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スーパーアグリのF1撤退表明を受けて本田技研が声明を発表
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インテリワン編集部
  2008年5月6日

スーパーアグリF1チームのF1活動からの全面撤退表明を5月6日に受け、同チームの活動支援をチーム設立同時から全面的に行ってきた本田技研工業株式会社が、この件に関する公式説明を同日に発表している。


■鈴木代表からF1撤退の意向をホンダ側に通告
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先の記事内にて紹介した通り、トルコに機材をまとめて到着したスーパーアグリF1チームがイスタンブール・サーキットへの入場を許可されなかったのは、ホンダ・レーシングのニック・フライCEOが、F1運営側にスーパーアグリのレース活動継続についてゴーサインをまだ出せないとの意見を事前に伝えていた事がきっかけとなったようだが、その数日後、今週末のトルコGPを目前にしてF1活動からの撤退を自発的に表明したのは、スーパーアグリ代表の鈴木亜久里氏側だった。

■本田技研工業としては「非常に残念」

本田技研工業はスーパーアグリのF1活動継続に向けての支援を今年の開幕後も続けてきており、今回の鈴木代表の決定を非常に残念だとしているものの、やむを得ない判断として受け入れたと説明している。
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■本田技研工業株式会社の声明

以下に、本田技研工業株式会社の執行役員、広報・モータースポーツ担当の大島裕志氏からの、スーパーアグリF1チームのF1活動からの撤退表明を受けての5月6日発表の声明を掲載する。

「Hondaは、2005年スーパーアグリF1チーム設立以来、その趣旨に賛同し、エンジン提供をはじめ経済的支援を行ってきました。特に2007年以降、チームの財政状況が 厳しさを増した中で、スポンサー、パートナー獲得にむけてチームと共に様々な話し合いを続けてきました」と大島執行役員。

「2008年シーズン開始にあたり、チームの中期的かつ安定した運営を実現する為に、有力なパートナー候補であった英国 Magma Groupとの交渉をスーパーアグリF1チームが開始する中で、Hondaとしても様々なサポートを提案し3者間で合意にいたる段階まで達していましたが、Magma Group及びその資金提供者から突然、計画を中止する通告がありました」

「その後も引き続き、最善の努力を重ねてまいりましたが、この度、鈴木亜久里代表から、チームが自立した運営基盤を確立する見通しが立たずF1活動から撤退するという説明を受けました」

「スーパーアグリF1チームのF1活動撤退は誠に残念な決定ではありますが、SAF1が自立し将来的にも安定した運営基盤が確保できない状況ではチームの決定はやむを得ないものと受け止めました」

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