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SBKモンツァ決勝、表彰台だけでは満足できない清成選手
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インテリマーク編集部
  2008年5月16日

SBK(世界スーパーバイク選手権)第5ラウンド目となるイタリア戦が、毎年白熱のレース展開を見せるモンツァ・サーキットにて、11万2000人の熱狂的なロードレースファンが見守る中で5月11日に決勝レースの日を迎えた。ここでは、この日に行われた各18周回のレース1とレース2の内容と結果を、各ライダーのコメントなどと合わせて紹介する。
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■スターティング・グリッド、ポールポジションはベイリス
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前日の5月10日に行われたスーパーポールを制し今回のポール・ポジションを獲得したのは、全戦の第4ラウンド終了までに総合2位との差を70ポイント開き、現在のランキング・トップに立つドゥカティーのトロイ・ベイリス。その隣となる1列目2番グリッドには、スーパーポール前の2回の予選では総合トップタイムを記録していたチーム・アルスター・スズキのマックス・ノイキルヒナーがつける。

■昨年のモンツァを制覇した芳賀選手は3番グリッドからのスタート
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3番グリッドには、今期2回の転倒などの影響により今回の第5ラウンドを前にしてのランキングは6位だが、前回のオランダ戦のレース2では2位表彰台を獲得、昨年のモンツァではダブルウインを達成しているヤマハ・イタリアの芳賀紀行選手。1列目最後となる4番グリッドには、SBK初年度にして前回のオランダ戦終了までに3回連続の表彰台を獲得し、ランキングの2位につけるハンスプリー・テンケイト・ホンダのカルロス・チェカ。
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■加賀山選手は5番グリッド、清成選手は8番グリッド

2列目5番グリッドにはチーム・スズキ・アルスターの加賀山就臣選手、6番グリッドにはステリルガルダ・ゴー・イレブンのルーベン・ザウス、7番グリッドはチーム・スズキ・アルスターのフォンシ・ニエト。8番グリッドには今年からSBKでのフル参戦を開始したBSB連続チャンピオン、ハンスプリー・テンケイト・ホンダの清成龍一選手。
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■玉田選手は4列目、中冨選手は5列目、青山選手は6列目スタート

清成選手と同じくフル参戦1年目の今期に3回目のスーパーポール出場を果たしたカワサキPSG-1の玉田誠選手は4列目14番グリッド、前日の午後のフリー・プラクティス中にハイサイドを起こし転倒しているYZFヤマハの中冨伸一選手は5列目17番グリッド。4ストローク選手権は今年が初めてのSBKルーキー、アルト・エボルーション・ホンダの青山周平選手は6列目21番グリッドからスタートする(その他の予選結果詳細はこちらの記事を参照)。


■レース1開始、快調なスタートダッシュのベイリスと加速の伸びるスズキ勢
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3日間のレースウイークを通して晴天に恵まれたイタリアのモンツァ・サーキット、最終日となるこの日の12時からスタートしたレース1開始時の気温は22度、路面温度は36度、湿度は43%だった。

シグナルが消えると同時に快調なスタート・ダッシュを見せたのドゥカティーのトロイ・ベイリス。しかしながら、その後に1コーナーに向けてのストレートでの伸びやかな加速を見せたのは、スズキGSV-R1000を駆る加賀山就臣選手とマックス・ノイキルヒナーのアルスター勢2名だった。


■ホールショットは加賀山選手、チェカはスタート直後にアクシデント
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後方で多くのライダーが左右にぶつかり、その中で1列目4番グリッドからのスタートに出遅れたハンスプリー・テンケイト・ホンダのカルロス・チェカが周りのライダーと激しく接触して失速。チェカが後続集団に飲み込まれる中、1コーナーでホールショットを奪ったのは加賀山選手、2番手にはベイリスがつけ、3番手にはノイキルヒナー、4番手には3列目9番グリッドからの好スタートを見せたステリルガルダ・ゴー・イレブンのマックス・ビアッジが続く。
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スタート直後から勢い良く前に抜け出したこのトップ4台を追うのは、5番手につけたステリルガルダ・ゴー・イレブンのルーベン・ザウス、6番手はヤマハ・イタリアの芳賀紀行選手、7番手にはそのチームメイトのトロイ・コーサー。

■2ラップ目にノイキルヒナーがトップに、不調のビアッジはゆっくり後退

2ラップ目の後半、ノイキルヒナーが加賀山選手とベイリスをパスしてトップにつける中、ペースの伸びない4番手のビアッジはすぐにトップ集団にはついて行けなくなり、その背後にはザウスを交わし5番手に浮上した芳賀選手が迫る。芳賀選手はビアッジを交わして4番手となり、後退するビアッジはチームメイトのザウスにも交わされて6番手に。

