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2006年12月1日
11月30日に行われたヘレスでの合同テスト最終日、2006年最後のサーキット走行をトップタイムで飾ったのは、今年のMotoGPクラスでルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得したレプソル・ホンダのダニ・ペドロサだ。
■最後に予選タイヤでアタックしてのトップタイム
ヘレス3日目のこの日、ペドロサはシャシーとエンジンのセッティングを何度も調整し直して走行しており、ライダーの冬季休み中にマシンの開発を進めるHRCのスタッフにとって価値のあるデータを提供している。
1日に94周回という、今回の合同テストに参加したライダーのうちで最も多いテスト周回の中で、全ての調整を改めて行ったというペドロサは、午後の遅くからミシュランタイヤのテストを行っている。
その全ての作業の締めくくりとして予選タイヤに履き替えたペドロサは、同じくミシュランの予選タイヤで最後にアタックしたバレンティーノ・ロッシを0.213秒上回る1分39秒910を1回のタイムアタックで記録し、2006年最後の走行をトップタイムで飾った。
■ペドロサ「ちょっとくつろぎたい」
1年のまとめとして、RC212Vの来年に向けてのチェックを多くこなしたペドロサは、新しいマシンの挙動を調べる上で予選タイヤを履いたのは正解だったとコメントしている。
「今日はとにかく全ての作業を改めて行っています。」とペドロサ。
「午前はシャシーとエンジンのテストから始めて、その後はミシュランタイヤのテストに集中しました。今日の最速ラップには予選タイヤを使いましたが、RC212Vはまだ新しいマシンなので、予選タイヤの挙動を調べるのも重要ですから、試しておいて良かったと思います。」
「もちろん、まだ次のシーズンが始まるまでにやっておくべき事だらけですが、今回のテストではいい兆候が見られました。これから冬休みに入りますので、1月のテストに備えて少しくつろいでおきたいですね。」
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