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2006年12月2日
先日のヘレスでのMotoGP合同テストにイルモアのライダーとして参加し、高速コーナーで転倒して大怪我を負ったジェレミー・マクウイリアムスに関する続報が入っている。
合同テスト3日目の11月30日、ヘレス・サーキットでの午後の走行開始時に、4コーナーを通過中に転倒して左大腿骨と右鎖骨を骨折、左指を負傷した42歳のベテランライダーであるジェレミー・マクウイリアムスは、事故直後にサーキット近くの病院に搬送され、現在は無事に回復の方向に向かっているという。(写真はイルモアX3に乗るギャリー・マッコイ)
■回復に向かうマクウイリアムス
イルモアは、事故翌日の12月1日に、ジェレミー・マクウイリアムスが回復の方向に向かっている事を伝えられて幸いとする公式リリースを発行した。マクウイリアムスは、病院側の準備が整う12月4日に手術を受けるという。
彼が転倒時に使用していた800ccマシンであるイルモアX3から採取されたデータからは、特にマシンとしての異常値は確認されていないようだ。
■マクウイリアムス「指は以前の事故で前からだめになっていた」
また、今回の事故でジェレミー・マクウイリアムスは左指の1本を失う事を明らかにしているが、この指は過去の事故で骨折してから殆ど使う事のなかった指であり、これからのレース活動に支障が生じない事を本人は周囲に伝えたかった様子だ。
「すごく速い速度で走行中に、少し宙返りをするような感じになりました。」とウイリアムス。
「ヘレスの医師の方々は優秀ですし、足の骨折は非常に素直な折れ方だと言ってくれています。回復には4〜5週間が必要みたいですが、それからは歩くこともリハビリもできるようです。」
「骨折箇所を細い金属棒(ピン)で固定する手術が必要になりますが、これは病院が手術に必要な準備を整え次第行われます。鎖骨も折れていますが、自分にはその実感があまりありません。」
「そうですね、確かに指の1本の一部を失う事になりますが、まわりに言い続けているのは、以前にもこの指を骨折していて、どっちにしてもあんまり使い道がなかった1本だったって事ですよ!」
■イリエン「またX3に乗りたいと言ってくれたのは驚き」
イルモアのチーム・オーナーであるマリオ・イリエンは、今回の事故原因がすでに調査中である事を述べ、一刻も早くマクウイリアムスが回復できる事を望むとコメントした。
「まず何よりも先に、ジェレミーにひどい後遺症が残るような事故にならなかった事を嬉しく思います。」とイリエン。
「もちろん、事故原因については出来る限り早く究明しますし、チームはすでに事故時のデータ分析を行っています。」
「昨日(11月30日)の午前中に、チームのライダーであるマクウイリアムスと(アンドリュー)ピットはハンドリングまわりの作業を行い、チームがバイクをセッティングするのに有効なデータを提供してくれており、マシンの性能を改善する事ができています。」
「昨日の事故は除きますが、テストそのものは私たちにとって新しい進展の得られたいいテストでした。」
「この場を借りて、ジェレミーが早く回復してくれるように祈ります。また、彼が自分たちのマシンのX3に乗りに戻りたいと言って驚かせてくれた事を嬉しく思います。」
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