■トップを争うスズキ勢2台、加賀山選手が再びトップに浮上
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先頭のノイキルヒナー、2番手の加賀山選手、3番手のベイリスが3台体制のトップ集団を形成して各コーナーで接近戦を見せる4ラップ目、第2集団から抜け出した芳賀選手はベイリスの背後に迫りこのトップ集団は4台構成に拡大。ここで加賀山選手がノイキルヒナーから前を奪い再びトップに浮上。

■またもトップはノイキルヒナー
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ビアッジ、ザウス、コーサーが形成する後方の第2集団にハンスプリー・テンケイト・ホンダの清成龍一選手が加わった頃、最終ロングコーナー入り口でノイキルヒナーは加賀山選手のインを奪いまたもトップに立つ。続く5ラップ目のメインストレートでは4番手の芳賀選手が3番手のベイリスに並びかけ、その直後の1コーナー通過時点の先頭集団の順位はトップがノイキルヒナー、2番手が加賀山選手、3番手が芳賀選手、ベイリスは4番手に後退。


■ややベイリスが遅れ、トップ争いはノイキルヒナー、加賀山選手、芳賀選手の3台に
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その後はベイリスがやや他の3台から遅れはじめ、ノイキルヒナー、加賀山選手、芳賀選手の3台が熾烈なトップ争いを展開する。6ラップ目には加賀山選手がまたもトップに浮上、ノイキルヒナーが2番手となり、芳賀選手はこのスズキの2台の様子をうかがうようにやや距離を取って3番手のポジションを走行するが、7ラップ目には芳賀選手とベイリスの2台が揃ってスズキの2台の背後に接近し、トップ集団は再び4台構成となる。

■ザウスが転倒リタイア

8ラップ目の1コーナー、ここで芳賀選手が深いブレーキングでスズキの2台を交わして先頭に立つ。後方では5番手を争っていたザウスがハイサイドを起こして転倒、そのままリタイアした。ここでビアッジが5番手にポジションを上げ、その後方には6番手となった清成選手。なお、第2集団にコーサーの姿はすでにない。
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■最終コーナーから1コーナーにかけてポジションを奪い合うトップ3台

9ラップ目にはスズキの2台が同時にブレーキングを遅らせて芳賀選手の前に出ると先を争って1コーナーに飛び込む。ここで先頭に立ったのはノイキルヒナー、2番手には加賀山選手、3番手には芳賀選手、4番手にはやや遅れ気味のベイリス。トップの4台から大きく遅れて5番手のビアッジ、清成選手はその後方6番手を走行。


■マシンに問題を抱える加賀山選手がトップ争いから脱落
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10ラップ目、ここでマシンのブレーキに問題を抱えていた加賀山選手はコース序盤のシケインを曲がりきれずに直行、コース外の草の上を通ってからベイリスの手前となる3番手のポジションからコースに復帰するが、11ラップ目の1コーナーでは再びカーブを曲がりきれずにエスケープゾーンを直行。トップの3名からは大きく後退し、幸いコースには復帰できたもののビアッジの僅か手前の4番手となり優勝争いから脱落してしまう。

■周回ごとに順位を入れ替えるノイキルヒナーと芳賀選手

13ラップ目以降はノイキルヒナーの芳賀選手の2台が1コーナーを通過する度に交互にトップのポジションを奪い合う。最終コーナーでは芳賀選手が前に出るが、ストレート加速で1コーナーを先に奪うのはノイキルヒナーの方だ。芳賀選手は深いブレーキングでこれに応戦。


■再びトップ集団に復帰するベイリスと加賀山選手
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先頭のノイキルヒナーが真後ろの芳賀選手から逃れようと必死に逃げる残り2周の17ラップ目、ここで一時はトップ2台から離されかけていたベイリスと、2回のコースアウトにより大きく後退していた加賀山選手が再びノイキルヒナーと芳賀選手の背後にポジションを挽回。先頭集団はまたも4台体勢となり、最終ラップ開始のコントロールラインを先頭のノイキルヒナー、2番手の芳賀選手、3番手のベイリス、4番手の加賀山選手が通過する。遅れて5番手のビアッジと、さらに遅れて6番手の清成選手もメインストレートに進入。
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■玉田選手が最終ラップ直前に転倒リタイア

ここでカワサキPSG-1の玉田誠選手が転倒、13位での完走を目前に無念のリタイアを喫する中で突入した残り1周の18ラップ目、先頭のノイキルヒナーと2番手の芳賀選手が優勝をかけて最後のアタックを開始。3番手のベイリスもトップ2台の背後まで接近するがタイトコーナーではやや遅れ、その真後ろには4番手の加賀山選手が迫る。


