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SBK第2ラウンド、オーストラリア戦スーパーポールの結果 |
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2008年3月1日
2008年度SBK(世界スーパーバイク選手権)の第2ラウンドが、オーストラリアのフィリップ・アイランド・サーキットにて最終予選の日を3月1日(土)に迎えている。
ここでは、2日間の予選総合の上位16名のライダーが、翌日3月2日(日)の決勝レースに向けて上位4列のグリッドを争ったスーパーポールの結果と、予選総合17位以下のライダーのグリッド位置を紹介する。
■SBK第2ラウンド、オーストラリア戦スーパーポールの結果
以下に、青空と良好なドライ・コンディションに恵まれたフィリップ・アイランド・サーキットにて、気温20度、路面温度44度、湿度45%のコンディションの中、現地時間の午後4時から行われたスーパーポールの結果を示す。
1) トロイ・ベイリス AUS ドゥカティ・ゼロックス・チーム Ducati 1098 F08 1分31秒493
2) トロイ・コーサー AUS ヤマハ・モーター・イタリア WSB Yamaha YZF R1 1分32秒011
3) ミッシェル・ファブリツィオ ITA ドゥカティ・ゼロックス・チーム Ducati 1098 F08 1分32秒164
4) カルロス・チェカ ESP ハンスプリー・テンケイト・ホンダ Honda CBR 1000RR 1分32秒373
5) フォンシ・ニエト ESP チーム・スズキ・アルスター Suzuki GSX-R 1000 K8 1分32秒711
6) ヤコブ・シュムルツ CZE Guandalini Racing by Grifo's Ducati 1098 F08 1分32秒714
7) 芳賀紀行 JPN ヤマハ・モーター・イタリア WSB Yamaha YZF R1 1分32秒728
8) マックス・ノイキルヒナー GER チーム・アルスター・スズキ Suzuki GSX-R 1000 K8 1分32秒767
9) ラッセル・ホランド AUS D.F レーシング Honda CBR 1000RR 1分32秒903
10) レジス・ラコーニ FRA カワサキ・PSG-1・コルセ Kawasaki ZX 10R 1分32秒962
11) ルーベン・ザウス ESP ステリルガルダ・ゴー・イレブン Ducati 1098 RS 08 1分32秒983
12) カール・マガリッジ AUS D.F レーシング Honda CBR 1000RR 1分33秒028
13) ロベルト・ロルフォ ITA ハンスプリー・ホンダ・アルセア Honda CBR 1000RR 1分33秒104
14) グレゴリオ・ラビラ ESP ベント-アクシア VK ホンダ Honda CBR 1000RR 1分34秒060
15) ダビデ・チェカ ESP ヤマハ・フランス Ipone GMT 94 Yamaha YZF R1 1分34秒166
16) マックス・ビアッジ ITA ステリルガルダ・ゴー・イレブン Ducati 1098 RS 08 -分-秒-
■午前に8針縫ったベイリスが地元ポールを獲得
第2ラウンドのフィリップ・アイランドにてスーパーポールを制したのは、地元オーストラリア出身の2006年度SBK最年長チャンピオン、2度の年間タイトルを獲得しているドゥカティーのトロイ・ベイリスだった。ちなみにベイリスはこの日の午前の第2予選中に11コーナーでハイサイドを喫し、左肘を8針縫う大きな怪我を負ったばかりだ。
■コーサーはスーパーポール2連続制覇ならず
2番グリッドを獲得したのも同じく地元出身のベテラン、2005年度にやはり2度目のSBKチャピオンに輝いているヤマハ・イタリアのトロイ・コーサー。開幕戦のカタールではスーパーポールを制したコーサーは地元での2連続ポール達成はならなかった。
■ドゥカティー・ワークスが好調、ホンダのチェカも1列目を獲得
オージーのダブル・トロイに次ぐ1列目3番グリッドを獲得したのは、今期からドゥカティー・ワークスのシートを獲得してベイリスのチームメイトとなったイタリア人ライダーのミッシェル・ファブリツィオ。1列目最後の4番グリッドは、カタールの開幕戦では苦戦したホンダの最上位ライダー、MotoGPからSBKに移籍して2ラウンド目となるテンケイト・ホンダのカルロス・チェカ。
■開幕レース2を制したニエトは2列目、1098を手にしたシュムルツも好調
