続けていますし、MotoGPでのデビューから今までで一番戦闘力は高いと思います。ブリヂストンタイヤについても、最初のテストでいい感覚をつかむ事ができました。最高のパッケージを手に入れたと思っていますし、それにドゥカティー・ファミリーの一員になった事が誇れますね。」

「自分にとってMotoGPクラス初年度の去年は1人ライダー体制でしたが、チームメイトと情報を分かち合って戦える体制の方が有利だと思います。ロリスからは確実に多くの事を学べるでしょうし、今の段階で彼以上のチームメイトなんて存在しません。それは今後も変わらないと思います。」

「2006年は何度かミスをしました。フロントの接地感が得られずに転んでばかりでしたが、ブリヂストンを履いてからはその問題を感じません。これからは学習と成長を続けて、最高の結果が得られるように努力します。」

「バイクのパワーには大満足です。ここまでのテストでも1000ccマシンとの違いを全然感じないんです。すべての状況が本当に嬉しく思えますし、このまま進歩を続ける事ができれば最高ですね。」


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