■ノイキルヒナーが悲願の初勝利、芳賀選手は2位
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接近戦の優勝争いを制し、最初にチェッカーを受けたのは、第3戦のバレンシアで逃した念願のSBK初勝利を決めたチーム・アルスター・スズキのマックス・ノイキルヒナーだった。最後までノイキルヒナーを追い上げたヤマハ・イタリアの芳賀選手は0.058秒の僅差で優勝は逃したものの2位表彰台を獲得。

■ベイリスは3位表彰台を獲得、加賀山選手は惜しくも4位に

3位は今期8回目の表彰台を獲得したドゥカティーのトロイ・ベイリス。レース前半にトップを争ったチーム・スズキ・アルスターの加賀山就臣選手は、ブレーキトラブルにより失った中盤のタイムをレース後半の追い上げで大きく挽回したが、惜しくも表彰台を逃し4位となった。


■ノイキルヒナー「ドイツ人初のSBK勝利者になれて嬉しい」
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SBK初優勝を今回のレース1で果たしたノイキルヒナーは「SBKで初めて勝てて本当に嬉しい。ドイツ人として最初のSBK勝利者になれた事にも満足しているし、ドイツ国内の反応に今はとても興味がある。レースの前は少し緊張していたが、レース中は大丈夫だった。バイクの感触がとても良く、ストレートでもコーナーでも速かったので先頭を走る事は難しくなかった。芳賀の位置は正確に把握していたし、どうやって彼に勝てばいいかも分かっていたつもり」と喜びのコメントを述べ、2006年シーズン開幕直前にクラフィ・ホンダから突然の解雇通達を受けSBKのシートを失いかけた際、個人スポンサーとなり彼を救った多くのファンが住む母国ドイツの反応に興味を示した。

■チーム・アルスターがノイキルヒナーとの契約を2年更新
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なお、この日から2日後となる5月15日(水)、チーム・アルスターは今期絶好調のマックス・ノイキルヒナーとの契約を2年間更新した事を発表、最底でも2010年シーズンの終了までノイキルヒナーがライダーとしてチームに所属する事を明らかにした。


■芳賀選手「100%全力で戦ったが・・・」
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惜しくも優勝を逃した2位の芳賀選手は「100%全力を出し切って頑張ったが感触はあまり良くなかった。レース2に向けてシャシーとサスペンションのセッティングを変更する」とコメント。


■ベイリス「ノイキルヒナーと芳賀の間に割り込む余地などなかった」
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最後までトップ集団の中で戦い3位表彰台を獲得したベイリスは「いくつかの点でバイクの感触が十分とは言えなかった。特にロングコーナーでは苦しんだが、最終的には3位になれて満足している。マックス(ノイキルヒナー)のSBK初勝利を称えたい。彼とノリ(芳賀選手)は素晴らしいレースを見せたし、自分が彼らの間に割り込む余地などなかった」と述べ、ノイキルヒナーの初勝利に対し祝福の言葉を贈った。


■日本勢のレース1成績

その他の日本勢では、ハンスプリー・テンケイト・ホンダの清成龍一選手が6位、YZFヤマハの中冨伸一選手は3戦連続のポイント圏内となる13位、アルト・エボリューション・ホンダの青山周平選手は18位だった。カワサキPSG-1の玉田誠選手は最終ラップを目前に転倒リタイアしている。


SBKモンツァ戦レース1の結果
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気温22度、路面温度36度、湿度43%、ドライ・コンディションの中で行われたモンツァ戦レース1の結果は以下の通り。