前回の開幕戦レース2にてSBKでの初勝利を達成したチーム・スズキ・アルスターのフォンシ・ニエトはオーストラリアでも好調さを崩さず2列目5番グリッドを獲得。ニエトに次ぐ2列目6番グリッドは、今年はドゥカティーの1200ccマシンである1098を手に入れてかつてない強さを見せるガンダリーニ・レーシングのヤコブ・シュムルツ。
■カタールで負った怪我に苦しむ芳賀選手は2列目を確保
開幕戦レース1の転倒により右手首と右肩を痛め、今週はその痛みに苦しみ予選総合11番手となったヤマハ・イタリアの芳賀紀行選手は、スーパーポールでは順位を4つ挽回して2列目7番グリッドを獲得。2列目最後の8番グリッドは開幕レース1の大半をリードするという活躍を先週は見せたチーム・アルスター・スズキのマックス・ノイキルヒナー。
5大メーカーの中で最も不調の開幕戦を過ごしたカワサキ勢だが、今回のスーパーポールではカワサキPSG-1のレジス・ラコーニが3列目10番グリッドを確保している。
■マックス・ビアッジはギアのシフトレバーが折れてタイムアタックを断念
なお、開幕戦ではレース1とレース2の両方で表彰台を獲得し、今回は第2予選まで総合8番手につけていたステリルガルダ・ゴーイレブンのマックス・ビアッジは、スーパーポールのウォームアップ・ラップ中にギアのシフトレバーが折れた事からタイムアタックを断念、ノータイムとなった事から4列目最後の16番グリッドにポジションを下げている。
■17位以下の予選結果
以下に、スーパーポールへの進出を果たせなかった予選総合17位以下のライダーの予選タイムとグリッド順を示す。
17) ロレンツォ・ランチ ITA R.G.チーム Ducati 1098 RS 08 1分33秒416
18) 玉田誠 JPN カワサキ・PSG-1・コルセ Kawasaki ZX 10R 1分33秒460
19) 清成龍一 JPN ハンスプリー・テンケイト・ホンダ Honda CBR 1000RR 1分33秒522
20) セバスチャン・ジンバート FRA ヤマハ・フランス Ipone GMT 94 Yamaha YZF R1 1分33秒715
21) ケナン・ソフォグル TUR ハンスプリー・テンケイト・ホンダJr Honda CBR 1000RR 1分33秒728
22) 中冨伸一 JPN YZFヤマハ Yamaha YZF R1 1分33秒833
23) ビットリオ・イアンヌッツォ ITA チーム・ペデルチーニ Kawasaki ZX 10R 1分34秒088
24) 青山周平 JPN アルト・エボルーション・ホンダ・スーパーバイク Honda CBR 1000RR 1分34秒220
25) アイルトン・バドビーニ ITA チーム・ペデルチーニ Kawasaki ZX 10R 1分34秒291
26) ルカ・モレリ ITA アルト・エボルーション・ホンダ・スーパーバイク Honda CBR 1000RR 1分34秒345
27) ロイック・ナポレオン FRA グリリーニPBRチーム Yamaha YZF R1 1分38秒220
■加賀山選手の復帰はバレンシアから
ヤマハ・イタリアの芳賀選手を除く日本勢は、今回のオーストラリア戦も開幕ラウンドに続きスーパーポールへの進出を果たす事ができていない。なお、スズキ・アルスターの加賀山選手は、開幕戦レース2の転倒時に左の鎖骨を骨折した事から今回のオーストラリア戦を欠場しており、復帰は次回2週間後のバレンシア戦からとなる。
■開幕戦に続きチャタリングに苦しむ玉田選手はマシントラブル
カタールに続き今回のオーストラリアでも、チームメイトのラコーニと同様にチャタリングの問題に初日から苦しんだカワサキPSG-1の玉田誠選手は、この日の午前の第2予選中にテクニカルトラブルに見舞われてマシンが停止、その後はスペアマシンで走行を再開したが、乗り換えたマシンはハンドリングに問題がありタイムを縮める事ができずに5列目18番グリッド。ちなみに10番グリッドを獲得したラコーニは、2日目に入りチャタリングの問題をすでに解消しつつあるという。
■清成選手は今回もマシン調整に苦戦
過去のトロイ・ベイリスと同じくBSBチャンピオンとしてSBKフル参戦を今年から果たしたテンケイト・ホンダの清成龍一選手は、今回もマシンのセッティングに難しい面を抱えてタイムを伸ばす事ができておらず、玉田選手に次ぐ5列目19番グリッドとなった。
■中冨選手と青山選手は6列目スタート
SBK3年目のシーズンを戦うYZFヤマハの中冨伸一選手は6列目22番グリッド、4ストロークSBKマシンを学習中の元グランプリ250ccライダーの青山周平選手は6列目24番グリッドから第2ラウンドをスタートする。
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