1) マックス・ノイキルヒナー GER チーム・アルスター・スズキ Suzuki GSX-R1000 
2) 芳賀紀行 JPN ヤマハ・モーター・イタリア WSB Yamaha YZF-R1 +0秒058
3) トロイ・ベイリス AUS ドゥカティ・ゼロックス・チーム Ducati 1098 F08 +0秒672
4) 加賀山就臣 JPN チーム・スズキ・アルスター Suzuki GSX-R1000 +0秒771
5) マックス・ビアッジ ITA ステリルガルダ・ゴー・イレブン Ducati 1098 RS 08 +3秒869
6) 清成龍一 JPN ハンスプリー・テンケイト・ホンダ Honda CBR1000RR +5秒995
7) フォンシ・ニエト ESP チーム・スズキ・アルスター Suzuki GSX-R1000 +8秒788
8) カルロス・チェカ ESP ハンスプリー・テンケイト・ホンダ Honda CBR1000RR +9秒374
9) ミッシェル・ファブリツィオ ITA ドゥカティ・ゼロックス・チーム Ducati 1098 F08 +10秒667
10) ヤコブ・シュムルツ CZE ガンダリーニ・レーシング by Grifo's Ducati 1098 F08 +10秒771
11) グレゴリオ・ラビラ ESP ベント-アクシア VK ホンダ Honda CBR1000RR +12秒180
12) トロイ・コーサー AUS ヤマハ・モーター・イタリア WSB Yamaha YZF-R1 +14秒719
13) 中冨伸一 JPN YZFヤマハ Yamaha YZF-R1 +32秒734
14) ロレンツォ・ランチ ITA R.G.チーム Ducati 1098 RS 08 +36秒550
15) セバスチャン・ジンバート FRA ヤマハ・フランス Ipone GMT 94 Yamaha YZF-R1 +36秒607
16) ラッセル・ホランド AUS D.F レーシング - ベルトッチ Honda CBR1000RR +52秒464
17) ルカ・モレリ ITA アルト・エボルーション・ホンダ・スーパーバイク Honda CBR1000RR +56秒929
18) 青山周平 JPN アルト・エボルーション・ホンダ・スーパーバイク Honda CBR1000RR +1分27秒543
19) マイケル・ベック USA ヤマハ・フランス Ipone GMT 94 Yamaha YZF-R1 +1分28秒342
-) 玉田誠 JPN カワサキPSG-1コルセ Kawasaki ZX-10R (16周走行)
-) ロレンツォ・マウリ ITA Spring Ducati ASD Ducati 999 RS (14周走行)
-) ビットリオ・イアンヌッツォ ITA チーム・ペデルチーニ Kawasaki ZX-10R (13周走行)
-) アイルトン・バドビーニ ITA チーム・ペデルチーニ Kawasaki ZX-10R (8周走行)
-) ルーベン・ザウス ESP ステリルガルダ・ゴー・イレブン Ducati 1098 RS 08 (7周走行)
-) レジス・ラコーニ FRA カワサキPSG-1コルセ Kawasaki ZX-10R (3周走行)
-) ロイック・ナポレオン FRA グリリーニPBRチーム Yamaha YZF-R1 (1周走行)
-) カール・マガリッジ AUS D.F レーシング Honda CBR1000RR (0周走行)


■レース2開始直前にラビラとラコーニのメインマシンにトラブル
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気温21度、路面温度は40度、湿度は55%のドライ・コンディションで迎えたレース2、スタート直前に行うウォームアップ・ラップ直前のグリッド上でマシンが動かなくなったベント-アクシア VK ホンダのグレゴリア・ラビラと、ウォームアップ・ラップ中にエンジンが故障したカワサキPSG-1のレジス・ラコーニの2名は、セカンドバイクへの乗り換えを余儀なくされた事からピットレーンに並んでのスタート待ちとなった。


■またも好発進のベイリスと、それを取り囲む3台のスズキ勢

15時30分、レース開始を告げるシグナルが消えると同時にレース2でもドゥカティーのトロイ・ベイリスがレース1と同じく絶妙の好スタートを成功させるが、今回もその背後から1コーナーに向けての伸びやかなストレート加速を見せたのはスズキのGSX-R1000に乗るアルスター勢だった。3台のアルスター勢は1コーナーまでに先頭で逃げるベイリスを取り囲む。

■ホールショットは今回も加賀山選手
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ホールショットを奪ったのは今回もチーム・スズキ・アルスター加賀山就臣選手。2番手にはレース1勝利者であるチーム・アルスター・スズキのマックス・ノイキルヒナー、3番手にはベイリス、4番手には2列目7番グリッドからスタートしたチーム・スズキ・アルスターのフォンシ・ニエトがつける。

5番手にはステリルガルダ・ゴー・イレブンのルーベン・ザウス、6番手はヤマハ・イタリアの芳賀紀行選手、7番手はステリルガルダ・ゴー・イレブンのマックス・ビアッジ、8番手にはハンスプリー・テンケイト・ホンダのカルロス・チェカが続き、さらに後続のライダーたちが低速の第1区間を渋滞しながら長い1列を形成。ここで芳賀選手はザウスを交わして5番手となりザウスは6番手に後退。

■2ラップ目にはノイキルヒナーがトップ、芳賀選手は3番手、清成選手は7番手に

ノイキルヒナーが加賀山選手のインを奪いトップに立った2ラップ目、2列目8番グリッドからスタートしたハンスプリー・テンケイト・ホンダの清成龍一選手が背後からチェカとビアッジの前に入り込みザウスの背後の7番手に浮上。

3ラップ目のコース序盤のシケイン内、ベイリスと芳賀選手が加賀山選手を交わして2番手と3番手に浮上し、加賀山選手が一気に4番手にまで後退する中、ここで清成選手はザウスから前を奪い6番手にポジションアップ。7番手となったザウスの後方ではペースの伸びないビアッジが後続の集団に飲み込まれていく。

■3ラップ目のトップは芳賀選手
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清成選手が食い下がるザウスに6番手のポジションを奪われた頃、芳賀選手はノイキルヒナーを交わしトップに浮上。

1コーナーのブレーキング合戦で芳賀選手がノイキルヒナーからトップのポジションを守った4ラップ目、先頭から8台までのバイクが接近して長い1列のトップ集団を形成する。この集団内の順位は先頭が芳賀選手、2番手がノイキルヒナー、3番手がベイリス、4番手がニエト、5番手が加賀山選手、6番手がザウス、7番手が清成選手、8番手がチェカ。さらに後方からは9番手のコーサーがチェカとの距離をゆっくりと縮める。


■加賀山選手がバリアに激突する激しい転倒
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続く5ラップ目、ここで加賀山選手がコーナーを曲がりきれずにグラベル内を直行。ポジションを落とし慌てる加賀山選手は挽回を試みるが、突如大きなハイサイドを起こして転倒。マシンはグラベル内に飛び込んで沈み、そのまま空中に放り出された加賀山選手は一度ひざから地面に叩きつけられた後に跳ね上がって再び宙を舞い、コース脇のバリアに斜め方向から激しい勢いで突っ込んだ。

写真■肋骨と右ひざを負傷した加賀山選手「ものすごく痛い!」

ここでレースを終える事になった加賀山選手は「ものすごく痛い!あまりに突然の転倒だったので原因は良く分からないし、バイクの進行方向が突如すごい勢いで変わってしまったので防ぎようもなかったが、恐らくコースの端に砂利が乗り上げていたのを踏んだんだと思う。レースが終わったら表彰台の上にいると思っていたが、実際にはクリニカ・モバイルの中だったなんて本当にがっかり。怪我が深刻じゃない事を願っている。明日の朝にものすごく痛くなる事はもう分かってるけどね」とコメントしているが、その後の検査の結果、骨折の有無は不明だが、肋骨と右ひざに大きなダメージを受けた事が判明している。


■7ラップ目にはベイリスがトップに浮上するが・・・

7ラップ目にはベイリスがトップに立ち、そのすぐ後ろからノイキルヒナーと芳賀選手が前を奪いにかかる。このトップ3台のすぐ後方には4番手のニエト、5番手の清成選手、6番手のザウス、7番手のコーサー、8番手にはシケインでミスをして軽くコースアウトしたチェカ、9番手にはD.F レーシングのカール・マガリッジ、10番手にはビアッジが連なる。
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■ベイリスが突然のマシントラブル「とりあえず満足してモンツァを離れられる」

ノイキルヒナーがベイリスを交わして再びトップに立った8ラップ目、芳賀選手もノイキルヒナーに続いてベイリスを交わし2番手に浮上するが、その直後に突然ベイリスのマシンがスローダウン。ここまで好調な走りを見せながら突然のマシン・トラブルによりリタイアする事になったベイリスは、レース2の感想を聞かれて「レース2?まあ今回もポイントをたくさん獲得できたので、満足してモンツァを離れる事はできるとしか言えないね」とコメントした。


■コーサーがバランスを崩してチェカのリアに追突

トップのノイキルヒナーが2番手の芳賀選手を引き離しにかかった9ラップ目、1コーナーに向けてのブレーキング中にバランスを崩したコーサーはチェカの背後からやや斜めになって追突。7番手を争っていた2台はそのまま1コーナーを曲がる事ができずにエスケープ・ゾーンを直行し、それぞれポジションを3つ落とす事になった。
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■ポジション挽回を焦ったチェカが転倒、「すでにリアの感触が悪くなっていた」

焦ったチェカはすぐにポジションの挽回にかかり、激しい追い上げで前方の2台を交わすが、無理がたたってチェカは11ラップ目に転倒、マシンはグラベルに沈みそのままレース2をリタイアした。

今回の転倒についてチェカは「速い集団の中にいるとこういう事もたまには起こる。コーサーに背後から追突された後、いくつかポジションを落としたので挽回しようと激しく攻め込んだが、あの衝撃でリアの感触が悪くなっていたので転んでしまった」と説明している。


■不気味な白煙を背後にまき散らしながらトップに立つ芳賀選手
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11ラップ目の終盤、2番手を走行していた芳賀選手はノイキルヒナーの真横に並びかけてトップを奪うが、この時に芳賀選手のマシン後方から白煙が噴き上がる。一方、2番手に下がったノイキルヒナーの背後にはニエトを交わして3番手となった清成選手が迫っている。

■優勝争いのトップ集団に加わる清成選手

12ラップ目以降のトップ争いは芳賀選手、ノイキルヒナー、清成選手の3台に絞られ、再びここでノイキルヒナーが芳賀選手を交わしてトップに立つ。13ラップ目には1コーナーのブレーキングで芳賀選手が前に出るが、最終コーナー手前のストレートではノイキルヒナーが前に。芳賀選手のマシンの後方からまたも白煙が噴き上がるが、しばらくしてこの現象は収まり事なきを得ている。
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■深いブレーキングでは他を寄せ付けない芳賀選手、加速で勝るノイキルヒナー

14ラップ目の1コーナーでは再び深いブレーキングの芳賀選手がトップを奪い、3番手の清成選手は2番手に後退したノイキルヒナーに並びかけるが前には出られない。15ラップ目の最終コーナー進入ではノイキルヒナーが芳賀選手のインを奪い、2番手となった芳賀選手はこれに食い下がるが、続くメインストレート進入時のトップはまたもノイキルヒナーだった。
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■残り3周、ビアッジが転倒しリタイア

1コーナーのブレーキング合戦ではまたも芳賀選手が先頭に立った残り3周の16ラップ目、ここでザウス、ドゥカティーのミッシェル・ファブリツィオ、D.F レーシングのカール・マガリッジ、ガンダリーニ・レーシングのヤコブ・シュムルツなどと7番手付近のポジションを争っていたマックス・ビアッジが、左コーナーに向けてマシンを倒し込んだところで斜め前方を走行していたシュムルツに接触、そのまま転倒してレースをリタイアした。

■今度は左の小指を骨折したビアッジ「シュムルツがいた・・・」

オーストラリア戦のレース2で骨折した左手首が回復に向かっていたビアッジだが、クリニカ・モバイルの発表によれば、今回の転倒により左手の小指を骨折、薬指にも大きな怪我を負ってしまったようだ。今回の転倒についてビアッジは「レース2ではリアのグリップが得られなかった。コーナー出口で大きく滑って、そのまま3コーナーに進入しようとしたところでシュムルツと接触し、そこで転倒して左手の小指を骨折してしまった。薬指のダメージも大きい」と説明している。


■2番手のポジションをうかがい始める清成選手
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残り2周の17ラップ目、先頭の芳賀選手が背後につける2番手のノイキルヒナーを必死に振り払う中、3番手の清成選手が低速コーナーでノイキルヒナーのインをうかがい始める。
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■最終ラップ、突如として清成選手がトップに浮上!

最終ラップへの突入直後、ここで清成選手はノイキルヒナーのインを奪い2番手に浮上。そのままスパートに入った清成選手はコース中盤の区間で前を行く芳賀選手も交わし、SBK出場5ラウンド目にしてついにレースをリード。団子状態の接近戦となった3台は、最終ロングコーナーに向か中で激しい加速合戦を見せる。コーナー進入と同時にトップの清成選手の真後ろから芳賀選手とノイキルヒナーが迫る。
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■最終コーナーでインに寄せきれなかった清成選手

インをしっかりと閉める事ができなかった清成選手はメインストレート進入に向けての加速にやや苦しみ、ロングコーナーでは芳賀選手が完全に前となる。脱出加速に入る2番手の清成選手にノイキルヒナーがメインストレートで並ぶ。


■三つどもえの激戦を制し、芳賀選手が0.009秒差の勝利!
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僅差のコントロールライン、最初にチェッカーを受けたのは今期2度目の優勝を果たしたヤマハ・イタリアの芳賀紀行選手だった。0.009秒差の2位はチーム・アルスター・スズキのマックス・ノイキルヒナー。

■2位はノイキルヒナー、3位の清成選手はSBKでの初表彰台を獲得

最終ラップ序盤にはトップを奪ったものの、芳賀選手からは0.051秒差、ノイキルヒナーからは0.042秒差の3位となったハンスプリー・テンケイト・ホンダの清成龍一選手はSBK参戦後初の表彰台を獲得した。


■芳賀選手「終盤は作戦など立てられなかった」
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バレンシア戦に続く今期2度目の優勝を獲得し、ランキングの3位に浮上した芳賀選手は「レース2に向けてシャシーとサスペンションのセッティングを変更してからはバイクの感触が良く、どの場所でも激しく攻め込めるようになった。最後の数周は何も戦略を立てられなかったが、チェッカーを受けるまでトップのまま走り切らなきゃいけない事だけは分かっていた。最終コーナーには激しいブレーキングで進入し、そこで清成を交わす事ができた。今日はガレージのスタッフがすごくいい仕事をしてくれたので満足。全員に感謝したい」と喜びのコメントを残した。
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■ノイキルヒナー「芳賀の白煙が見えた時には勝ったと思ったのに」

優勝したレース1に続きレース2でも表彰台を獲得した2位のノイキルヒナーは、「レース1の時と同じバイクにいくつかセッティング変更を加えてレース2には挑んだが、芳賀の方がコーナリング速度が少し速かった。芳賀の後ろを走っていたら突然彼のバイクから煙がひどく噴き出したので、エンジンが壊れたと思い込んで彼がスローダウンするのを待っていたら、なんと彼は全くペースを落とさずにそのまま走り続けてしまい、結局そこから半周回くらいでその煙は出なくなった!最後の数周は激しく芳賀にアタックし続けたが、彼はこっちのラインをうまく抑えていた」と述べており、芳賀選手のマシンから白煙が噴き出した時にはダブルウインの達成を夢見たようだ。
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■清成選手「嬉しいけど悔しい!」

最終コーナー直前まで最終ラップをリードし、SBKでの初の表彰台となる3位を獲得した清成選手は「この結果は本当に嬉しい。でも、レースの内容を思い返すとせっかくのチャンスを見逃していた気がする。それに若干のミスもあり初勝利を逃してしまった。両方のレースで今回もまたスタートには苦しんだが、レース2のペースはレース1の時よりもかなり速くて安定していた。先頭に抜け出した時には本当に興奮した。ノイキルヒナーを交わして芳賀さんが見えた時には抜けるんじゃないかと思ったが、実際にそうなった後の最終コーナーからの脱出時に膨らんでしまった。そこで芳賀さんがイン側に入ったので自分はアウト側になり、スロットルを閉めなければならなくなった」とコメントしており、初表彰台は非常に嬉しいものの、同時に初優勝を逃した事への悔しさもこみ上がった様子だ。
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■日本勢のレース2成績、玉田選手はまたもチェッカー直前のリタイア

その他の日本勢のレース2の結果は、YZFヤマハの中冨伸一選手が4戦連続のポイント圏内となる12位、アルト・エボリューション・ホンダの青山周平選手がポイント圏内まであと1つの16位、チーム・スズキ・アルスターの加賀山就臣選手は5ラップ目に転倒リタイア、カワサキPSG-1の玉田誠選手はテクニカルトラブルに見舞われ、レース1に引き続きこのレース2でも最終ラップ中にリタイアする不運に終わった。

■中冨選手「今後の課題はエレクトロニクスとサスペンション」
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4戦連続してポイントを獲得し、現時点のランキングの20位となった中冨選手は、「乗りやすさを改善するためにレースに向けてはセッティングを変更した。レース1ではミスをしてポジションを落としてしまった。レース2はスタートがうまくいったが、5周を走行したところでリアタイヤの性能が落ち始めてしまったので、今後はエレクトロニクスとサスペンションのバランス調整を進める必要がある」と今後の課題について説明した。

■青山選手「ポイント獲得を狙いトラブルを抱えたまま走り続けたが」
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SBKでの自身最高位となる16位を獲得した青山選手は「レース1の時はバイクから好感触が得られずいいレースができていない。タイヤに問題を抱えていたが、他にも燃料不足のために完走が危ない状態だった。レース2ではセッティングにいくつか変更を加え、スタートがうまくいき最初から13番手につける事ができた。その後は前のライダーたちを頑張って追いかける途中で電気系トラブルを抱えたが、多くのライダーが転倒リタイアしていたので、ポイント獲得を狙いそのまま走り続けた。でもあとちょっとのところでダメだった」と、初ポイントを逃すまでの経緯を説明している。

■玉田選手「土曜日から勢いが消えてしまった感じ」
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モンツァでは2回のレースを連続してチェッカー目前にリタイアする事になってしまった玉田選手は「レース1では転倒、レース2では燃料系の問題を抱えてしまった。土曜日から日曜日にかけて勢いを失ってしまったような感じだが、多くの点で今週はいい兆候があった。予選では確実に進歩が得られているし、バイクのセッティングも全般的に改善が進んでいる」と、金曜日の予選では上位につけたものの、土曜日以降はタイムが伸びなかったレースウイーク中の内容について振り返った。


SBKモンツァ戦レース2の結果
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気温21度、路面温度40度、湿度55%、ドライ・コンディションの中で行われたモンツァ戦レース1の結果は以下の通り。

1) 芳賀紀行 JPN ヤマハ・モーター・イタリア WSB Yamaha YZF-R1 
2) マックス・ノイキルヒナー GER チーム・アルスター・スズキ Suzuki GSX-R1000 +0秒009
3) 清成龍一 JPN ハンスプリー・テンケイト・ホンダ Honda CBR1000RR +0秒051
4) フォンシ・ニエト ESP チーム・スズキ・アルスター Suzuki GSX-R1000 +4秒489
5) ミッシェル・ファブリツィオ ITA ドゥカティ・ゼロックス・チーム Ducati 1098 F08 +10秒272
6) カール・マガリッジ AUS D.F レーシング Honda CBR1000RR +10秒376
7) ルーベン・ザウス ESP ステリルガルダ・ゴー・イレブン Ducati 1098 RS 08 +10秒496
8) トロイ・コーサー AUS ヤマハ・モーター・イタリア WSB Yamaha YZF-R1 +12秒498
9) アイルトン・バドビーニ ITA チーム・ペデルチーニ Kawasaki ZX-10R +19秒429
10) グレゴリオ・ラビラ ESP ベント-アクシア VK ホンダ Honda CBR1000RR +26秒373
11) ロレンツォ・ランチ ITA R.G.チーム Ducati 1098 RS 08 +26秒544
12) 中冨伸一 JPN YZFヤマハ Yamaha YZF-R1 +26秒895
13) ラッセル・ホランド AUS D.F レーシング - ベルトッチ Honda CBR1000RR +27秒761
14) セバスチャン・ジンバート FRA ヤマハ・フランス Ipone GMT 94 Yamaha YZF-R1 +29秒661
15) マイケル・ベック USA ヤマハ・フランス Ipone GMT 94 Yamaha YZF-R1 +1分29秒001
16) 青山周平 JPN アルト・エボルーション・ホンダ・スーパーバイク Honda CBR1000RR (15周走行)
-) 玉田誠 JPN カワサキPSG-1コルセ Kawasaki ZX-10R (17周走行)
-) マックス・ビアッジ ITA ステリルガルダ・ゴー・イレブン Ducati 1098 RS 08 (15周走行)
-) ヤコブ・シュムルツ CZE ガンダリーニ・レーシング by Grifo's Ducati 1098 F08 (15周走行)
-) カルロス・チェカ ESP ハンスプリー・テンケイト・ホンダ Honda CBR1000RR (9周走行)
-) ロイック・ナポレオン FRA グリリーニPBRチーム Yamaha YZF-R1 (9周走行)
-) トロイ・ベイリス AUS ドゥカティ・ゼロックス・チーム Ducati 1098 F08 (8周走行)
-) レジス・ラコーニ FRA カワサキPSG-1コルセ Kawasaki ZX-10R (6周走行)
-) 加賀山就臣 JPN チーム・スズキ・アルスター Suzuki GSX-R1000 (4周走行)
-) ビットリオ・イアンヌッツォ ITA チーム・ペデルチーニ Kawasaki ZX-10R (3周走行)
-) ルカ・モレリ ITA アルト・エボルーション・ホンダ・スーパーバイク Honda CBR1000RR (1周走行)
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■SBK第5ラウンド、イタリア・モンツァ戦終了直後のポイントランキング

モンツァのレース2が終了した時点のポイントランキングは以下の通り。
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1) トロイ・ベイリス [AUS] [ドゥカティ] 194
2) カルロス・チェカ [ESP] [ホンダ] 116
3) 芳賀紀行 [JPN] [ヤマハ] 112
4) マックス・ノイキルヒナー [GER] [スズキ] 111
5) フォンシ・ニエト [ESP] [スズキ] 107
6) トロイ・コーサー [AUS] [ヤマハ] 101
7) ルーベン・ザウス [ESP] [ドゥカティ] 90
8) マックス・ビアッジ [ITA] [ドゥカティ] 65
9) 清成龍一 [JPN] [ホンダ] 65
10) グレゴリオ・ラビラ [ESP] [ホンダ] 59
11) ミッシェル・ファブリツィオ [ITA] [ドゥカティ] 55
12) 加賀山就臣 [JPN] [スズキ] 54
13) ロレンツォ・ランチ [ITA] [ドゥカティ] 49
14) ヤコブ・シュムルツ [CZE] [ドゥカティ] 41
15) カール・マガリッジ [AUS] [ホンダ] 35
16) 玉田誠 [JPN] [カワサキ] 28
17) ケナン・ソフォグル [TUR] [ホンダ] 26
18) レジス・ラコーニ [FRA] [カワサキ] 21
19) ロベルト・ロルフォ [ITA] [ホンダ] 20
20) 中冨伸一 [JPN] [ヤマハ] 16
21) ラッセル・ホランド [AUS] [ホンダ] 13
22) アイルトン・バドビーニ [ITA] [カワサキ] 10
23) セバスチャン・ジンバート [FRA] [ヤマハ] 6
24) ダビ・チェカ [ESP] [ヤマハ] 5
25) マイケル・ベック [USA] [ヤマハ] 1

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